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医療レーザー脱毛の照射漏れによる失敗をしないために聞くべき体験談

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笑顔で脇を押さえる女性

エステ脱毛でまったく効果を実感することができなかったので、友人からのすすめで医療レーザー脱毛へと変更した夏樹純さん(仮名)。医療レーザー脱毛をすすめてくれた友人が通っていた大手美容クリニックで、全身脱毛の施術を受けることにしました。

できるだけ痛みの少ない施術を希望していたので、低出力のレーザーを連続で照射する方法によって、発生する熱が45℃~55℃程度に抑えられることから施術中の痛みが少ないとされる蓄熱式脱毛の施術を受けます。しかし、レーザーの照射漏れによって、まったく毛の抜けていない部位があることに気が付きます。

レーザーの照射漏れがあったので、美容クリニックに再照射をお願いしましたが、対応していないと断られてしまいます。その結果、全身の施術を終えて、脱毛の効果があった部位となかった部位でムラができてしまいました。

夏樹さんが経験した医療レーザー脱毛の失敗をもとに、エステ脱毛との違いや医療レーザー脱毛の種類、照射漏れによる失敗を防ぐために注意するべきことを伺います。

医療レーザー脱毛とエステ脱毛の違い

医療脱毛とエステ脱毛の違い

医療機関でおこなわれるレーザー脱毛と、エステティックサロン(以下:エステ)でおこなわれる脱毛は、それぞれ施術を受けることで期待できる効果が異なります。

国家資格を持たないスタッフによって施術がおこなわれるエステ脱毛では、医師法によって毛の成長をつかさどる細胞の毛乳頭などに作用する行為は禁止されています。また、使用できるマシンの出力は薬機法によって毛の成長をつかさどる細胞や組織を破壊できない程度に制限されていることから、見込める効果は一時的な除毛・減毛です。

一方で、医療レーザー脱毛の場合、国家資格を持つ医療従事者によって、エステ脱毛で使用されるマシンより強い出力で施術をおこなうことができる医療脱毛マシンが使用されます。毛の成長をつかさどる細胞や組織を破壊することが可能な出力で施術がおこなわれることから、長期間の減毛・脱毛を目指すことが可能です。

医療レーザー脱毛の施術は2種類

医療レーザー脱毛の施術は次の「ショット式脱毛」と「蓄熱式脱毛」の2種類で、施術中の痛みや効果を実感できるまでの期間はそれぞれ異なります。

早ければ施術を受けた直後から効果を感じられるショット式脱毛

毛に含まれるメラニンの黒い色素に吸収されて熱エネルギーに変わる性質があるレーザーを、単発で照射していく方法がショット式脱毛です。メラニンとレーザーが反応して発生した熱エネルギーが毛根にダメージを与える作用によって、施術部位を脱毛に導きます。施術中は輪ゴムで弾かれたような痛みを感じることがあります。

強い熱エネルギーが発生するのでメラニンが多く含まれている肌は、やけどのリスクが高く施術を受けることができませんが、施術の直後に毛が抜ける現象(ポップアップ)によって効果を実感しやすいとされています。ただし、レーザーはメラニンのみに反応するので、白髪のようにメラニンが含まれない毛に対する脱毛の作用は期待できません。

低出力のレーザーによって施術中の痛みを感じにくい蓄熱式脱毛

マシン本体の先端部分であるハンドピースを肌の上で滑らせるように、低出力のレーザーを連続で照射していく方法が蓄熱式脱毛です。毛の成長器官である毛包の周囲に熱を蓄えさせて、毛の成長をつかさどる毛乳頭やバルジ領域などに熱変性を生じさせることで破壊して脱毛へ導きます。

レーザーの照射面に発生する熱は45℃~55℃程度であることから、ショット式と比べて施術中の痛みが少ないとされます。また、メラニンを媒体として熱エネルギーを生む作用ではないことから、メラニンが多く含まれる肌に対しても施術が可能で、白髪や産毛も脱毛へ導くとされます。

