二重整形の埋没法と切開法・眼瞼下垂手術で失敗しないために聞くべき体験談

家族全員が二重まぶたの中、自分だけが一重まぶたでずっとコンプレックスだったという田崎めぐみさん(仮名)。最初に医療用の糸でまぶたを留めて二重のラインを作る埋没法の二重整形を受けましたが、6カ月ほどで糸が外れて一重に戻ってしまいました。

その後、糸が外れて一重に戻ってしまうリスクがない切開法と、目を開く筋肉の力が弱いことでまぶたが下がって黒目にかかってしまう症状を改善するために、眼瞼下垂手術を同時に受けます。眼瞼下垂手術によって目が大きく開くようになって黒目がはっきり見えるようになった一方で、切開法では二重幅の左右差が生じたうえ、二重の部位に余分な線が入ってしまいました。

埋没法と切開法・眼瞼下垂手術、それぞれの体験談から、二重整形で失敗しないために気をつけることや注意点を伺います。

二重整形の種類とそれぞれの手術方法

二重まぶたの女性のアップ

皮膚を切らずに糸で二重をつくる埋没法

二重整形のひとつである埋没法は医療用の糸を使用して、上まぶたの裏側から糸を通した後、糸の結び目を皮膚の中に埋め込むことで二重のラインを作る手術です。メスを使って切開をおこなわないことから、比較的ダウンタイムが短いとされる目元の美容整形です。

埋没法は医療機関によって糸のかけ方や留める箇所が異なりますが、皮膚に埋め込んだ糸を外す修正の再手術を受けることで、元のまぶたに戻すことが可能とされます。

皮膚を切って二重をつくる切開法

切開法は全切開法とも呼ばれていて、上まぶたをメスで切開して、皮膚と腱膜を繰り返し縫い合わせることで、二重のラインを作る手術です。まぶたに余分な脂肪や皮膚のたるみがある場合は、余分な脂肪を除去、もしくはたるんだ皮膚を切除してから皮膚と腱膜を繰り返し縫い合わせる工程をおこないます。また、手術を受けた約7日後に抜糸をおこないます。

ダウンタイムの長さには個人差がありますが、手術を受けた直後は強い痛みと腫れがあります。痛みと腫れが落ち着くまでには約7日間、まぶたの皮膚表面にできた傷跡が目立たなくなるまでには2カ月~3カ月、まぶたの赤みが落ち着いて自然な仕上がりになるまでには長い場合で約6カ月かかるともいわれています。

皮膚を切って目を開く筋肉を調整する眼瞼下垂手術

目を開く力が弱いことで、まぶたが下がってしまう症状を眼瞼下垂といいます。

まぶたの構造は、目を開く筋肉の「上眼瞼挙筋」が収縮して、その筋肉と繋がっている「眼瞼挙筋腱膜」が、まぶたの先端にある硬い組織の「瞼板」を引き上げることで、まぶたが持ち上げられます。しかし「上眼瞼挙筋」や「眼瞼挙筋腱膜」の力が弱いと、「瞼板」が十分に引き上げられずに眼瞼下垂を引き起こします。

眼瞼下垂手術は、上まぶたの皮膚表面を切開して、上眼瞼挙筋(または腱膜)を、糸をつかって瞼板と縫い留める方法が一般的です。手術によって上眼瞼挙筋(または腱膜)と瞼板がしっかり固定されることで、上眼瞼挙筋が収縮した際に瞼板がしっかりと引き上げられて、まぶたが十分に持ち上げられて目を大きく開くことが可能になります。

二重整形を受けた理由と選んだ手術の種類

インタビュー画像 手元

「家族全員が二重まぶたの中、私だけがなぜか一重まぶたでした。小さいころからずっとコンプレックスで事あるごとに“二重にしたい”と親には伝えていたので、二重整形の手術を受けることに関してはそこまで反対はされませんでした」

「整形費用はアルバイトで貯めました。初めての美容整形ということもあって、しっかりSNSやインターネットで情報を集めていたら、キレイな症例が多い美容クリニックを見つけました。他院と比べて費用がリーズナブルで保証期間もあったので、その美容クリニックで二重整形を受けることに決めたんです」

