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脂肪溶解注射のBNLS neoによる顔と体への効果とリスク・ダウンタイム

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記事監修

ユン ソンウン
ユン ソンウン 医師

BRAND NEW CLINIC

皮膚科医 韓国美容整形レーザー医学会主席国際学術理事 韓国肥満美容治療学会理事 韓国ナノ医学会理事 韓国美容福祉学会理事 韓国ヒアルロン酸学会理事

1人のドクターがいいねしています

Yoon Song Eun医師のいる医療機関

BRAND NEW CLINICBRAND NEW CLINIC

韓国・BRAND NEW CLINIC代表院長であり、脂肪溶解注射のBNLS neoの開発を手掛けたYoon Song Eun(ユン・ソンウン)医師。韓国美容学会を筆頭とする多数のシンポジウムで講演をおこなうほか、世界各国の医療機関でBNLS neoの施術手技の勉強会やセミナーを実施。2020年はBNLSシリーズの最新モデル「BNLS Ultimate」の開発にも携わる。

脂肪溶解注射のBNLS neoによる顔と体への効果とリスク・ダウンタイム

BNLS neoは、脂肪溶解注射でつかわれる薬剤の一種です。脂肪細胞の細胞膜を破壊して内部に蓄えられていた中性脂肪を放出させて、細胞としての機能と活動を維持できなくさせることで、脂肪細胞を壊死させる作用があります。

BNLS neoによって壊死した脂肪細胞は自然に体外へ排出されるので、複数の脂肪細胞の集りである皮下脂肪の減少が見込めます。皮下脂肪の減少によってフェイスラインが整えられたり、ヒップラインや太もものセルライトを改善へ導きます。

ただし、BNLS neoは1回の施術で注射できる量に上限があります。そのため減少させたい脂肪の量が多いケースや施術を希望する部位が複数ある場合、部位ごとに異なる注射量の目安を知ることで、必要な施術回数と料金の目安を事前に把握することが大切です。

また、併用して受けることで顔痩せや部分痩せの相乗効果が見込める施術もあるので、効果をより高めたい場合はそれぞれの施術を比較して検討してください。

顔や体の脂肪に対するBNLS neoの効果

顔や体の皮下にある脂肪細胞を分解して減少に導くとされる薬剤を直接注射する痩身治療を脂肪溶解注射といって、「BNLS neo」は韓国のBrand New Clinicという医療機関が開発に携わっている脂肪溶解注射の薬剤で、メーカーは韓国・GRAND M&C社です。

脂肪細胞に対するBNLS neoの作用のイラスト

BNLS neoは、脂肪細胞を覆っている細胞膜を溶解させて、穴をあけて破壊する作用があります。脂肪細胞は体内で発生した中性脂肪を蓄える役割がある細胞で、BNLS neoによって細胞膜が破壊されると、蓄えていた中性脂肪を放出して収縮します。

一部の脂肪細胞は細胞膜がすぐに再生して生き残りますが、ほとんどの脂肪細胞は細胞膜がすぐに塞がらなくて、細胞としての機能と活動を維持できずに壊死します。壊死した脂肪細胞は、アメーバ状の白血球であるマクロファージによって捕食・消化されて、血管やリンパ管を通じて尿や便の老廃物とともに体外へ排出されます。

また、BNLS neoは血管の拡張作用があることから、血流量を増加させて血管内に溜まった老廃物や分解された脂肪の代謝を促すとされます。BNLS neoは皮内注射した部位にある脂肪細胞を分解して、代謝を促すことで脂肪量の減少が期待できることから、「小顔注射」や「部分痩せ注射」などと表記している医療機関もあります。

次のような皮下脂肪の増加によって生じた悩みがある方は、BNLS neoの施術が向いています。

  • 額や上まぶた・鼻・頬についた脂肪が気になる方
  • フェイスラインのたるみや二重あごを改善したい方
  • 腕や腋・背中・太もも・ふくらはぎの脂肪が気になる方
  • ウエストラインやヒップラインをすっきりさせたい方
  • セルライトを改善したい方
  • 長いダウンタイムを伴う脂肪吸引などの外科手術に抵抗がある方

BNLS neoの有効成分と作用の仕組み

海藻やクルミなどから抽出した植物由来のエキスや、もともとヒトの体内で生成されるプリン体やアミノ酸などを主成分とした薬剤です。含まれている有効成分は次の9つで、それぞれの成分は皮下脂肪に作用したり分解された脂肪の代謝を促す働きなどがあります。

アデノシン三リン酸

ヒトの体内にもともと存在する物質でプリン体のひとつであるアデニンと、糖の一種であるリボースが結合してできるアデノシンに、リン酸の分子が3つ結合した成分をアデノシン三リン酸といいます。

