蒙古襞の切開によって目頭付近の白目が露出するようになることで、目の横幅を大きく見せることが可能です。また、一般的に多くおこなわれる目頭切開は皮膚の切除をおこないませんが、蒙古襞を切開した上で余分な皮膚を切除する手術方法もあります。
目頭切開と比べて手術直後の傷跡は目立ちにくいですが、目尻はまぶたを骨に固定するための組織である靭帯(じんたい)の力が強いことから、手術後に元の目もとの状態へ戻ってしまう現象(後戻り)のリスクがあります。また、目尻切開で目の横幅を延長できるのは、目尻の皮下に白目がある範囲までです。さまざまな手術方法があって、目尻の皮膚を切除する際の形状や縫合の方法は、医療機関によって若干の差があります。
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目尻のラインの角度を緩やかに下げるタレ目形成
一般的なタレ目形成の手術は、次のいずれか3つの方法によって、目尻のラインの角度を緩やかに下げて優しげな印象の目もとに導く方法です。田崎さんが韓国の美容クリニックで受けたタレ目形成は、グラマラスライン(結膜側切開)とよばれる施術です。
目尻靭帯移動術
目尻の皮膚を1㎝ほど切開して、皮下にある靭帯を1度切り離します。切り離した靭帯を新しい位置に移動させて再び骨と固定した後に、切開した目尻の皮膚を縫合します。靭帯をもともと骨と繋がっていた位置よりも下へ移動させて固定することで、下まぶたの中央から目尻に向かうラインの角度が下がってタレ目がちな目もとへ導きます。
グラマラスライン(皮膚側切開)

- 下まぶたのフチの皮膚を切開して、余分な皮膚を切除
- 下まぶたの皮下にある硬い組織の瞼板と筋肉に糸を通して縫い縮めて、下まぶたの位置を下げる
- 下まぶたのラインを調節後に、糸を結んで固定
- 切開した下まぶたの皮膚を縫合
この工程によって、下まぶたの中央から目尻に向かうラインの角度が下がることで、隠れていた白目が見えるようになってタレ目がちな目もとに導かれます。
グラマラスライン(結膜側切開)

- 下まぶたの裏側にある結膜という膜を切開
- 下まぶたの結膜と、皮下の筋肉に糸を通す
- 結膜と筋肉を縫い縮めて、下まぶたの位置を下げる
- 糸の結び目を結膜の中に埋め込み、下まぶたのラインを調節後に結膜を縫合
皮膚側切開のグラマラスラインと同じように、下まぶた中央から目尻に向かうラインが下がることで、隠れていた白目が見えるようになってタレ目がちな目もとに導かれます。
韓国で目もと整形を受けた理由と選んだ手術
「韓流アイドルが大好きで、韓国で流行っている美容についてSNSで調べているうちに、韓国の美容クリニックに興味を持ちはじめました。韓流アイドルの子たちってみんな小顔で目がパッチリしててお人形みたいに可愛いじゃないですか。自分は昔から目が小さいことがコンプレックスだったのですが、彼女たちみたいにパッチリした大きな目に憧れて、目もとの整形を受けようと思ったんです。SNSやネットで調べていて私が受けたいと思った整形は、目を大きく見せるための目頭切開と目尻切開、あと目もとを優しい印象にしたかったのでタレ目形成の手術でした」
「日本ではなくて韓国の美容クリニックで整形を受けることにしたのは、SNSでの整形アカウントによる情報量の多さが決め手でした。みんなパッと渡韓して、現地から美容クリニックの様子とかダウンタイムでまぶたがバーンと腫れた状態とか、鼻の整形をしてテーピングで固定されているところとかを動画や写真で発信してくれていて。それを見ていると、リアルな情報を得ることができるのでとても参考になるし、自分が整形を受けるときの流れや手術後の状態もイメージがしやすかったんです」
「それからやっぱり整形費用の差です。日本の美容クリニックは言葉の壁がない分、細かいイメージを伝えやすいし、何より安心感があることはわかっているのですが高額で。私がやりたい目もとの整形を全部日本の美容クリニックで受けたら、軽く100万円は超えると思います。それに対してネットで見つけた韓国の美容クリニックは、口コミが良くて他院と比べても料金が安くて飛行機代を入れても日本の半額以下だったので、整形をするなら絶対にそこの韓国の美容クリニックで受けようと決めたんです」
韓国の美容クリニック予約からカウンセリングまでの流れ
「私が見つけた韓国の美容クリニックはホームページに日本語サイトがあったので、そこから手術の予約とメールカウンセリングの手続きをしました。メールカウンセリングもずっと日本語で対応してもらえたので安心できました。渡韓する前に希望する手術や指名するドクターなどのすり合わせをしたのですが、人気があるドクターを指名すると指名料が数千円かかってしまうので、少しでも費用を抑えるために当日で手の空いているドクターに担当していただくようにお願いしました」