費用をできるだけ安く抑えたいこともあって、私が選んだのは2点留めの埋没法でした。あと埋没法はメスをつかわないのでダウンタイムが短くて、修正もできる点がメリットに感じたんです」

田崎さんが埋没法を選んだ4つのポイント

  1. メスを使用しない
  2. ダウンタイムが比較的に短い
  3. 仕上がりに満足できなかった場合は修正が可能
  4. 切開法と比較すると費用が安価

2点留め埋没法のカウンセリングと手術の流れ

「カウンセリングは男性ドクターが20分ほどかけて丁寧に診察をしてくれました。埋没法の説明をしっかりとしてくれて、SNSなどでよくいわれるような他の施術の押し売りや、表示料金よりも高額になるといったこともなかったので安心しました。カウンセリング後、二重幅のラインデザインを決め終えて、洗顔をすませたあと、個室に通されたのでノーメイクの状態でほかの患者さんと顔をあわせずにすんだことが嬉しかったです」

「手術の前に看護師さんが消毒などをおこない、その後にドクターが何度も二重幅のラインデザインの確認をしてくださいました。私の一重まぶたはかなり重くて、あまりに幅を広げた二重だと不自然に仕上がるとアドバイスされたので、なるべく自然な仕上がりになる二重をお願いしました」

「局所麻酔をまぶたの裏に打ってもらったのですが、想像以上に痛くて驚きました。片目に2回ずつ打ったのですが本当に痛かったです。局所麻酔がここまで痛いという説明はなかったので余計にそう感じたのかもしれません」

「局所麻酔から5分後に手術が始まりました。まぶたに糸を通して少し引っ張られるような感覚はありましたが、手術中の痛みはまったくなかったです。痛みよりライトの光がまぶしくて、むしろそれがつらかったですね。とても手際の良いドクターで、両目の埋没法は20分ほどで終了しました」

2点留め埋没法の手術直後の腫れと痛み

「埋没法は切開法と比べると腫れは少ないと診察の時に説明がありました。しかし私の場合、二重のりを長期間で使用していたので、手術を受ける当日はまぶたがかぶれた状態でした。かぶれていると普通より腫れるリスクが高いとドクターから説明がありましたが、どうしても二重にしたくて、そのまま手術を受けました」

「案の定、手術を受けた直後からかなり腫れてしまって、5日間は外に出られないほどでした。ただ、腫れの割には痛みは少なくて、処方された鎮痛剤を飲めば治まる程度でした」

「腫れのピークは5日間で、その間にまぶたが膿んだり、ひどく痛み出したりするようなことはありませんでした。その後は人と会っても問題ないくらいに腫れは引いたのですが、さらに1週間ほど経った頃、左目だけピクピクとした軽い痙攣が始まったのです」

「整形をする前は、まぶたが痙攣するなんてことはなかったので少し怖かったです。何より毎朝起きるたびに、埋没の糸が外れてないかとドキドキしていました」

6カ月後に埋没糸が外れてしまった

「埋没法を受けてから6カ月ほどが経ったある日、痙攣していた左目のまぶたの糸が外れてしまいました。埋没法を受けた際、保証期間があるプランを選んでいたので、無料で再手術を受けてすぐに修正していただきました。でも再手術の後、皮膚に埋め込んだ糸の結び目がまぶたの皮膚表面にポコっと出てきてしまったのです。痛みなどは一切なかったのですが、とても気になっていました」

「ただ、再手術を受けたばかりであったことと、私の場合、もともと脂肪で厚ぼったいタイプのまぶたを糸だけで強引に留めてもらったので、結び目が出てきてしまったことは仕方ないなと諦め気味でした」

韓国の美容クリニックで切開法と眼瞼下垂手術

インタビュー画像 斜め後ろ姿

「埋没法の修正をおこなってからしばらくして、今後も糸が外れるかもしれないと不安な気持ちで過ごすより、やっぱり糸が外れることがない切開法を受けたくなって、再び美容クリニックを探しました」

「このとき、埋没法を受けたときの担当ドクターから、もともと目を開ける筋肉が弱いから眼瞼下垂手術を受けると目が大きく見えるといわれていたことを思い出して、切開法と眼瞼下垂手術を一緒に受けようと決めたんです。でも、切開法と眼瞼下垂をあわせての整形は国内の美容クリニックだと予算が足りなくて。そこで韓国の美容クリニックも調べてみたのです」