アデノシン三リン酸は血管の太さを調節する筋肉の平滑筋を弛緩させることで血管を広げて血流量を増やす作用や、新しい血管の形成を促す作用があります。

アデノシン三リン酸二ナトリウム

アデノシン三リン酸に2つのナトリウム分子が結合することでできる成分が、アデノシン三リン酸二ナトリウムです。

細胞が活動する際のエネルギー源となる成分で、細胞の機能や筋肉の活動性を高める作用があります。心不全や眼精疲労を改善に導く医薬品の成分としてつかわれることもあります。

セイヨウトチノキ種子抽出エキス

落葉樹のひとつであるセイヨウトチノキ(西洋栃の木)の種子を抽出したエキスです。

皮膚の炎症を抑える作用によって肌の赤みを解消に導くとされる苦味成分のエスシンで、むくみの解消や毛細血管に弾力性をもたらす作用があるとされます。

チロシン

アミノ酸のひとつであるチロシンは、細胞内の酵素と反応することで神経伝達物質のカテコールアミンを合成します。カテコールアミンは脳や脂肪細胞に存在する「β3アドレナリン受容体」という、細胞内の情報伝達に必要なたんぱく質を刺激して活性化させる作用があります。

活性化したβ3アドレナリン受容体は、副腎で分泌されるホルモンのノルアドレナリンと結合することで、脂肪細胞内に蓄積された中性脂肪を運動や基礎代謝といった体内のエネルギー消費でつかわれる遊離脂肪酸に分解して、血液中への放出を促す働きがあります。

デオキシコール酸

ヒトの体内で生成される胆汁酸のひとつであるデオキシコール酸は、FDA(米国食品医薬局)から二重あごの脂肪溶解作用の効果が認められている成分です。

参考文献Kybella (deoxycholic acid) injection:FDA

脂肪細胞を覆っている細胞膜を溶解させて破壊することで、細胞内に蓄えられていた中性脂肪を放出させる働きがあります。細胞膜が再生されなかった脂肪細胞は、細胞としての機能と活動を維持できなくなって壊死します。

ヒバマタ抽出エキス

海藻の一種であるヒバマタという褐藻類(かっそうるい)を抽出したエキスで、亜鉛・ヨウ素といったミネラルのほか、コラーゲン、アミノ酸を含んでいます。亜鉛は体内でたんぱく質の合成がおこなわれて新しく細胞が作られる際に必要となる成分で、不足すると新陳代謝の一環である細胞の生まれ変わりが滞ってしまいます。

また、ヨウ素は、甲状腺から血液中に分泌されるホルモンの「チロキシン」と「トリヨードチロニン」を生成するために必要なミネラルであって、これら2つのホルモンを甲状腺ホルモンといいます。甲状腺ホルモンは全身のあらゆる細胞に作用して、糖や脂質の代謝、たんぱく質の合成といった新陳代謝を促進させる働きがあるとされます。

ペルシャグルミ

ヨーロッパの東部を原産とするクルミの一種で、ヒトが体内で合成できない必須脂肪酸であるαリノレン酸を含有しています。αリノレン酸は、動脈硬化の原因となる血液中のLDL(悪玉)コレステロールを減少させる働きがある必須脂肪酸の、DHAとEPAを体内で合成する作用があるとされます。

また、ペルシャグルミはビタミンEとアルギニンも含有しています。
ビタミンEは抗酸化作用があって、動脈硬化や血管の老化を引き起こす過酸化脂質の生成を抑制する作用があるとされます。アミノ酸の1種であるアルギニンは血管拡張作用があることから、血液循環を促進して血流量を増加させる効果が期待できます。

マンヌロン酸メチルシラノール

昆布やワカメといった褐藻類に含まれるアルギニン酸(マンヌロン酸)と、ミネラルの一種であるケイ素を含んだ化合物のメチルシラノールからなる成分が、マンヌロン酸メチルシラノールです。

主に中性脂肪を分解したり血液中のコレステロール(脂質)を乳化することで体外に代謝されやすくする作用があることから、血管壁に脂肪が付着するのを防いで動脈硬化を予防する効果が期待できます。

メチルプロパンジオール

デンプンを原料とする発酵アルコールの一種であるメチルプロパンジオールは、皮膚の最上層である角層の水分量低下を防ぐ保湿作用や有効成分の浸透性を高める作用があるとされます。

また、細菌の増殖を防ぐ抗菌作用、微生物の増殖による腐敗を抑える防腐作用があることから、洗顔料や化粧品といったスキンケア用品の安定化剤としてもつかわれる傾向にある成分です。