「韓国に到着して電車で目的の美容クリニックへ向かいましたが、SNSで発信されている整形女子たちの情報のおかげでまったく迷うこともなく到着しました。とても大きくキレイなクリニックで、受付でも日本語が通じたので安心しました。すぐに通訳さんが来てくれて、カウンセリングルームへ案内された後にドクターではない女性カウンセラーさんと希望する手術や整形費用などを再度相談します。追加で鼻整形や脂肪吸引など、とにかくいろいろな施術をすすめられましたが私は断りました」
「日本の美容クリニックのカウンセリングも受けたことがありますが、日本の場合は基本的に安全性が優先というか、なるべく腫れないなどリスクの少ないやり方で様子を見ながら施術を決定する感じです。でも韓国の美容クリニックは、腫れなど多少のリスクよりも変化を優先するのが当たり前のようで、美容整形の捉え方の違いに驚きました」
目頭切開と目尻切開・タレ目形成の手術の流れ
「カウンセリングの後、男性ドクターによる診察が始まりました。偶然、ホームページで顔写真を掲載している人気ドクターが担当だったのでうれしかったです。口頭でドクターには、シャープなラインの目頭で、不自然さのないタレ目がちで大きな目の印象に仕上げてほしいと通訳さんを通して伝えました。希望のデザインを伝えて、診察も問題なくスムーズにおこなわれました。この時、個人差はあるけれど腫れと痛みは多少あることなど、手術のリスクについてもちゃんと説明があったので安心でした」
「手術の前にお会計をするのですが、そこの美容クリニックではクレジットカードと現金が使えるので、私は現金で支払いをしました。日本円でも支払いが可能なので便利です。料金は目頭切開・目尻切開・タレ目形成(グラマラスライン)の手術が各5万円ほどと、日本の美容クリニックではありえない安さだったので、何度も渡韓して美容整形を繰り返す整形女子の気持ちが少し理解できました」
「診察とお会計が済んだら、いよいよ手術です。洗顔をすませて手術着に着替えた後、すぐに手術台に横たわり腕へ静脈麻酔を打たれました。打たれてすぐに意識がなくなったのですが、手術時間は1時間くらいだったと思います。次に目が覚めた時は、休憩室といわれる麻酔をしっかり覚まさせるための個室で横になっていました。鏡を見せてもらうと、目もとがすごく腫れた状態で痛みもひどく不安になりましたが、これで大きな目になれるという達成感と、カウンセラーさんや整形女子たちが言っていた‟腫れは必ず引く”という言葉を思い出して耐えました」
「なかなか麻酔が切れなくて、3時間くらい休憩室にいたと思います。痛みを伝えると何度も看護師さんが炎症止めの目薬をさしてくれました。出血はなかったのですが、直後から炎症による白目のブヨブヨが現れて気持ち悪かったですね。私の場合、少しでも費用を抑えるため手術後にすぐ帰国したのですが、まともに目が開かないくらいひどい腫れで、空港でパスポートの写真と腫れた顔を見比べられて、本人確認を何度もされちゃいました。ひどい腫れのまま公共交通機関をつかうのも周囲の目が気になって辛かったです」
手術後の痛みとダウンタイムの経過
「手術後の痛みは、目頭や目尻よりもタレ目形成(グラマラスライン)による下まぶたの痛みが強かったです。帰国してから1週間ほど経って、同じ韓国の美容クリニックへ抜糸を受けに再び渡韓しました」
「その後、痛みと白目のブヨブヨは10日間が過ぎたあたりからなくなってきて、腫れは1カ月半ほどで落ち着きました。人によっては腫れや浮腫みが2カ月以上続こともあるらしいので、メスを使う目もとの美容整形を受ける時はダウンタイムに余裕を持って手術を受ける計画を立てたほうがいいと思います」
希望とは違う仕上がりで傷も残った目もと
「腫れが落ち着き、いわゆる整形完成の時期になって、たしかに目は一回り大きくなりましたが、それぞれの手術に不満の残る仕上がりです。まず、目頭切開が希望していた形とまったく違っていました。私が希望した目頭はシャープなラインでしたが、丸い目頭になっていたんです」
「手術を受けた韓国の美容クリニックに連絡をして仕上がりが違うことを伝えると、‟韓国と日本の美的感覚には違いがあるから仕方がない”といわれました。そして、‟3カ月以内であれば費用が無料で修正できる”ともいわれましたが、修正のためだけに再び韓国の美容クリニックを訪れるのは渡航費がもったいないし、またダウンタイムを我慢しないと思うと、釣り合わないと感じてあきらめました。それから両目頭の縫合したところが、小さなケロイドみたいな痕になってしまっているのがとても残念です」
