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理想の眉を目指す眉アートメイクの持続期間とリスク・失敗を防ぐ方法

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女性が笑顔で前を向いている画像

理想とする眉の形や色味を目指せる眉の医療アートメイク(以下:眉アートメイク)は、日々のメイク時間を短縮できて、水や汗で眉が崩れる心配がないといったメリットがあります。

眉アートメイクで毛を描く際はいくつかの技法があって、それぞれ再現できる毛並みや色味の濃淡、立体感などが異なります。そのため、「思っていた仕上がりと違う」などの失敗を防ぐためには、毛を描く技法ごとの特徴はもちろん、自然な仕上がりを目指せる眉のデザインの決め方を知っておく必要があります。

また、眉アートメイクは年月の経過とともに退色するので、事前に持続期間の目安と退色した際の対処方法を把握しておくことが、美しい眉の形や色味の維持につながります。眉アートメイクは医療行為にあたるので、誤った施術方法によるトラブルや失敗を回避するために、必ず医療機関で施術を受けてください。

眉の表皮に色素を注入する眉アートメイク

皮膚の断面図の画像

先端にニードル(針)が付いているアートメイク専用の医療器具で、表皮と呼ばれる皮膚の薄い層(皮下0.01mm~0.03mm)に染料を注入して、色素を定着させることで眉をデザインする美容の施術を眉アートメイクといいます。ニードルで眉の表皮に微細な傷をつけながら染料を注入することで、眉の毛流れや形状をデザインします。

毛並みを1本ずつ描いていく手法や、色味・濃淡を細かく調節(グラデーション)しながら眉をデザインする手法によって、毛流れや色味が自然に仕上がることから、男性からも注目されている施術です。「眉の形に左右差がある」「アイブロウメイクにかかる時間を短縮したい」「運動後にアイブロウメイクが崩れやすい」といった悩みを改善へ導きます。

医療機関によって異なるアートメイクの染料

眉アートメイクで使用される染料には、マスカラやアイシャドウと同様に金属成分(酸化鉄)を含むものがあって、国内産・外国産ともに数多くの製品があります。一般的には、FDA(米国食品医薬品局)認可の染料は金属成分の含有量が少なくて、人体への害も基本的にないと示す医療機関も少なくありません。

一方で、KFDA(韓国食品医薬品安全庁)認可の染料は、人体に悪影響を及ぼす恐れのある細菌の滅菌が義務付けられていることから、安全性が高いのはKFDA認可の染料と示す医療機関もあります。また、国内産の場合、2020年6月時点で厚生労働省から認可されている染料はありません。

医療機関によって取り扱っている染料の種類は異なるので、染料の種類が気になる方は施術を受ける前に、どのような染料を使っているか医療機関へ確認してください。

アートメイクの施術後にMRI検査を受ける際は相談する

金属成分の含有量が多い染料は電気を通しやすいことから、MRI検査で発生する磁場の変化によって渦状の電流が発生して熱を帯びることで、まれに注入した部位に軽いやけどが生じる場合があります。

BioTouch社製の染料など、FDAやKFDAといった公的な機関から認可されている染料は、金属成分の含有量が少なくて注入した後も検査を受けることが可能なものが多いとされています。ただし、MRI検査を受ける際は、やけどのリスクを防ぐためにアートメイクを施していることを事前に伝えて、検査を受けても問題がないか相談してください。

眉アートメイクは除去することが可能

万が一、仕上がりに満足できなかった場合、次のような医療レーザーや除去剤を用いたアートメイク除去の施術を受けることで、徐々に色素を薄くして除去を目指すことが可能です。ただし、医療機関によっては他院で施した眉アートメイクの除去には対応していない場合があります。

金属成分が少ない染料の除去 ・ピコレーザー
・YAGレーザー
・除去クリーム
金属成分を多く含む染料の除去 ・CO2レーザー
・外科手術
・除去クリーム

一度注入した染料を除去するためには、何度か繰り返し除去の施術を受ける必要があります。また、医療レーザーによる除去をおこなう際は眉アートメイクの色素だけに反応するようにレーザーを照射しないと毛根をつくり出すメラニン色素までもが破壊されて、眉毛が生えてこなくなる可能性があります。

色素を消したい部位に肌色の染料を注入して目立たなくする方法もありますが、地肌の色と完全には一致しないことがあります。アートメイク除去の施術が必要となる失敗をしないためにも、施術者に理想とする眉の仕上がりをしっかりと伝えて、細かくデザインを確認しながら微調整をおこなうことが大切です。