分解された脂肪細胞は再生することがない

BNLS neoは脂肪細胞の細胞膜を破壊して内部の中性脂肪を放出させて、細胞としての機能と活動を維持できなくさせることで脂肪細胞を壊死させる作用があります。

壊死した脂肪細胞の排出を促す作用もあるので、皮内注射した部位に存在する脂肪細胞の数を減少させる効果が期待できます。分解されて体外に排出された脂肪細胞は再生することがないので、中性脂肪を蓄えて肥大化することがありません。

脂肪細胞は全身の皮下に広く存在して、個人差はありますがその総数は成人で350億個~400億個といわれています。脂肪細胞の数は10歳~18歳頃が最も増えやすくて、成人を迎えた以降は数に大幅な増減が起こりにくいとされます。中性脂肪を蓄えた脂肪細胞の大きさは一般的に直径0.08mm程度とされていますが、さらに中性脂肪を蓄積し続けて肥大化したものは直径0.14mmほどに膨張することがあります。

BNLS neoはリバウンドの心配が少ない

脂肪細胞の減少によるリバウンドの抑制イメージ

顔や身体に余分な皮下脂肪がつく症状は、脂肪細胞の数が増加するのではなくて、脂肪細胞が中性脂肪を蓄積して肥大化することで起こります。食事で摂取した脂質や糖は腸で吸収されて、血管を通じて心臓の拍動や呼吸といった生理機能で消費されるエネルギーにつかわれますが、余ったエネルギーは肝臓で中性脂肪に変えられて脂肪細胞に蓄えられます。

脂肪細胞に蓄えられた中性脂肪は、生理機能をおこなうために必要なエネルギーが激しい運動や空腹などで不足した際、酵素によって分解されて遊離脂肪酸に変わって血管を通じて全身に供給、再び生理機能で消費されるエネルギーとして利用されます。 そのため運動や食事制限といったダイエットをおこなうことで、中性脂肪が分解されて一時的に皮下脂肪のサイズダウンが見込めますが、脂肪細胞そのものは小さくなるだけで数は減少しません。

食事で脂質や糖を過剰に摂取すると脂肪細胞は再び蓄積して肥大化するので、一般的なダイエットではリバウンドをしてしまう可能性がある一方で、BNLS neoは脂肪細胞を破壊して体外への排出を促すことで脂肪細胞の数を減少させる作用があるのでリバウンドの心配が少ないといえます。

BNLS neoは小顔や体の部分痩せを目指せる

頬・目もと・鼻といった顔についた皮下脂肪が落ちにくいとされる理由は、表情筋の衰えが関係しているとされます。顔のパーツを動かす筋肉の表情筋は20種類以上がありますが、日常的につかわれている表情筋は全体の20%~30%といわれています。

表情筋は衰えると顔や顔周りの基礎代謝量が低下して、血流が滞り顔についた脂肪や血液中の老廃物が代謝されにくくなります。ただし、表情筋を鍛えすぎると頬骨の近くにある咬筋が発達して、エラが張って見えてしまうことがあります。
BNLS neoは顔に注射できる薬剤なので、フェイスラインのたるみや二重あご、団子鼻といった悩みを改善に導いて顔痩せを目指せます

また、運動によるダイエットで体についた皮下脂肪の減少を目指す場合、ジョギングや水泳といった有酸素運動をおこなうことで、脂肪細胞に蓄えられた中性脂肪が遊離脂肪酸に変わってエネルギーとして消費されます。しかし、有酸素運動は全身運動であることから、胸やヒップといった残したい脂肪を維持して限定的な部位の脂肪減少を目指す「部分痩せ」はむずかしいとされます。

一方で、過度な食事制限によるダイエットを続けると、体内の基礎代謝量が低下します。基礎代謝量は、心臓の拍動や呼吸といった生命を維持するために最低限必要となる生理機能でつかわれるエネルギーの消費量です。
基礎代謝量が低下すると体温が下がって血管が縮小するので、血液中のコレステロールが血管壁にたまりやすくなって、動脈硬化を引き起こすリスクが高くなります。

BNLS neoは、基礎代謝量を低下させずに注射した部位の脂肪細胞を減少させる作用があることから、体に負担がかかるダイエットをおこなわずに部分痩せも目指せます

BNLS neoはセルライトを改善に導く

腰回りや太もも、ヒップラインなどの皮膚表面にあらわれる凹凸をセルライトといって、セルライトがあらわれるのは男性よりも女性が多いとされます。

セルライトは、中性脂肪を蓄積して肥大化した脂肪細胞の集まり(皮下脂肪)が、皮膚を持ち上げることで凹凸を発生させたもので、構造は一般的な皮下脂肪と変わらないとされます。そのためセルライトが気になる部位にBNLS neoを皮内注射することで、肥大化した脂肪細胞が分解されて皮膚の凹凸が整えられる効果が期待できます。

