ハリと弾力のあるモチ肌へ導くスネコスの種類や施術を受ける間隔・リスクとダウンタイム

ハリのあるツヤ肌に導くスネコス

肌のうるおいを保つ役割があるヒアルロン酸に、皮膚のコラーゲンやエラスチンの生成を促すアミノ酸が配合された注目の製剤、スネコス。肌のハリや弾力を回復させ、肌質を根本から改善に導くことで、目もとや口もとの小ジワ治療でとくに効果があるとされています。

肌にハリを与えたりシワの改善を目的とした注射の施術としては、ほかにもヒアルロン酸注入やボツリヌス注射などがありますが、それぞれ施術の目的ごとに適した製剤は異なるので、どのような目的でスネコスを選ぶべきか知っておくことが大切です。

また、スネコスによる効果があらわれるまでの期間やダウンタイム、注意点などを事前に理解しておくことで、より安心して施術を受けることが可能です。

シワを改善に導いて肌質の向上を促すスネコス

スネコスの効果

スネコス(SUNEKOS)は、イタリアのProfessional Dietetics社によって開発された注射剤で、肌のハリや弾力を担うコラーゲンやエラスチンを作り出している線維芽細胞(真皮線維芽細胞)を刺激し、自らのコラーゲンやエラスチンの増生を促すことで、肌質の向上を目指す注射の施術です。

スネコスは、目もと・口もとのシワの改善や、これまでヒアルロン酸注入やボトックス注射、レーザー治療では改善がむずかしかった、ちりめんジワにも効果が期待できます。

スネコスが向いている方

  • 額のシワが気になる方
  • 目もとや口もとの小ジワが気になる方
  • 肌にハリや弾力がほしい方
  • 手の甲や指のシワを改善したい方
  • 首のシワを改善したい方
  • 紫外線を多く浴びていて肌の老化が気になる方
  • 自然な変化や仕上がりを望む方

スネコスの主な成分と作用

スネコスの主な成分は、架橋剤などの化学物質を含まないヒアルロン酸と6種のアミノ酸で、いずれも、もともとヒトの体内に存在する物質なので安全性が高いとされる製剤です。

スネコスに使用されているヒアルロン酸は、輪郭整形など従来の肌にボリュームを出すことを目的とした施術でつかわれる硬めのヒアルロン酸とは異なり、架橋剤と呼ばれる化学物質が含まれていない柔らかいものです。ヒアルロン酸は高い水分保持能力と粘性を持っていて、加齢や紫外線などでダメージを受けて乾燥した肌にうるおいを与えて、水分を蓄える作用があります。

また、肌のハリや弾力を担うコラーゲンやエラスチンはタンパク質でできていますが、タンパク質はアミノ酸が複数結合したものの総称で、アミノ酸はコラーゲンやエラスチンを形成する成分です。

スネコスは、コラーゲンとエラスチンの生成を刺激する特定のアミノ酸とヒアルロン酸の配合で特許を取得済みです。加齢や紫外線などのダメージで構造が劣化したり、減少したコラーゲンやエラスチンの再生・増殖を促す作用があります。

加齢や紫外線で減少するコラーゲン・エラスチンの重要性

ヒトの皮膚は、外側から表皮層、真皮層、皮下組織(脂肪)の3層構造になっていますが、真皮層は、強度のある線維状のタンパク質である「コラーゲン」が約70%を占めていて、その間をゼリー状の物質である「ヒアルロン酸」が、水分を抱えながら満たしています。真皮層ではさらに「エラスチン」という弾力性をもつ線維状のタンパク質がコラーゲン同士を束ねていて、肌にハリや弾力を与えています。

真皮層が、加齢や紫外線、ストレス、食生活の乱れ、ホルモンバランスの乱れなどによってダメージを受けると、水分を蓄える役目を果たすヒアルロン酸や、皮膚のハリや弾力を保つコラーゲン、エラスチンが劣化・減少してしまって、シワやたるみの原因になります。

自然な変化が期待できるスネコスの効果のあらわれかた

スネコスの効果のあらわれかた

スネコスは、1週間~10日をかけて徐々に効果があらわれはじめる施術ですが、より効果を高めるためには1週間~10日おきに、4回ほど施術をおこなうことが推奨されています。