「韓国の美容クリニックは手術をセットメニューにしているところが多かったです。私が希望する切開法と眼瞼下垂手術のセットメニューが安価で、SNSの口コミもとても良い韓国の美容クリニックを見つけたので、すぐにホームページの予約フォームから手続きをしました」

「まず目元の写真を送って、日本語でのメールカウンセリングがおこなわれました。その韓国の美容クリニックはドクターを指名すると別料金が発生すると聞いたので、ドクターは当日に空いている方でお任せにしました。とにかく費用を抑えたかったので早朝の飛行機で渡韓して、手術を受けた後、その日の最終便で帰国するスケジュールを組みました」

田崎さんが韓国の美容クリニックで切開法・眼瞼下垂手術を選んだ2つのポイント

  1. 手術のセットメニューの種類が豊富
  2. 日本の美容クリニックより安価

韓国の美容クリニックでの切開法・眼瞼下垂手術の流れ

「韓国に着いて、空港から電車で30分ほどかけて目的の美容クリニックへ向かいました。とても広くてキレイな美容クリニックで着いた時からずっと通訳さんがそばにいてくれたのが嬉しかったです。美容クリニックのスタッフやドクターとは、基本的に通訳さんを介しての会話でした」

「最初に女性カウンセラーさんと希望の手術や費用のお話をしました。韓国の美容クリニックはある程度ディスカウントが可能との情報をネットで得ていたので、ダメ元でお願いしたら麻酔代が1万円ほど安くなりました。他の施術の押し売りもありましたが、そこはしっかりお断りして金額は日本円で約24万円ほどでした。クレジットカードも使えましたが私は現金で支払いをしました」

「その後ドクターの診察を受けて、静脈麻酔での手術です。目が覚めたら1時間ほど経っていて、回復室で麻酔が切れるまでベッドに横たわっていました。まぶたが開けられないほどの痛みだったので、痛み止めの目薬を何度もさしてもらいました。切開をおこなう手術なのでドクターから痛みや腫れのリスクは事前に説明を受けましたが、鏡を見せてもらったら、想像をはるかに上回るひどい腫れで驚きました」

切開法・眼瞼下垂手術の痛みと腫れと仕上がり期間

「痛みも腫れもあるまま、手術を終えてすぐに帰国しました。とてもつらかったのですが、これで憧れの二重になれるのであればと、やり切った気持ちでいっぱいでした。帰国してからも10日間ほどは目元の痛みが続いて、寝起きはとくに痛みが強かったです。腫れは1カ月と10日を過ぎたあたりから急激に引いてきました

「個人差はあると思いますが私の場合、仕上がるまでに1カ月以上かかりました。それ以降もしばらく友人からは、まぶたの浮腫みを指摘されましたし、SNSや整形サイトでも約6カ月でようやく二重が完成という口コミもあったので、メスを使った二重整形は気軽に受けて良いものではないなと感じました」

切開法の仕上がり後に気づいた左右差と不要なライン

「糸でまぶたを留めるだけの埋没法に比べると、切開法はしっかり二重になって、さらに眼瞼下垂手術を受けたことで黒目がはっきり見えるようになったことは嬉しかったです。ただ、切開法の仕上がり後、二重幅の左右差が気になりました。それによく見ると、左目のまつ毛と二重ラインの間に余分な線が入っていることに気がついたんです」

「そしてこれは私が韓国の美容クリニックのドクターに伝え忘れてしまったのがいけなかったのですが、埋没法の再手術で埋め込んだ糸の残りを取ってもらえず、よく見るとまぶたにポツっとした糸の結び目が残っているんです。さらに炎症をおこしているのか、少し赤みもあるので気になっています」

「今まで埋没法から始まって、切開法と眼瞼下垂手術の二重整形を受けましたが、自分的に満足度は60%くらいです。切開法で生じた二重幅の左右差を修正したい気持ちもありますが、次の手術が成功するとも限りませんし、あの痛みと腫れをもう一度体験するのは正直つらいですね」

二重整形を受ける方が失敗しないために注意するべきこと

インタビュー画像 口元から下

整形費用を安く抑えたい気持ちが先行したのが原因で、本来は1回で済むかもしれなかった手術を繰り返し受けることになったり、二重整形の実績があるかどうか分からないドクターにお任せしたことで二重の部分に左右差と余分な線ができてしまいました」