BNLS neoの痛み・鼻や頬など部位ごとの注射量

BNLS neoは痛みを感じにくい針をつかって皮内注射する

カニューレを用いたBNLS neoの注射方法イラスト

BNLS neoは針の先端が尖っている極細の注射針、または針の先端が丸くて薬剤が出てくる針穴が横にあるカニューレ(鈍針)という注射針をつかって、顔や体の脂肪が気になる部位に皮内注射します。医療機関によっては、希望すればBNLS neoを注射する前に麻酔クリームや笑気麻酔を使用できる場合があります。

採血や局所麻酔などで一般的につかわれる先端が尖った針を鋭針といって、鋭針は細いほど注射時の痛みが少なく傷跡も目立ちにくくなるため、極細の針を使用する医療機関がほとんどです。

鈍針のカニューレも細い針なので施術中の痛みは少なくて、針の先端が丸いので細かい血管を傷つけにくいことから内出血がおきて赤みが出るリスクが低いとされます。また、柔軟性があって曲げることができ、薬剤が出る針穴が横にあることから、皮下で針を回転させることによって薬剤を注射する向きを施術者側がコントロールしやすいです。医療機関によって取り扱っている注射針の種類と細さは異なるので、痛みが気になる場合は施術を受けようと検討している医療機関で確認してください。

BNLS neoが適応している部位と注射量の目安

BNLSのバイアルBNLS neoは医療機関によって対応している部位が異なって、目の周囲や小鼻などに対する施術をおこなっていない場合があります。施術を検討する際は、医療機関ごとに対応している部位をホームページなどから確認してください。

また、BNLS neoを1回あたりの施術で注射できる量の上限は50ccです。顔の場合は1回あたりの上限が20ccで、顔と体で複数の部位で施術をおこなう場合、1回あたりに注射できる上限は合計で50cc以内です。

1回あたりの上限を大幅に超えた量を注射すると、腫れや炎症があらわれるリスクがあります。そのため、減少させたい皮下脂肪の量が多くて、1回あたりの施術では注射できる量の上限を超えてしまう場合、施術を複数回にわけておこないます。

適応部位 1回あたりの注射量目安
頬・上まぶた 各1cc~2cc
鼻・小鼻・頬骨部 各1cc~4cc
口角部・フェイスライン 各1cc~5cc
腋の前後・大腿部・下腿部・足首部 各2cc~5cc
上腹部・下腹部・側腹部・背部 各5cc~20cc
上臀部・下臀部 各10cc~30cc

BNLS neoの注射後の経過と効果の持続期間

注射後3日~5日で効果があらわれはじめる

BNLS neoは液体状の薬剤を皮内注射するので、施術を受けた直後は薬剤によって施術部位にむくみが発生しますが、半日~1日ほどをかけて徐々に体内に吸収されます。

施術を受けた直後から効果があらわれるような即効性はありませんが、注射後5日ほどで施術を受けた多くの方が皮下脂肪の減少を感じられます。早いケースでは注射後3日ほどで効果があらわれはじめる場合もありますが、経過の変化はもともとの脂肪量や新陳代謝量によって個人差があります。

当日~3日 炎症や腫れ・内出血による赤みがでることがあるが、2日~3日以内におさまる場合がほとんど
3日~5日 施術を受けた多くの方が効果を感じられるとされる目安
5日~7日 分解された脂肪が代謝されて、BNLS neoの効果が最も感じられるとされる目安

効果の持続期間と施術を複数回受けるメリット

壊死して体外に排出された脂肪細胞は再生することがないので、施術部位の皮下脂肪が増加しにくくなる効果は半永久的に持続します。ただし、注射した部位に存在するすべての脂肪細胞を壊死させる作用はありません

顔や体の脂肪減少を感じられたとしても、暴飲暴食や運動不足といった不規則な生活習慣を続けると、壊死せずに残っていた脂肪細胞が再び肥大化する可能性があります。効果を維持するためには、健康的な食生活と適度な運動を心がけることが大切です。

また、1回の施術でも皮下脂肪の減少が期待できますが、2回~5回ほど受けることでより効果を実感できるとされます。減少させたい皮下脂肪の量が多い場合は、施術を複数回に分けて注射して徐々に痩身を目指します。

施術を複数回おこなう際は1週間~2週間の間隔をあけて受けることが推薦されており、2週間以上の間隔があいたケースでも繰り返し施術を受けることに影響はないとされます。

BNLS neoとそのほかの薬剤・施術との比較

「初代BNLS」「BNLS Version2」との比較

BNLS neoは、「初代BNLS」・「BNLS Version2」の次に開発されたシリーズの3代目にあたる薬剤です。初代のBNLSは2016年、BNLS Version2は2017年にそれぞれ生産が終了しています。