スネコスの効果は、周囲の人から見て「明らかに変わった」というような目立つ変化ではありませんが、肌にハリが出て小じわが目立たなくなった、肌に弾力が生まれてモチモチになった、化粧ノリが良くなったなど、自然な美肌効果が期待できます。

スネコスの注射によって期待できる具体的な効果

スネコスに含まれている成分のヒアルロン酸が水分を蓄える作用によって、肌の水分量が増え、うるおいのある肌を目指すことが可能です。

また、加齢や紫外線などのダメージで構造が劣化したり、減少したコラーゲンやエラスチンの再生・増殖を促す作用によって、細かいちりめんジワや目もと・口もとの小ジワの改善、頬のたるみ毛穴の改善や、ごわついて凹凸のある皮膚をなめらかにする効果などが期待できます。

  • 皮膚の質感と弾力の改善、ハリのある肌に導く
  • 加齢による皮膚の萎縮、ちりめんじわの改善
  • 皮膚浅層のシワの減少
  • 皮膚深層の水分量の改善
  • 頬のたるみ毛穴の改善
  • できものや傷などの治癒後に残った瘢痕(はんこん)の改善
  • 肉割れ線、妊娠線などのストレッチマークの改善
  • 日焼けして光老化が進んだ肌のくすみ・ごわつき・シワの改善

スネコスの注射方法と使用量・施術を受ける間隔

スネコスの注射方法と施術を受ける間隔

スネコスの種類と注射方法

スネコスには「スネコス200」と「スネコス1200」の2種類があります。基本的にはスネコス200をメインに使いますが、重度のシワや、紫外線ダメージによってシワやたるみなどの光老化が進んだ肌のごわつきや凹凸など、ダメージの大きい皮膚にはスネコス1200を合わせて用いることによって効果が高まります。

スネコス200は低密度ヒアルロン酸ですが、スネコス1200は体内で分解されにくい中・高密度ヒアルロン酸が配合されていて、ボリュームアップの作用が比較的高いので、加齢にともなって骨が痩せたり皮下脂肪が減ってしまったことによるたるみを改善し、肌のボリュームを補う効果が期待できます。

注射方法としては、スネコス200は悩みが気になる部位の真皮の中深層、スネコス1200は真皮の深層に、小型の注射器や、ピストル型の自動注射器である「メソガン」などの医療器具で薬液を少量ずつダイレクトに注射します。

施術をおこなう際の痛みに関しては、針を刺すときのチクッとする痛みがありますが、麻酔なしでも我慢できる程度の痛みといわれています。麻酔クリームや麻酔テープを使用した場合、ほとんど痛みを感じることはありません。

スネコスの使用量の目安

スネコスは製剤1本あたりの量が3cc弱で、目もと・口もと・頬など、局所的な注射では1回の施術につき1本使用しますが、顔全体やダメージの多い皮膚である場合は1回で2本使用するケースもあります。

施術を受ける間隔は目的に応じて変化

浅いシワを改善したい場合

目もと・口もとなどの浅いシワを改善したい方はスネコス200を1週間~10日に1度の間隔で、4回施術を受けるのがよいとされています。4回の施術を1クールとして、半年後に再度1クールを繰り返すことが推奨されています。

深いシワを改善したい場合

深くなってしまったシワを改善したい場合には、初回にスネコス1200とスネコス200を同日に注射して、その後1週間~10日おきに3回スネコス200を注射する計4回の施術を1クールとし、1クール終了から4カ月後、さらに1クール治療を繰り返すことでより効果が期待できるといわれています。

スネコスとほかの注射剤との違い

スネコスとほかの注射剤との違い

深いシワの溝を埋めるヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸注入は、肌にうるおいを与えることを目的とした柔らかいヒアルロン酸や、鼻やあごの形成で用いられる架橋剤を含んだ硬めのヒアルロン酸など、注入する部位や治療の目的によって使用する薬剤が異なります。

ヒアルロン酸注入は主に、ほうれい線やマリオネットライン、ゴルゴライン(目の下のシワ)のように、皮膚のたるみに伴って深く刻まれたシワの改善を目指す際におこなわれる施術です。シワに注入して溝を埋めたり、皮膚と骨をつなぐ役割をしている支持靭帯のゆるみを持ち上げることで、たるみの改善が期待できます。