ただし、毛の成長を妨げて脱毛へ導く施術なので、毛が抜け始めるまでに2週間~4週間ほどを要することから、ショット式に比べると即効性は期待できない脱毛施術です。

エステ脱毛をやめて医療レーザー脱毛に変更した理由

インタビュー画像・1

「ムダ毛の自己処理が手間であることと、毛のないスベスベな肌になりたくて全身の脱毛施術を受けようと思いました。初めての脱毛施術ということもあって、まずは医療レーザー脱毛と比べて料金が安いエステ脱毛の施術を受けてみることにしたんです」

「大手のエステであれば効果があるだろうという先入観もあって、CMなどで低価格をうたっている脱毛専門エステで全身脱毛コースの契約をして何回か施術を受けたのですが、毛はまったく抜けませんでした。その後もお店を変えてほかの脱毛エステ2軒で施術を受けてみたのですが、結果は変わらずで途中からあきらめかけていました」

「どの脱毛エステも月額制でそれほど高額ではなかったのですが、本当にしっかり施術をしているのか疑問に感じるほど、何度通ってもワキなど毛の濃い部位に関しては、まったく変化がなかったのです。しかも、毎回1部位ずつしか施術を受けられないシステムで、いつになったら全身の脱毛が完了するのか不安でした。途中からスタッフに相談しましたが、効果があらわれるまでには個人差があると言われました」

「その説明を受けて腑には落ちていませんでしたが、当時の私は脱毛の施術に詳しくなかったので、仕方なくその後も何度か通っていた頃、友人が美容クリニックで医療レーザー脱毛の施術を受けていることを知りました。その友人に相談したところ、“エステ脱毛より強いパワーで照射してくれるから少ない施術回数で脱毛効果があった”と教えてくれたのです。友人が施術を受けた部位を見せてもらったところ、毛穴の目立たないキレイな肌だったので、私もすぐに全身脱毛ができる美容クリニックを探しました」

選んだ美容クリニックと医療レーザー脱毛の施術

インタビュー画像・2

「全身脱毛の施術を受ける美容クリニックを決めるにあたって、口コミや費用、立地の通いやすさなど、いろいろ調べました。しかし、初めての美容クリニックで少し不安だったので、何かあったときはすぐ相談できるように、医療レーザー脱毛をすすめてくれた友人と同じ美容クリニックに決めました。初めてそこの美容クリニックへ行った時は、院内がとてもキレイでびっくりしました」

「初回の契約や施術の説明はドクターではなく、女性のカウンセラーさんでした。とても親身で丁寧なカウンセリングで、そのほかの美容施術などの押し売りもなく安心しました。いろいろな種類の医療脱毛マシンがあって、それぞれの特徴や痛みなどをしっかり教えてくれたので、当初に感じていた不安感はなくなりました」

「できるだけ痛みの少ない施術を受けたかったので、私が選んだのはショット式脱毛と比べて痛みを感じにくという蓄熱式脱毛です。受けることにした脱毛のコースは、計6回の施術で顔から脚までの脱毛を目指す全身脱毛のコースで、希望すれば、1回の施術ごとに顔から脚まで一気に脱毛の施術を受けることもできました。そして、当時の私は学生で、学割の適用によって料金が通常よりも少し安くなるという点も契約の決め手です。諸々を含めたトータルの料金は、たしか20万円ほどでした」

毛周期に合わせた施術を予約できなかった

インタビュー画像・3

「私の通っていた美容クリニックでは施術の前に、毎回必ず簡単なカウンセリングの時間がありました。カウンセリングのとき、体毛は部位ごとに成長したり生え変わったりする一定の周期があって、毛が伸びる時期の成長期にあわせて医療レーザー脱毛を受けると、より脱毛の効果が期待できると聞きました」

「毛の成長期にあわせて施術を受けたかったのですが、そこの美容クリニックは患者さんが多く予約がすぐに埋まってしまうところでした。さらに、私が通い始めたのは夏前のシーズンということもあって、なかなか希望通りの予約が取れなかったのです。計6回の施術のうち、半分以上は毛の成長期にあわせた施術を受けられませんでした」