有効成分 初代BNLS BNLS Version2 BNLS neo
アデノシン三リン酸
アデノシン三リン酸二ナトリウム
セイヨウトチノキ種子抽出エキス
チロシン
デオキシコール酸 - -
ヒバマタ抽出エキス
ペルシャグルミ
マンヌロン酸メチルシラノール -
メチルプロパンジオール -

BNLS neoとほかの脂肪溶解注射の薬剤の違い

脂肪溶解注射の薬剤はBNLS neo以外にも多数ありますが、含まれている主成分をもとに大きく分けると「植物抽出成分が主成分の薬剤」と「デオキシコール酸やフォスファチジルコリンが主成分の薬剤」の2種類があり、BNLS neoは前者に分類されます。後者の薬剤は脂肪細胞に対する作用が高いといえますが、ダウンタイムに2週間ほどかかることがあります。

主な脂肪溶解注射の薬剤名 薬剤の特徴
カイベラ デオキシコール酸を高濃度で含有する薬剤で脂肪を分解する作用が高い一方で、注射部位に強い炎症や腫れがあらわれることがある
Fat X(ファットエックス) 脂肪を分解して代謝を促す作用が高いとされる薬剤で、デオキシコール酸を高濃度で含有するので炎症や腫れがあらわれやすい
MITI(マイティ) デオキシコール酸を主成分とする一方で皮膚の炎症を抑える作用のある成分が含まれていて、炎症や腫れといったダウンタイムが短いとされる薬剤
LINE Fit(ラインフィット) デオキシコール酸が主成分の薬剤で、脂肪を分解して排出を促す作用に加えて血液中のコレステロールを減少させる作用もあるとされる
リポビーン デオキシコール酸とフォスファチジルコリンを主成分として炎症や腫れのダウンタイムが長いとされる一方で、KFDA(韓国食品薬品安全庁)認可の薬剤
輪郭注射 植物抽出成分を主成分として含有し、一般的な薬剤に比べると作用はマイルドである一方で、炎症や腫れといったダウンタイムの症状がほとんどないとされる

脂肪溶解注射以外の注射による施術が適している方

  • 咬筋の発達によるエラの張りを改善したい方:ボツリヌス注射

ボツリヌス菌から人体に影響を及ぼす毒素を取り除いた、成分を注射する治療がボツリヌス注射です。

筋肉を弛緩させて筋肉の動きを抑える作用があるとされ、咬筋の過剰な発達によってエラが張って見えてしまう場合、ボツリヌス注射をおこなうことで咬筋の収縮が抑えられて、エラのラインが整えられる効果が期待できます。

  • 加齢で生じたほうれい線や額の横ジワを改善したい方:エランセ

肌のハリと弾力を保つ役割があるコラーゲンは、減少すると肌のハリと弾力が失われることでシワやたるみが発生しやすくなって、ほうれい線や額の横ジワとなってあらわれます。

コラーゲンの生成を促す作用がある薬剤のエランセを注射することで、コラーゲンが増生されて肌のハリと弾力が戻って、ほうれい線や額の横ジワを改善に導く効果が期待できます。

  • シワの改善や輪郭形成を目指したい方:ヒアルロン酸注入

ヒトの体内にもともと存在する粘弾性に長けた物質のヒアルロン酸を注入する施術です。

注入した部位の肌のボリュームが補われることによって、目もとの小ジワやほうれい線といった深いシワを目立たなくさせる作用が期待できます。また、鼻やあごなどに注入することで、理想とするフェイスラインを目指せる輪郭形成の施術としても使用されます。

  • ヒアルロン酸以外の皮膚充填剤で施術を受けたい方:アルジェネス®

アガロースという複数の糖類が繋がった繊維状の物質(多糖類)を主成分とする注入剤がアルジェネス®で、ヒアルロン酸とは異なる性質を持つ皮膚充填剤です。注入した皮膚のボリュームを補う作用があり、輪郭形成や隆鼻・シワの改善といった効果が期待できます。

BNLS neoと脂肪吸引の違い

皮膚の表面を数ミリほど切開して、皮下脂肪がある層に細い管で脂肪細胞を吸引して取り除く手術が脂肪吸引です。施術が広範囲で1度に大量の皮下脂肪を取り除くとダウンタイムが長期間続くので身体に大きな負担がかかります。

一方で、BNLS neoはダウンタイムが短くて脂肪細胞の数を減少させる作用もあります。しかし、取り除きたい皮下脂肪の量が多い場合、何度か通院して施術を複数回に分けて施術を受ける必要があるので、トータルの費用は高額になる可能性があります。

BNLS neoとバッカルファット除去の違い

頬の内側にある脂肪をバッカルファットといって、口の中の粘膜を数ミリほど切開してこの脂肪を外科的に取り除く手術をバッカルファット除去といいます。バッカルファットは加齢とともに垂れ下がってきて、頬のたるみ・深いほうれい線を発生させて「ブルドッグ顔」を引き起こす原因となります。傷跡が皮膚の表面にあらわれませんが、炎症や腫れのダウンタイムは1週間ほどかかります。