眉タトゥーとの違いは染料を注入する皮膚の深さ

アートメイクとタトゥーの注入する深さ

眉アートメイクは眉タトゥーと混同されがちですが、染料を注入する皮膚の深さが異なります。前者は表皮に、後者は表皮よりも深い皮膚の層である真皮へ染料を注入します。

眉アートメイクの持続期間は1年〜3年で眉タトゥーは半永久的

表皮は約6週間をかけて新陳代謝による皮膚細胞の生まれ変わりを続けていて、このサイクルを肌のターンオーバーといいます。表皮に注入した染料もターンオーバーによって徐々に皮膚の表面に押し上げられて、やがて垢となり体外へ排出されるのです。そのため、表皮へ染料を注入する眉アートメイクは、1年〜3年ほどをかけて退色していきます。

一方で真皮は、表皮のように定期的に細胞が生まれ変わるターンオーバーはおこなわれません。そのため、真皮へ染料を注入する眉タトゥーの場合、染料が皮膚の内部にとどまり続けることから色素が半永久的に残るとされます。

一度施した眉タトゥーを除去するためには、医療マシンから照射されるレーザーによって色素を除去する施術のほか、外科的な手術では皮膚移植をおこなって色素を取り除く方法などがあります。また、金属成分の含有量が多い眉タトゥーの染料は、眉アートメイクと同様にMRI検査を受ける際に発熱することがあります。

眉アートメイクの施術が向いている方

  • 毎日のメイク時間を短縮したい方
  • 素顔での外出に抵抗がある方
  • 年を重ねるにつれて眉が薄くなってきた方
  • 汗をかく度にメイク直しをするのが面倒な方
  • 左右非対称な眉が気になる方
  • 過度な抜毛によって眉が生えてこなくなった方

眉アートメイクのデザインの決め方と毛の描き方

女性の目元アップの画像

眉アートメイクにおけるデザインの決め方

眉アートメイクのデザインは一般的に人が美しいと感じる「黄金比率」をもとに、一人ひとり異なる顔の骨格や輪郭に合わせて決めていきます。実際は目盛りのついたコンパスのような眉デザイン専用の器具を使用して、眉のガイドラインを描いた後、好みのデザインを目指して形状や色味を微調整していきます。

染料の色味はこげ茶色やグレーがかったブラウンなどさまざまな種類があって、眉アートメイクでは複数の染料をブレンドして理想の色味に近づけます。

眉の黄金比率

眉の黄金比率を示したイラスト

眉頭は小鼻の延長線上に設定

鼻すじから自然につながるラインである、小鼻の延長線上に眉頭があると骨格が際立って見えます。眉頭は顔の印象に関わる重要な部位とされていて、このラインが中心に寄るとキリッとした印象に、中心から離れると優しい印象を与えます。

眉山は黒目の外側から目尻の間に設定

眉山は、黒目の外側から目尻までの間の真上に設定すると、バランスの良い自然な仕上がりになるとされます。顔の骨格によってベストな位置は異なりますが、眉山が目尻よりも外側に出ると顔全体が横に広がって見えて立体感がなくなる傾向です。一方で、眉山が黒目よりも内側に寄ると顔のパーツが中心へ寄った印象になって、面長の人は縦の長さが強調されて見えます。

眉尻は小鼻または口角と目尻の延長線上に設定

顔の横幅が短い面長の人は、口角と目尻の延長線上に眉尻を設定することで引き締まった印象の顔立ちを目指すことができます。反対に、顔の横幅が広い丸顔の人は小鼻と目尻の延長線上まで長めに眉のラインを引いて、眉尻の高さは眉頭と同じ、または眉頭よりもやや上が理想とされているデザインです。

眉アートメイクにおける毛の描き方

眉アートメイクで毛を描く方法は、主に次のような種類があります。

1D(エリア) 2D(エリア+グラデーション)
「エリア」とも呼ばれるテクニックで、眉頭から眉尻まで色味の濃淡を設けず均等に仕上げる方法
アイブロウペンシルで描いたようなシンプルな仕上がりで、ほかの方法に比べると立体感は出にくい
1Dの技術に加えて、眉頭は薄く、眉尻は濃くグラデーションを設定することで立体的な眉に仕上げる方法
3D(ストローク) 4D(グラデーション+ストローク)
毛並みを1本ずつ描いて自然な毛流れを再現する技法の「ストローク」によって、本物の眉に見えるように仕上げる方法 2Dと3Dの両方を用いた、高い技術が必要な毛の描き方
2Dをベースに3Dを施して自然な毛流れと立体感を出すことで、より本物に近い質感の眉に仕上げる方法