「目尻切開では本来は外側を向いているはずのまつ毛が内側を向いて眼球に触れてしまう現象の逆さまつ毛が起こってしまいました。カウンセリングの時にリスクの一つとして聞いてはいましたが残念でした。これも再手術で修正できるそうですが、痛みはそこまでないので修正はしていません」
「一番痛みが長く続いたグラマラスラインのタレ目形成ですが、両目の結膜のところに亀裂がおきたように凹み、傷が残ってしまいました。手術を受けてから約1年が経ちましたが時々、痛むこともあるので不安です。ただ、手術を受けたことで不自然さのないタレ目がちで大きな目の印象になったので、その点は良かったです」
韓国の美容クリニックで目もとの整形を受けるときの注意点
「タレ目がちで大きな印象の目もとにはなりましたが、希望とは違う仕上がりの目頭で目もとには傷も残ってしまい、ひどい腫れと痛みがあるなか帰国することになりました。さらに無料の修正は渡航費と時間が不釣り合いなために断念することになってしまいました」
写真を用意して希望する目もとの仕上がりを明確に伝える
「希望していた仕上がりとは違う丸い目頭のラインになってしまったのは、通訳さんを通して口頭だけで希望の仕上がりを伝えていたのが原因かもしれません。通訳さんがどのようなニュアンスでドクターに伝えていたかはわかりませんが、言葉だけでは自分の希望する仕上がりが十分に伝わっていない可能性があります」
「仕上がりの失敗を防ぐために、カウンセリングの際は希望を言葉だけで伝えるのではなくて、芸能人など理想の目もとの写真を見せて仕上がりのイメージをドクターにしっかり伝えるべきです。手術を担当してもらうドクターが、過去に担当した症例写真のなかから、希望に近い仕上がりのビフォーアフターを選ぶのも良いと思います」
「それと、たとえ人気のあるドクターでも、自分が受ける手術の数を多くこなしていて実績のあるドクターではない場合、希望とは違う仕上がりの目もとになったり、傷が残ってしまう可能性があります。指名料がかかったとしても、仕上がりの失敗を防ぐためには自分が受ける手術を得意とするドクターを指名するべきです」
余裕を持った資金とスケジュールで整形を受ける
「私の場合、とにかく費用を抑えるために日帰りのスケジュールを組んで渡韓しましたが、想像以上の腫れで帰国のときに周囲の目が気になったのと、目が見えづらくて大変でした。海外で顔の美容整形を受けるときは、どんなに些細な整形でも顔を隠すために帽子とサングラス、マスクを持っていくことをおすすめします」
「韓国の美容クリニックで整形を受けるときは、現地のホテルに一泊できる整形旅行のパックもあるので痛みや腫れが心配な方は利用するといいかもしれません」
変化よりもリスクの低さを優先したい方は日本で手術
「費用が安いこともあって、私は韓国の美容クリニックで目もとの整形を受けましたが、前提として金銭的に余裕がある場合は、できるだけ日本の美容クリニックで整形を受けたほうが失敗のリスクは低いはずです。日本であれば言葉の壁がない分、自分のイメージを伝えやすいので、希望する目もとに仕上がりやすいです」
「日本以外の美容クリニックで美容整形や施術を受けて、希望とは違う仕上がりになってしまったことで、無料で修正ができるとしても、再びその美容クリニックを訪れて再手術を受ける人って少ないと思うんです。実際、私も再手術を受けることでかかる渡航費と時間が惜しいと感じて、無料の修正を断念しました」
「わざわざ再手術を受けるために渡航する人が少ないことを良いことに、海外の美容クリニックでは美的感覚の違いと言って、仕上がりを妥協しているのではないかと勘ぐってしまいます。日本の美容クリニックであれば、もし希望と違う仕上がりになって無料の修正をおこなう場合でも、海外へ行くほどの渡航費と時間はかからないので、比較的スムーズに再手術を受けて対処できるという安心感があります」
二重整形の埋没法と切開法・眼瞼下垂手術で失敗しないために聞くべき体験談
目頭切開のリスクと主な手術方法・料金
目頭切開のリスク・副作用
目もとの左右差、目頭の開き不足、目頭が開きすぎる、後戻り、ドライアイ、瘢痕(はんこん)、感染症、眼球損傷、涙管損傷、加齢によるラインの変化など
Z形成法
一般的に多くおこなわれる目頭切開の手術方法です。皮膚を切除せずに横Z字状の切開と縫合のみでおこなわれるので、傷跡が比較的に目立ちにくい手術方法です。また、万が一に満足のいかない仕上がりでも、ある程度であれば修正が可能です。