BNLS neoも頬の皮下脂肪を減少させる作用によってブルドッグ顔を改善する効果が期待できますが、バッカルファット除去と異なり皮膚の切開はおこないません。

BNLS neoとHIFU(ハイフ)治療の違い

超音波が一点に集中したエネルギーであるHIFUは、皮下脂肪の下層にある筋膜の「SMAS層」のみに60℃以上の熱を発生させて収縮させる作用があります。SMAS層は顔の皮膚を支える役割がある筋膜ですが、加齢によって弛緩すると皮膚のたるみを引き起こすので、たるみを改善するためにはSMAS層を収縮させる治療が効果的とされます。

SMAS層が熱によって収縮することでリフトアップの効果が期待でき、主なマシンは、ウルセラ・ダブロゴールド・ウルトラフォーマーⅢ・ソノクイーンなどがあります。

顔の皮膚のたるみは、BNLS neoの作用によって皮下脂肪が減少することで改善することもありますが、SMAS層のゆるみで発生した皮膚のたるみは改善できません。

BNLS neoとRF(ラジオ波)治療の違い

RFはラジオ波ともいわれる高周波で、肌に照射されると微細な振動となって体内に伝わって、体内にある水分の分子同士を摩擦させて熱を発生させる作用があります。発生した熱によって体内の深部が温められると、中性脂肪を分解して遊離脂肪酸に変える働きがある酵素が活性化されます。

RF治療は酵素の活性化による痩身効果が見込めますが、即効性はありません。BNLS neoは皮内注射して3日~5日で効果があらわれるとされますが、RF治療で効果を感じるためには1週間~2週間の間隔で施術を合計5回ほど受けることが理想とされます。

BNLS neoのリスクと副作用・ダウンタイム

BNLS neoを注射することによる2つのリスク

皮下脂肪の過剰な減少による仕上がりの失敗

上まぶたや頬などにある皮下脂肪は、顔全体のバランスを保つためにある程度は残しておいた方が良いとされます。上まぶたや頬の皮下脂肪を過剰に減少させてしまうと、目もとに左右差ができたり、頬がこけて老けた印象になってしまうことがあります。

皮下脂肪の過剰な減少による失敗を防ぐために、自身が理想とするデザインだけをもとに施術を受けるのは控えて、ドクターからアドバイスを受けながら注射する部位と量を決めてください。

皮内注射による内出血で皮膚の表面に赤みがでる

BNLS neoを注射するとき、皮下の細かい血管が注射針によって傷つけられると、内出血が起きて皮膚の表面に赤みがあらわれることがあります。

皮下の細かい血管は損傷して出血しても、血液中を無数に流れる血小板が血栓をつくる作用によってすぐに止血されることから、内出血による赤みは3日ほどで落ち着くとされます。

BNLS neoの副作用とダウンタイム

細胞に炎症がおきて、副作用による腫れや赤み・痛み・熱感・つっぱり感の症状がダウンタイムであらわれることがあります。また、副作用によって稀に施術部位の痺れ・かゆみ・蕁麻疹の症状があらわれる場合があります。

ただし、BNLS neoは植物抽出成分が主成分であることから、一般的な脂肪溶解注射の薬剤と比べてダウンタイムは短くて、次のような副作用による症状は2日~3日で落ち着くとされます。

      • 副作用であらわれることがある症状:腫れ・赤み・痛み・熱感・つっぱり感
      • 副作用でごくまれにあらわれる症状:痺れ・かゆみ・蕁麻疹

BNLS neoの施術を受ける際の注意点

BNLS neoは国内で未承認の医薬品

BNLS neoは厚生労働省未承認医薬品です。
医薬品の入手経路:入手経路は各医療機関のドクターによるメーカーからの個人輸入です。
個人輸入において注意すべき医薬品等について(厚生労働省のページ)
日本国内での承認の有無:BNLS neoと同一の成分・作用があり、日本国内で承認を受けている医薬品はありません。
諸外国における安全性等に関する情報:BNLS neoの有効成分であるデオキシコール酸は、米国のFDAから下記の承認を取得しています。
承認年月日 承認済適応症
2015.04.29 成人における中度~重度の顎下脂肪の減少
当該承認における副作用:注射部位の腫れ・あざ・疼痛・発赤、まれに起こりうる重篤な副作用として顔面筋衰弱・顎神経の損傷