上述した毛の描き方が医療機関で普及する以前は、眉を塗りつぶしたかのような立体感がない不自然な仕上がりになることもありました。しかし、昨今の施術では細かい毛並みや色味の濃淡を再現できるようになったことで、自然な仕上がりを目指すことが可能です。

なかでもアートメイクの施術を専門としている医療機関では、流行のメイクや希望に合わせて眉の色・太さ・長さをより細かくデザインできる施術者が在籍しています。

アートメイクにはニードル注入とマシン注入がある

アートメイクはペン型の医療器具を使用して手作業で染料を注入する「ニードル(針)注入」と、先端がミシンのように自動で振動するアートメイク専用のマシンを使用した「マシン注入」があります。

手作業によるニードル注入は、先端にニードルがついたペン型の医療器具をつかい、施術者が一針ずつ染料を注入していく方法です。自然な毛並みや濃淡を再現しやすいという特長がある一方で、仕上がりは施術者の技量によって差が生じる傾向にあります。

マシン注入はニードルが自動で振動するアートメイク専用の器具をつかって、染料を注入していく方法です。マシンによる作業なので自然な毛並みではなくて、色ムラのないマットな眉に仕上がりやすいです。また、手作業のニードル注入に比べると施術時間が短い傾向です。

  • ニードル注入が向いている方
    本来の眉毛に近い自然な毛並みを希望している方
  • マシン注入が向いている方
    アイブロウパウダーをのせたようなやわらかい質感の眉を希望している方

医療機関によって対応しているアートメイクの施術は異なるので、染料の注入方法が気になる方は事前に医療機関へお問い合わせください。

眉アートメイクの施術回数や痛みとダウンタイム

眉に指をあてて鏡を見ている画像

理想の眉に仕上がるまでに必要な施術回数は2回~4回

眉アートメイクは1回の施術で色素が定着するケースは少なくて、一般的には2回~4回ほど施術を繰り返すことで理想の仕上がりを目指します。1回あたりの施術で色素が定着する程度や色味の出方は個人差があるので、初回は眉の土台作りをして、2回目以降で理想の仕上がりを目指して眉の形や色味の調整をおこなっていきます。

また、2回の施術を1セットのメニューとして扱っている医療機関も少なくありません。脂性肌の方や汗をかきやすい方など、アートメイクの染料が油分や水分で弾かれて色素が定着しづらい肌質の場合は、さらに施術回数を重ねることで色素の定着を目指すことが可能です。

施術を受ける際、初診時はカウンセリングや眉をデザインする時間が設けられるので、トータルで2時間~4時間ほどかかります。施術自体の時間は1時間~2時間程度が目安です。

2回目以降の施術は2週間~3週間ほど間隔を空けて受ける

アートメイクは前回受けた施術によって傷ついた皮膚が2週間~3週間ほどをかけて回復した後に、再び染料を重ねて注入することで色素が定着しやすくなる傾向です。そのため、2回目以降の施術は短くとも2週間〜3週間ほどの間隔を空けて受けることが推奨されています。

また、前回の施術を受けてから1カ月以上の間隔が空いた場合でも、アートメイクの仕上がりや持続期間などに影響はないとされています。

眉アートメイクの施術時の痛み

眉アートメイクはクリームタイプの麻酔を塗布して染料を注入していくので、個人差はありますが痛みは感じにくいとされている施術です。施術中は毛を抜く際のような感覚がある程度とされていて、途中で麻酔がきれて痛みを感じはじめた場合は麻酔の追加が可能です。

ただし、医療機関によっては麻酔の追加は別途で費用がかかる場合があります。痛みを感じる程度は当日の体調によっても変わるので、施術を受ける前日は十分に休息を取るようにしてください。

眉アートメイクの施術を受けた後の経過とダウンタイム

施術直後(当日) ・内出血による赤みや腫れ
・眉に軽微な痛みを感じる場合がある
2日~3日後 ・赤みと腫れが落ち着きはじめる
・眉にかさぶたができて痒みが生じる
・かさぶたによって一時的に眉が濃くなったように感じられる
5日~7日後 ・かさぶたが剥がれはじめる
・自然な色味に落ち着きはじめる

眉アートメイクのダウンタイムは1週間ほどが目安です。施術を受けた後の1週間前後は、創部(施術による傷口)からの細菌感染を防ぐために、できるだけ眉を触れないように注意して過ごしてしてください。

また、施術部位の腫れや出血に加えて感染症を防ぐために、過度な運動・アルコールの摂取・温泉・サウナは2週間ほど避けることが推奨されています。万が一、痛みや腫れ、赤みが1週間以上続く場合は、施術を受けた医療機関に相談してください。