麻酔の種類 |
局所麻酔 |
手術時間 |
約60分~90分 |
抜糸 |
手術の約5日~7日後 (※アイメイクは抜糸の翌日から可) |
腫れ |
手術の約5日~7日間 |
完成 |
約3カ月 |
手術料金の目安(国内) |
約20万円~ |
W形成法
目頭の部位を横W字状に切開して、余分な皮膚の一部を切除する手術方法です。皮膚切除をおこなわないZ形成法と比較すると目が大きく開くようになって変化も感じられやすいですが、比較的に傷が残りやすくてダウンタイムもやや長引く傾向にあります。
麻酔の種類 |
局所麻酔 |
手術時間 |
約60分~90分 |
抜糸 |
手術の約5日~7日後 (※アイメイクは抜糸の翌日から可) |
腫れ |
約1週間~2週間 |
完成 |
約3カ月~6カ月 |
手術料金の目安(国内) |
約20万円~ |
リドレープ形成法
蒙古襞の下方にある余分な皮膚を切除して、目の下のラインに沿って縫合をおこなう手術方法です。Z形成法やW形成法と比較すると目頭の皮膚の切開は控えめであることから、傷跡が目立ちにくくて自然な印象の目もとに仕上がりやすい方法です。
麻酔の種類 |
局所麻酔 |
手術時間 |
約60分~90分 |
抜糸 |
手術の約5日~7日後 (※アイメイクは抜糸の翌日から可) |
腫れ |
約5日~7日間 |
完成 |
約2カ月~3カ月 |
手術料金の目安(国内) |
約20万円~ |
目尻切開のリスクと主な手術方法・料金
目尻切開のリスク・副作用
目もとの左右差、目尻の開き不足、過度な目尻の延長、切開部位のまつ毛無毛、逆さまつ毛、後戻り、瘢痕、感染症、眼球損傷、加齢によるラインの変化
単純切開法
白目の表面を覆う眼球結膜と、まぶたの裏側を覆う眼瞼結膜が繋がる部位までの隙間が1mm以上ある場合に適応となる目尻切開の手術方法です。目尻の上下の皮膚をそれぞれ三角形に切除して、切開した線を縫合して目尻の延長をおこないます。
麻酔の種類 |
局所麻酔 |
手術時間 |
約60分~90分 |
抜糸 |
手術の約7日~10日後 (※アイメイクは抜糸の翌日から可) |
腫れ |
約5日~7日間 |
完成 |
約2カ月~3カ月 |
手術料金の目安(国内) |
約20万円~ |
W形成法
目尻を横W字状にメスで切開した後に、余分な部位の皮膚を切除・縫合する手術方法で、手術後のひきつれや後戻りが起きるリスクが比較的に少ないです。目尻の横幅だけではなくて、目尻の上下も広げることも可能とされる方法です。
麻酔の種類 |
局所麻酔 |
手術時間 |
約60分~90分 |
抜糸 |
手術の約7日~10日後 (※アイメイクは抜糸の翌日から可) |
腫れ |
約5日~7日間 |
完成 |
約2カ月~3カ月 |
手術料金の目安(国内) |
約25万円~ |
V-Y形成法
目尻の皮膚を横Y字状にメスで切開して、余分な部位の皮膚を切除した後に、横V字状に縫合をおこなう手術方法です。W形成法と同様に目尻の横幅に限らず、目尻の上下幅も広げることが可能な手術方法とされます。
麻酔の種類 |
局所麻酔 |
手術時間 |
約60分~90分 |
抜糸 |
手術の約7日~10日後 (※アイメイクは抜糸の翌日から可) |
腫れ |
約5日~7日間 |
完成 |
約2カ月~3カ月 |
手術料金の目安(国内) |
約25万円~ |
タレ目形成のリスクと主な手術方法・料金
タレ目形成のリスク・副作用
目もとの左右差、白目の浮腫、目が閉じにくい、逆さまつ毛、感染症、後戻り、眼球損傷、加齢によるラインの変化
目尻靭帯移動術
麻酔の種類 |
静脈麻酔または全身麻酔 |
手術時間 |
約40分~60分 |
抜糸 |
手術の約7日~10日後 (※アイメイクは抜糸の翌日から可) |
腫れ |
約7日~14日間 |
完成 |
約3カ月 |
手術料金の目安(国内) |
約27万円~ |
グラマラスライン(皮膚側切開)
麻酔の種類 |
静脈麻酔または全身麻酔 |
手術時間 |
約40分~60分 |
抜糸 |
手術の約7日~10日後 (※アイメイクは抜糸の翌日から可) |
腫れ |
約7日~14日間 |
完成 |
約1カ月~3カ月 |
手術料金の目安(国内) |
約25万円~ |
グラマラスライン(結膜側切開)
麻酔の種類 |
静脈麻酔または全身麻酔 |
手術時間 |
約40分~60分 |
抜糸 |
不要 (※アイメイクは腫れが引いてから可) |
腫れ |
約7日~14日間 |
完成 |
約1カ月~3カ月 |
手術料金の目安(国内) |
約25万円~ |