BNLS neoを受けられない方

生理中や避妊薬(ピル)の服用中でも受けることができますが、次の項目に該当する方はBNLS neoを受けることができません。

      • 甲状腺疾患、クルミ・海藻アレルギーの方
      • 妊娠中、授乳中の方
      • 抗がん剤治療をおこなっている方
      • 施術部位やその周囲に未治癒の外傷や炎症がある方
      • 免疫不全の疾病がある方、自己免疫疾患の方
      • 細小血管障害、血管不全の疾病がある方
      • 施術を受ける当日に飲酒をしてきた方
      • そのほか施術を受ける医療機関で不適応と判断された方

また、18歳以下の方は施術を受けられないケースがあります。10歳~18歳は一般的に身体の成長過程で脂肪細胞の数も増えやすいため、一時的に脂肪減少の効果があったとしても将来的に脂肪細胞の数が新しく増え続けてリバウンドをする可能性があることから、18歳以下の方に対する施術をおこなっていない医療機関もあるのです。

BNLS neoの施術の流れと料金相場

BNLS neoの施術の流れ

(1)診察・カウンセリング

問診票の記入を済ませたら、ドクターによる診察・カウンセリングを受けます。施術を希望する部位や目指したい仕上がりのイメージをドクターに伝えて、注射部位と量を決めます。

使用する針の種類や施術のリスク、副作用・ダウンタイムなどの説明も受けるので、分からないことや不安なことがある場合はこのタイミングでドクターに質問してください。

(2)洗顔・麻酔

施術を希望する部位が顔で、施術を受ける当日にメイクをしていた場合はクレンジング・洗顔をおこなってメイクを落とします。施術部位を消毒してからマーキングした後に痛みをやわらげるためのクーリングをおこない、麻酔をつかう場合は麻酔クリームの塗布や局所麻酔を使用します。

(3)施術

極細の注射針、またはカニューレをつかってBNLS neoを皮内注射していきます。麻酔を使用しない場合でも、針を挿入する際の痛みは少ないとされます。施術の所要時間は部位や注射量によって差がありますが、10分~30分が目安です。

(4)クーリング・終了

腫れを抑えるために施術部位を5分~10分ほどクーリングして終了です。顔に注射をおこなう場合、メイクは翌日から可能で当日は控えるべきとされているので、気になる方は施術を受ける当日にマスクなど顔が隠せるものを持参してください。

BNLS neoの施術を受けた後に注意すること

      • 施術を受けた当日は施術部位にできるだけ触れない

施術による針の痕から細菌が侵入すると、化膿したり腫れてしまうことがあります。細菌の侵入を防ぐために、施術を受けた当日はできるだけ施術部位に触れないように過ごしてください。

      • 施術を受けた当日の飲酒・入浴は控える

アルコールは血管を拡張させて血流量を増加させる作用があって、内出血が広がって腫れが悪化することがあるので、施術を受けた当日の飲酒は控えてください。また、体温上昇による内出血の拡大も防ぐために、施術を受けた当日の入浴は避けてシャワーだけで済ませてください。サウナは施術を終えた4日目から可能とされます。

      • 腫れや痛みがある期間中は施術部位のマッサージを控える

腫れや痛みがある期間中は、マッサージで刺激を与えると腫れが長引いたり痛みが強まったりする可能性があるので控えてください。
ただし、腫れや痛みが落ち着いた以降はBNLS neoを注射した部位をマッサージすることで、薬剤が皮内で広がり脂肪細胞に作用しやすくなります。

BNLS neoの料金相場

BNLS neoの施術は保険適用外の自由診療であることから、費用は全額自己負担となります。料金は医療機関によって異なりますが、相場は税抜で1ccあたり4,000円~15,000円ほどです。

また、1回あたりの施術で一定量(目安として10cc)以上のBNLS neoを注射した場合、1ccあたりの料金が安くなる医療機関もあります。麻酔の使用をオプションとする医療機関で施術を受ける場合、麻酔を希望すると別途で麻酔代が発生します。

BNLS neo効果をより高める方法・医療機関の選び方

施術を受けた日~3日間は有酸素運動をおこなう

ジョギングや水泳などの有酸素運動をおこなうと、脂肪細胞に蓄えられていた中性脂肪がエネルギーとして消費されます。また、有酸素運動をおこなうと基礎代謝量が向上することから、BNLS neoの作用によって脂肪細胞から放出された中性脂肪が体外に排出されやすくなります。

そのため、施術を受けた日~3日間は有酸素運動を1日あたり1時間以上おこなうことが推奨されています。

併用することで相乗効果が期待できる施術を受ける

ボツリヌス注射

筋肉を弛緩させて咬筋の発達によってエラが張って見えてしまう状態を改善に導くボツリヌス注射を併用して受けることで、エラのラインが整えられてすっきりとしたフェイスラインに導くことができます。

HIFU(ハイフ)

HIFUの熱作用によって皮下脂肪の下層にあるSMAS層が収縮することでリフトアップの効果が期待できるため、併用して受けることでフェイスラインのたるみ改善や小顔効果が見込めます。