施術を受けた後に外出を控える必要はとくにありませんが、かさぶたが生じる期間は一時的に眉が濃く見えることがあります。眉の濃さが気になる場合は、保湿剤のワセリンを塗った上から肌色のフェイスパウダーをのせることで色を薄く見せることができます。

眉アートメイクのリスクと施術を受けられない方

女性が悲しんでいる画像

  • 感染症のリスク

施術で使用する医療器具や施術現場の清掃・消毒といった衛生管理が適切におこなわれていなかったり、一度使用したニードルを使いまわしたりしていた場合、施術部位の腫れやB型肝炎・エイズ(HIV)などの感染リスクがあります。

感染症のリスクを防ぐために、施術を予定している医療機関でどのような衛生管理がおこなわれているか、アートメイクで使用するニードルはディポーザブル(使い捨て)であるか診察やカウンセリング時に確認してください。

  • アレルギー反応のリスク

皮膚が染料に反応してアレルギーをおこした場合、腫れが治まらなくなるリスクがあります。そのため、アレルギーの自覚や心配がある方は、事前に施術者に伝えてパッチテストを受けてください。

パッチテストには肌の目立たない部位にニードルで微量の染料を注入して異常が出ないか確認するものや、染料のみを肌に直接塗布して経過を見るものなどがあります。パッチテストの結果、過剰なアレルギー反応が認められた場合は施術を受けることができません。

眉アートメイクの施術を受けられない方

パッチテストで過剰なアレルギー反応が認められた方、妊娠中の方、血液の病気を伴う方、ケロイド体質の方は施術を受けることができません。そのほかにも、眉アートメイクの施術を受ける以前に、以下の美容施術を受けた方は一定の間隔を空ける必要があります。

眉アートメイクを受ける際に間隔を空ける必要のある施術

眉ブリーチ 肌がダメージを受け色素が定着しにくくなっている状態なので、最低2週間以上は空ける
レーザー・光治療 肌がダメージを受けて色素が定着しにくくなっている状態なので、最低2週間以上は空ける
ピーリング 肌のターンオーバーの周期が短くなっていて、色素が退色しやすい状態なので、最低1カ月以上は空ける
眉間や額へのボツリヌス注射 眉のデザインが崩れる可能性があるので、最低1カ月以上は空ける
美容整形 顔の外科的な手術は輪郭や表情が大きく変わるので、最低3カ月以上は空ける

眉アートメイクを受ける前に知っておくべきこと

スタッフが患者に説明している画像

眉アートメイクに多い失敗を回避する方法

主に挙げられる眉アートメイクの失敗は「仕上がりの不満」「年月の経過による変色」「色素がいつまでも抜けない」などですが、次のような方法によって失敗を回避することが可能です。

眉の太さや色の濃さは微調整して仕上げる

1回の施術で理想の眉に仕上げようとすると、眉の色が濃すぎる、太すぎるなど「思っていた仕上がりと違う」といった失敗につながる可能性があります。

眉アートメイクは基本的に2回~4回ほどで施術を繰り返しおこなうので、1回目は色味を薄くラインも細めに仕上げて、1回目における眉の色味や形を確認しながら、2回目以降で濃さや太さを微調整していくことで大きな失敗を回避できます。

また、眉アートメイクでは眉のベースだけを作って、眉頭・眉山・目尻の形は日々のメイクで整えるようにすると、施術を受けた後も自身の好みに合わせて眉の形を変えることが可能です。

年月の経過による変色はリタッチで補う

黒い染料には青い色素、ブラウンの染料には赤い色素が含まれているという特徴から、年月の経過とともに青みがかった色や、赤茶色に変色することがあります。とくにライトブラウンなどの明るい色は色落ちしやすくて、施術の際に使用した染料の種類や品質によっても変色のリスクが異なるとされています。

年月の経過で変色した部位は、染料を新たに追加するリタッチの施術によって目立たなくすることが可能です。また、色素が定着するまでは施術部位を強くこすらない、しっかり保湿をするなどのセルフケアをおこなうことで、色の持続期間を伸ばすことができます。

医療機関以外では施術を受けない

眉アートメイクにおいて本来は表皮に注入するべき染料を、施術者が誤って真皮まで注入してしまった場合、タトゥーのようにいつまでも色素が残ってしまいます。

これは医師免許を持たない施術者が、浅い知識・技術のもとでおこなった結果生じることがあります。アートメイクは医療行為にあたるので、医療機関で医療従事者のみが施術をおこなうことが認められています。染料の誤った注入方法による失敗を回避するために、眉アートメイクの施術は必ず医療機関で受けてください。