ただし、目の下への施術は、注入したヒアルロン酸が肌の表面から青白く透けて見えてしまうチンダル現象を起こしやすく、ヒアルロン酸のみでは治療がむずかしい部位なので、目の下のくぼみやたるみ・小じわ・ちりめんジワの改善を目指す場合はスネコスが向いているとされます。

表情ジワの改善にはボツリヌス注射(ボトックス注射)

ボツリヌス注射は目尻の笑いジワ、眉間や鼻のシワ、額の横ジワ、あごの梅干しジワなど、刻まれてしまった表情ジワの改善を目指すことが可能です。ボツリヌス注射を打つことでシワの原因となっている筋肉の緊張をやわらげることができるので、表情が柔らかくなり顔の印象も優しくなるといわれています。

ボツリヌス注射は、筋肉を動かすための神経伝達物質である「アセチルコリン」の分泌をブロックする作用により施術部位の筋肉が動きにくくなる場合があるので、額のシワにボツリヌス注射をおこなうと目が重くなる、表情に違和感が生じるなど、ボツリヌス注射が苦手な方にはスネコスが向いています。

肌の若返り効果をもたらすリジュラン注射

リジュラン注射とは、サーモンDNA由来のポリヌクレオチドを成分とした製剤です。主成分のポリヌクレオチドに線維芽細胞を活性化させる作用があるので、加齢や紫外線などによって失われたコラーゲンやエラスチンの生成を促して肌のハリや弾力を改善する効果が期待できます。

また、毛細血管の循環を促進する作用もあるので、クマ・くすみ・ニキビ・ニキビ跡・赤ら顔・毛穴・傷跡など肌トラブルを根本から改善します。

リジュラン注射は、皮内注射した際に異物として排除されるリスクが低いことから、生体適合性の高い注射剤とされている一方で、魚アレルギーや魚卵アレルギーのある方は施術を受けることができません

スネコスの注射によるリスクとダウンタイム

スネコスのリスクとダウンタイム

スネコスの注射によるリスクと副作用

スネコスに使われているヒアルロン酸は従来のボリュームを出すのにつかわれるようなヒアルロン酸注入剤と異なって、比較的に柔らかいため、近年ヒアルロン酸注入の合併症として問題となっている血管閉塞のリスクが低く、アレルギーなどのリスクも少ないと考えられています。

ただし、ごく稀に施術部位の感染や疼痛、発疹、かゆみ、内出血が生じる可能性があります。痛みや発疹などの症状があらわれた場合は、局所感染やアレルギーの可能性も考えられるため、すぐに医療機関にご相談ください。

スネコスの施術によるダウンタイム

注射後に赤み、腫れなどが生じることがありますが、1日~2日でおさまる傾向にあります。また、部位によっては肌の表面に凹凸が生じることがありますが、ほとんどの場合、1日~2日で肌になじみます。

スネコスは注射針を使用して皮内注射をおこなうので、施術によって稀に内出血が起こる場合がありますが、1週間~2週間ほどで落ち着きます。

スネコスの施術の流れと事前に知っておくべきこと

スネコスの施術の流れ

スネコスの施術の流れ

(1)診察・カウンセリング

事前に肌の状態を診察し、カウンセリングをおこなって、どの部位に注射するかを決定します。気になる部位や仕上がりのイメージなど、しっかりとドクターに相談することが大切です。

(2)洗顔

施術部位を清潔にするために、洗顔をおこないます。

(3)麻酔

麻酔クリームの塗布、または麻酔テープを貼って20分ほど待機します。

(4)施術

スネコスを注射していきます。注射する部位や量は改善すべき状態や希望の仕上がりによって個人差があります。施術自体の所要時間は15分程度です。

(5)クーリング・終了

施術後に肌の赤みが生じた場合は、施術部位のクーリング(冷却)をおこなって終了です。

(6)経過観察

スネコスは施術を受けてから徐々に効果があらわれる施術です。ドクターから指示があった場合は、施術後の経過を観察・評価するために通院が必要となる場合があります。施術後の肌の様子をみながら、1週間~10日おきに1回、施術を受けることでより高い効果が期待できます。