スレッド(糸)リフト

たるみが気になる部位の皮下に糸を挿入して、糸で皮膚組織を引き上げて固定する施術がスレッドリフトです。併用して受けることでフェイスラインのたるみ改善効果が期待できます。

ファットインパクト

衝撃波を照射して脂肪細胞を収縮させる痩身治療のひとつがファットインパクトで、適応部位は顔以外でもともと尿路結石の治療で利用されていた技術を応用した施術です。
併用して受けることで体についた皮下脂肪に作用して、より効果的な部分痩せを目指せます。

クールテック

皮下脂肪のある部位を皮膚の表面から吸引して冷やし、脂肪細胞を凍らせることで壊死させる痩身治療がクールテックです。水分は0℃で凍るのに対して脂肪細胞は4℃で凍るという性質を利用して、脂肪細胞だけが凍る温度で冷やすので、周囲の組織はダメージを受けません。

併用して受けることで脂肪細胞を減少に導く効果がより向上して、すっきりとしたボディラインを目指すことができます。

BNLS neoを受ける医療機関の選び方

顔や体の皮下脂肪が気になる部位にBNLS neoを注射することで、小顔効果や部分痩せの効果が見込めます。しかし、痩身治療の知識や経験が浅いドクターが施術をおこなうと皮下脂肪の過剰な減少によって、頬がこけて見えたり、太ももや二の腕・腰回りの脂肪のつき方に左右差があらわれるなどの失敗につながる可能性があります。

失敗を防ぐためには、ある程度残しておいた方が良い皮下脂肪、除去しても問題ない皮下脂肪の判断ができるドクターに施術を担当してもらう必要があります。

そのため、脂肪溶解注射や脂肪吸引といった痩身治療の実績が豊富なドクターや、皮膚の解剖学に精通していて、顔や体の部位ごとに異なる皮下脂肪の存在する深さが正確に判断できるドクターが在籍する医療機関であれば、BNLS neoの施術を安心して任せられます。

また、BNLS neoをはじめとする脂肪溶解注射の施術は、無料モニター募集などといったキャンペーンを謳っている美容皮膚科や美容クリニックもありますが、国民生活センターでは、このようなキャンペーンの広告に対する注意喚起をおこなっています。

国民生活センターが公表している資料によると、脂肪溶解注射の無料モニター募集という広告を見つけて、カウンセリングを受けに来院した患者が「無料は腹部のみでほかの部位は有料」とカウンセラーに告げられ、さらに「早く施術を受けた方が良い。今日はドクターがいるのですぐに施術ができる」と立て続けに言われて、施術の契約を急かされたという相談事例も報告されています。

上記のようなトラブルの事例があることから、国民生活センターではキャンペーンなど広告の情報だけに頼らず、施術内容や施術料金・リスクといった情報収集をおこない、複数の美容クリニックを比較・検討することをアドバイスの一例として挙げています。

参考文献高額な施術の契約をせかす美容医療サービス :独立行政法人国民生活センター

BRAND NEW CLINICのBNLS neo

記事を監修していただいたYoon Song Eun先生にBNLS neoについて教えていただきました。

KIREI
BNLS neoはどのような特徴がありますか?
Yoon医師
FDA承認のデオキシコール酸をはじめ、脂肪溶解の作用が期待できる数種類の成分からなる製剤です。植物抽出成分がメインで注射後に腫れや痛みが生じにくいため、とくに顔痩せを目指す場合は選択肢として良いでしょう。
KIREI
施術の痛みはどの程度でしょうか?
Yoon医師
注射の施術なのでチクッとした痛みを感じますが、麻酔を使用すれば痛みを感じることはほとんどありません。
KIREI
施術を受けた後の注意点はありますか?
Yoon医師
注射針による傷跡はほとんど目立ちませんが、細菌の侵入を防ぐために、施術を受けた当日はあまり施術部位を触れないように過ごしてください。また、腫れや内出血の原因となるので、当日は過度な飲酒・入浴は控えてください。
KIREI
BRAND NEW CLINICでの施術料金を教えてください。
Yoon医師
施術料金は、注射量、範囲によって異なりますが、目安として顔の治療で1回15万円程度(1㏄あたり15,000円)です。
KIREI
BNLS neoをこれから受けようか迷っている方にメッセージをお願いします。
Yoon医師
BNLS Neoはこれまでの脂肪溶解剤の欠点だった、痛みや腫れを大幅に改善した脂肪溶解剤です。多くの患者様が安心して受けられる治療ですので、これまで脂肪溶解治療を躊躇していた患者様にも試して頂きたいと思います。
KIREI
Yoon Song Eun先生ありがとうございました!

Yoon Song Eun医師のいる医療機関

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