眉アートメイクの施術を受ける前後の注意点

施術前

  • アルコールやカフェインは血行を促進する作用があることから、施術の際に出血しやすくなるので、施術を受ける前日から当日の摂取は控える
  • メイクの好みや雰囲気を伝えるために、眉のデザインを決める際は普段通りのメイクで受診する

施術後

  • 日焼け止めの塗布は施術を終えた1週間後から可能なので、施術部位になるべく紫外線があたらないように、外出時は帽子をかぶるなどしてケアする
  • 眉以外のメイクは施術直後から可能だが、アイブロウメイクは1週間ほど避ける
  • 創部からの感染症を防ぐために、メイクブラシやアイシャドウチップなどのメイク用具は清潔な物を使用する
  • 化粧水や乳液などの化粧品を使用する際も眉に触れないようにする
  • 洗顔をおこなう際は刺激を与えないように、軽く洗い流す程度にする
  • 眉に腫れや赤みがある間は、入浴を控えてシャワーだけですませる

医師免許を持たない違法業者に注意

近年は違法業者の取り締まりが強化されているものの、国民生活センターが発表した資料にもあるとおり、過去の2006年~2011年を対象としたアートメイクの危害に関する相談事例においては、全体(総数:121件)の95%が医師免許を持たない無資格者による施術と思われる事例だったことが判明しています。

医師免許を持ったドクター、またはドクターの指導を受けた看護師以外がアートメイクはの施術をおこなうことは医師法違反となります。施術のトラブルを避けるためにも、アートメイクは必ず医療機関で受けてください。

眉アートメイクの施術の流れと料金相場

(1)問診票の記入・カウンセリング・診療

問診票に必要事項を記入して、眉アートメイクの施術方法や注意点などについての説明を受けます。アレルギーの有無や施術に関する希望、服用している薬がある場合は伝えてください。

(2)眉のデザイン決め

理想の眉、骨格や輪郭、普段のメイクなどにあわせて、施術によって仕上げる眉の太さや形・色味といったデザインを決めていきます。

(3)麻酔

施術部位にクリームタイプの麻酔を塗布します。皮膚にしっかり浸透するように、30分ほど時間をおいてから施術をおこないます。

(4)施術

先端にニードルがついたアートメイク専用の医療器具を使用して、痛みの程度や皮膚の状態を確認しながら少しずつ染料を注入していきます。ニードルは衛生面を考慮して、使い捨てのものを使用します。施術を複数回受けて理想の眉を目指す場合は、2週間~3週間後を目安に再び施術を受けます。

(5)クーリング・終了

赤みがある場合は施術部位のクーリングをおこなった後に、ダウンタイムにおける注意点や自宅でのアフターケア方法について説明を受けて終了です。医療機関によっては保湿剤のワセリンが処方されることもあるので、その場合は3日間ほど塗布します。

眉アートメイクの施術にかかる料金目安

施術回数 料金目安
1回 40,000円~90,000円
2回セット 70,000円~150,000円

眉アートメイクは基本的に自由診療なので、施術を受ける際に保険は適用されません。一般的には1D・2D・3D・4Dの順で料金が高くなる傾向で、多くの場合は施術を複数回で受けて理想の眉を目指すことから、2回分の施術を1セットとしている医療機関もあります。

眉アートメイクは年月の経過によって退色してしまうので、通常のアートメイク施術よりも低価格でリタッチやメンテナンスといった修正の施術メニューを設定している医療機関もあります。また、修正の施術では色味・濃淡・デザインの変更をおこなうことも可能です。

眉アートメイクで失敗しないための医療機関の選び方

白衣を着た女性ドクターの画像

アートメイクは「医療アートメイク」や「メディカルアートメイク」ともいわれる医療行為なので、エステサロンではなく必ず医療機関で施術を受けてください。なかでもドクターや看護師の技術が高くてアートメイクの実績が豊富な美容外科・形成外科・皮膚科などの医療機関で施術を受けることで、細かい眉の毛流れや色味の濃淡を再現できます。

アートメイクの施術を提供している多くの医療機関では、技術によって施術を担当する医療従事者のランク制を導入しています。院内で設けた高水準の認定試験に合格している医療従事者や、アートメイクにおける国際ライセンスの保有者が在籍している医療機関もあるので、ホームページなどで事前に確認して担当者を指名する方法もあります。

また、トラブルが起きた際はアフターフォローまで責任をもつ医療機関であるか見定めるために、万が一仕上がりに満足できなかった場合は修正・除去の施術に対応しているかも確認するべきポイントです。眉のデザインには施術者個人のセンスもあらわれるので、事前に施術を受ける医療機関のホームページなどから仕上がりの症例も確認してください。

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