スネコスの施術を受ける前後の注意事項

スネコスの施術を受ける前の注意事項

服用中の薬などがある場合は、診察・カウンセリングの際にその旨をドクターに伝えてください。おくすり手帳やメモ書きがある場合は、持参するとよいでしょう。

スネコスの施術を受けたあとの注意事項

  • 施術当日は内出血の広がるリスクを高めてしまうため、入浴(シャワーは可)・サウナ・飲酒・激しい運動など血行を促進させる行為は避ける
  • 施術による腫れや赤みの悪化を防ぐために、施術を受けてから24時間以内、または初期の腫れと赤みが消失するまでは日差しを避ける
  • 注射したスネコスがずれて移動してしまう可能性があるので、施術を受けてから10日前後は施術部位への強いマッサージを控える

スネコスの施術を受けられない方

  • 極端に肌が弱い方
  • スネコスに対してアレルギー症状が生じるアナフィラキシーの既往がある方
  • 重度の多発性アレルギーがある方
  • スネコスに含まれる成分に対しての過敏症が生じることが明らかな方、または可能性が高い方
  • 皮膚の疾患・炎症・感染症がある方
  • 癌を含む何らかの重篤な疾患がある方
  • 妊婦または妊娠している可能性の高い方、授乳中の方
  • 未成年の方(安全性が確立していないため)
  • 出血傾向を有するお薬やワーファリン・アスピリンなどの投与を受けている方
  • 出血傾向を有する肝疾患をお持ちの方
  • ケロイド・肥厚性瘢痕形成に対する感受性が増大している方
  • 心疾患、糖尿病、高血圧のある方
  • ペースメーカーが入っている方
  • 膠原病などの自己免疫疾患の既往がある方もしくは現在発症されている方
  • 最近、外傷や外科的治療を受けられた方
  • 顔にシリコンなどが入っている方

上記のなかで思い当たる症状やそのほかに気になることがある方は、事前にドクターに相談してください。

スネコスの料金相場

スネコスの料金相場は、1回(1本)あたり50,000円~80,000円程度で、目元・口周り・頬など局所的な施術の1回分となります。

スネコス2回(2本)で全顔または首1回分、あるいは局所的な施術の2回分となり、料金相場は100,000円~140,000円です。2本目以降、もしくは2回目以降の施術はセット価格になる医療機関もあります。

スネコスの注射で満足のいく施術効果を得るために

スネコスで満足のいく効果を得るために

スネコスと併用できる施術

スネコスによる肌質を向上させる治療と併用してそのほかの施術をおこなうことで、さらなる効果が期待できます。各施術は同日施術可能なものもありますが、施術を受ける時期はドクターと相談のうえ決めてください。

ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸注入は、加齢によって骨が痩せたり皮下脂肪が減ってたるんでしまった皮膚の改善に効果があります。

スネコスの美肌効果と小ジワを改善する作用に加え、ヒアルロン酸注入でくぼんでしまった頬やこめかみなどのボリュームロスを補うことでたるみを改善し、頬の位置を高くふっくらと見せて、若々しい印象へと導きます。

ハイフ(HIFU)

ハイフによるたるみ治療は、マシンを使用して皮膚の下にあるSMAS層(表在性筋膜群)と呼ばれる表情筋を覆っている筋膜に超音波を照射し収縮させて、皮膚の下からたるみを引き上げる美容医療です。

皮膚のハリや弾力を改善させるスネコスと併用して、ハイフ治療によって皮膚の奥のゆるんでしまった筋膜までアプローチすることで、シワとたるみの改善に相乗効果が期待できます。

スレッドリフト

糸(スレッド)を皮膚に入れて顔や首元のたるみを引き上げる治療がスレッドリフト(糸リフト)です。

スネコスで土台の肌質を整えて小ジワを改善させながら、スレッドリフトを併用してたるみによるほうれい線やマリオネットラインを改善することでより若返り効果が期待できます。

医療機関の選び方

スネコスで満足のいく効果を求めるには、理想とする仕上がりに合った製剤の種類と使用量、間隔で施術を受けることが大切です。

安全性が高いといわれるスネコスですが、施術者の知識と技術次第では期待していた結果が得られないなどのトラブルを招いてしまうケースも考えられるので、スネコスの施術の件数が豊富なドクターや、部位ごとに異なる皮膚の厚さを熟知したドクターなどが在籍する医療機関のもとで施術を受けることが重要です。

また、スネコスは肌の基礎を整えて肌質を改善に導く施術なので、肌質を整えつつ、様々な治療と併用することで相乗効果が期待できます。より効果的な治療を提案してもらうために、まずはスネコスの施術実績がある医療機関でカウンセリングを受けて、肌の悩みを相談してみるとよいでしょう。