蓄熱式脱毛の照射方法と施術中の痛み

「診療を終えてから施術を受けるのですが、顔の脱毛をおこなう時は、メイクを落として洗顔をおこなってから施術着に着替えます。そこの美容クリニックでは、蓄熱式脱毛の施術に麻酔は使用しませんでした」

「レーザーの照射を受ける前は、施術部位に潤滑ジェルが塗られていきます。そして、蓄熱式脱毛のマシンのハンドピースを肌の上で滑らせるように動かしながら、施術部位にまんべんなくレーザーが照射されていく流れでした。エステ脱毛では照射を1回おこなうごとに部位を少しずつ調整して、肌にハンドピースを押し当てながら照射する方法だったので、それに比べると、正確な所要時間は覚えていませんが早かったです」

「カウンセリングで蓄熱式脱毛はショット式と比べて痛みが少ないと説明がありましたが、私の場合はワキとVIOの施術は1回目だけとても痛かったです。ただ、2回目以降はどの部位もほとんど痛みを感じることはなくて、顔への照射でもレーザーがシミやホクロに反応して火傷をすることはありませんでした」

照射漏れによって脱毛の仕上がりにムラが出た

インタビュー画像・4

「それまで照射した部位は2週間くらいすると毛が抜けていましたが、4回目の施術を受けた後、まったく毛が抜けない部位があることに気が付きました。ほかの部位は効果があったのですが、照射漏れのせいか右腕とVIOはまったく変化がなかったのです。とくにVIOは毛を引っ張っても、まったく抜ける気配がありませんでした」

「照射漏れがあることに気付いて、5回目の施術を受ける時、看護師さんに相談したのですが、まったく毛が抜けていない部位をチラッと見て、“うーん、なんででしょうね?”の一言で片付けられてしまったんです。あまりにも他人事な対応に納得できなかったので、再照射をお願いしたのですが、それはできないと断られてしまいました

「せめて脱毛の施術に詳しいドクターを呼んでしっかり診察をしたり、途中からでもマシンを切り替えるなどの対応をしてほしかったのですが、クレーマーとは思われたくない気持ちが勝って、それ以上は強く言えなかったです。計6回の脱毛コースを終えた結果、脱毛の効果があった部位となかった部位で、ムラのある仕上がりとなってしまいました」

「それと、このコースは脱毛と同時に美肌を目指す、との表記があったので効果を楽しみにしていました。しかし、使用した蓄熱式脱毛のマシンに美肌機能があるわけではなく、照射時に塗る潤滑ジェルに美容成分が配合されているだけで、効果はとくに実感できていません。余計な期待をしてしまったので、紛らわしいと感じました」

医療レーザー脱毛で失敗しないために注意するべきこと

インタビュー画像・5

「レーザーの再照射をおこなってくれる美容クリニックであることを事前に確認しておらず、照射漏れがあったことで、脱毛の効果があった部位となかった部位でムラができてしまいました」

照射漏れの保証がある美容クリニックを選ぶ

「私の場合、1回目の施術以外は強い痛みを感じることがなく、部位によってはしっかり脱毛ができたのですが、照射漏れによってまったく脱毛できていない部位もあって、ムラのある仕上がりになりました。もし、再照射の施術を受けることができていれば、このような残念な結果にはならなかったはずです」

「私が施術を受けた美容クリニックでは、再照射をお願いしても断られてしまいました。ただ、施術を受けてから2週間ほどが経って、引っ張っても抜けない毛があった場合は照射漏れがあったと診断されて、無料で再照射をおこなってくれる美容クリニックもあることを後から知りました」

「脱毛の仕上がりにムラがあっては困るので、これから医療レーザー脱毛を受けようと考えている方は、照射漏れがあった場合に無料で再照射をおこなってくれる保証のある美容クリニックを選ぶべきです。照射漏れの保証があるかについて、事前に美容クリニックのホームページをよく見て確認するか、電話で直接聞くべきでした」