ドクターのアドバイスをしっかり聞く

「二重のりの使用を控えて、まぶたのかぶれが落ち着いた状態であれば、埋没法を受けた後の腫れはもっと抑えられたはずです。あと切開法に比べて費用が安いという理由だけで決めないで、自分の骨格やまぶたの状態に適した手術かどうかをドクターにしっかり確認してアドバイスを受けていれば、最初から切開法を受けるという選択をしていたかもしれません」

「そして、まぶたの厚みによっては埋没法は糸が外れて失敗してしまう可能性があるので、無理に広い二重幅を求めないこと。糸が外れても保証期間内であれば無料で修正の再手術を受けられますが、まぶたの裏への麻酔注射はとても痛いです。切開法は二重が仕上がるまでに何カ月もかかるし、手術を受けた直後はとにかく痛くてとても腫れるので、受ける際は慎重に検討した方が良いと思います」

料金だけではなくてドクターの実績も確認

「手術の料金が安いかどうかだけではなくて、自分が受ける手術が得意なドクターであるか、事前にしっかり確認することをおすすめします。私の場合、切開法では、費用を安く抑えるために二重整形が得意かどうか分からないドクターに手術をお願いしたことで、二重幅に左右差ができたり余分な線が入ってしまった可能性があるからです」

埋没法を受けた後に切開法を受ける場合は埋没糸の抜糸ができるか確認

「私みたいに埋没法を受けた後から切開法を受ける場合は、前回の埋没法で埋め込んだ糸の抜糸ができるか確認した方が良いです。埋没法の糸は時間がたつほど皮膚との癒着が進んで抜糸が難しくなりますが、私の場合、切開法を受けた段階ではまだ癒着していなかった可能性があるので、切開法を受けるときにドクターに確認しておくべきでした」

手術を受けた直後の腫れや痛みを確認

「切開法と眼瞼下垂手術をセットで受けたときの腫れや痛みについて、事前にちゃんと確認していませんでした。手術を終えて、腫れや痛みがひどい状態で帰国したのがとてもつらかったです。私は費用を安く抑えるために韓国で手術を受けた当日に帰国しましたが、韓国で美容整形を受けるのであれば、手術を受けた直後の状態を確認して、腫れや痛みが強ければ韓国で一泊することも検討した方が良いです」

埋没法のリスクと副作用・料金

手術のイメージ

施術の流れ
①ドクターによる診察と二重のラインのデザイン確認
②洗顔、コンタクトレンズを装着している場合は取り外す
③まぶたの裏側に局所麻酔後、手術
④手術後のコンタクトレンズ装着可
当日のシャワー可
メイクは上まぶたを避ければ当日から可
リスク・副作用 腫れ・痛み・左右差・埋没糸の露出・感染症・角膜損傷・埋没糸が外れる
都内の平均料金目安(自由診療) 税抜:約8万円~(両目)

切開法のリスクと副作用・料金

施術の流れ
①ドクターによる診察と二重のラインのデザイン確認
②洗顔、コンタクトレンズを装着している場合は取り外す
③局所麻酔および静脈麻酔後、手術
約7日後抜糸
④手術部位を濡らさなければ当日のシャワー可
アイメイクは抜糸後から可
リスク・副作用 腫れ・痛み・長期間のダウンタイム・左右差・二重ラインの強い食い込み・感染症
都内の平均料金目安(自由診療) 税抜:約30万円~(両目)

眼瞼下垂手術のリスクと副作用・料金

施術の流れ
①ドクターによる診察と切開による二重のデザイン確認
②洗顔、コンタクトレンズを装着している場合は取り外す
③局所麻酔および静脈麻酔後、手術
約3日~7日後に抜糸
④手術部位を濡らさなければ当日のシャワー可
コンタクトレンズの装着はドクターと相談
アイメイクは抜糸後から可
リスク・副作用 腫れ・痛み・左右差・まぶたが閉じにくくなる・手術前の状態に戻る・感染症・ドライアイ・瘢痕(はんこん)
都内の平均料金目安(自由診療) 税抜:約30万円~(両目)