脱毛したい毛の太さや深さに合ったマシンで施術を受ける

「まず前提として私の場合、脱毛の仕上がりにムラがでたのは照射漏れが原因です。ただ、医療レーザー脱毛といっても施術中の痛みや効果が実感できるまでに必要な期間、脱毛を目指せる毛の太さや深さは、マシンから照射されるレーザーの種類によって違うと、カウンセリングのときに説明を受けました」

「そして、マシンによって照射できるレーザーの種類は決まっていて、取り扱っているマシンの種類も美容クリニックによって違うのです。脱毛したい毛の太さや深さによってはマシンごとに向き不向きがあると説明を受けたので、とくに全身の脱毛を目指したい方は、施術を検討している美容クリニックが取り扱っているマシンで、希望する部位の脱毛効果が期待できるか診察やカウンセリングの時に確認するべきです」

毛の成長期に合わせて施術を受けることが可能か確認する

「毛の成長期に合わせて施術を受けられなかったことで、効果が低くなるのではないかという心配もありました。結果的に照射漏れがなかった部位は十分に効果があったのですが、毛の成長期にあわせて施術を受けることで、より効果的な脱毛を目指せます」

「施術を受ける美容クリニックの予約状況によっては難しいかもしれませんが、これから医療レーザーを受ける方は、脱毛したい毛の毛周期にあわせて施術を受けられるか事前に確認することも忘れないでください」

蓄熱式脱毛の施術の流れと料金

1.カウンセリング・ドクターによる診察

脱毛を希望する部位の毛や施術の説明などについてカウンセリングをおこなって、日焼けや毛の自己処理といった肌の状態を診察します。
疑問や不安なことは、このタイミングでしっかり質問してください。また、実際に施術をおこなう日はカウンセリング・診察の後日となる場合もあります。

2.着替え

レーザーの照射をおこなう前に、施術着に着替えます。顔への施術である場合はメイクを落として洗顔をおこないます。

3.照射

潤滑ジェルを塗布した後、ハンドピースを肌の上で滑らせるように動かしながらレーザーの照射がおこなわれます。ショット式脱毛は輪ゴムではじかれたような痛みといわれますが、蓄熱式脱毛はやや熱を感じる程度とされます。
しかし、部位によって痛みを感じる場合があるので、その際は我慢をせず術者に伝えてください。医療機関によっては麻酔クリームを塗布してもらうことが可能です。

4.クーリング・終了

レーザーの照射直後は赤みや熱感を伴うこともあるので、クーリングがおこなわれる場合があります。レーザーの照射にかかる時間は部位によって異なりますが、全身の場合は60分~90分前後が目安です。

蓄熱式脱毛とショット式脱毛の料金相場の比較

部位 ショット式(1回/税抜) 蓄熱式(1回/税抜)
顔全体 10,000円~30,000円 16,000円~35,000円
わき 3,500円~6,500円 5,000円~10,000円
二の腕 15,000円~20,000円 15,000円~30,000円
手の指・甲 3,500円~10,000円 4,000円~20,000円
太もも 18,000円~30,000円 27,000円~45,000円
ひざ下(下腿) 13,000円~30,000円 17,000円~38,000円
胸部 12,000円~20,000円 20,000円~35,000円
腹部 12,000円~20,000円 17,000円~30,000円
臀部 12,000円~20,000円 13,000円~30,000円
背中全体 25,000円~40,000円 36,000円~56,000円
V 6,000円~15,000円 8,000円~20,000円
I 6,000円~15,000円 8,000円~20,000円
O 5,000円~15,000円 6,400円~20,000円
男性ひげ 9,000円~15,000円 15,000円~30,000円

蓄熱式脱毛のリスクと施術を受けられない方

蓄熱式脱毛によるリスク・合併症 施術を受けた直後の赤み・ヒリヒリ感
毛嚢炎
硬毛化
ほくろが薄くなる
蓄熱式脱毛の施術を受けられない方 脱毛を希望する部位に無治療の炎症・傷がある方
妊娠中・授乳中の方
ケロイド体質の方
がん・糖尿病・てんかん・血液凝固障害などの疾病がある方
光線過敏症の方
皮膚が外部刺激に極端に敏感な方
そのほか医療機関で施術を受けることができないと診断された方
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