• HOME

脂肪吸引の顔や身体への効果と痛みやダウンタイム・リスクと失敗の修正方法

0
0

SHARE

記事監修

長野 寛史
長野 寛史 医師

Mods Clinic

日本美容外科学会会員 コンデンスリッチファット(CRF)療法認定医 VASER Lipo認定医 VASER 4D Sculpt(ベイザー4D彫刻)認定医

長野寛史医師のいる医療機関

Mods ClinicMods Clinic
お問い合わせ先:0120-900-524(東京院)
0120-920-416(大阪院)

脂肪吸引はカニューレと呼ばれる管を皮下に挿入して皮下脂肪を吸引することで除去する外科的な美容医療の施術です。頬・あご・二の腕・ウエスト・太ももなど、顔と体において気になる部位の皮下脂肪を減少させて理想とするフェイスラインやボディラインを目指すことができます。

脂肪吸引は、きつい運動や食事制限をせずに皮下脂肪を減少させることができるため、興味を持つ方が多い一方で、ダウンタイムやリスクなども話題になることが少なくありません。

もちろん外科的な処置をおこなうため、一定のダウンタイムを伴いリスクもゼロではありませんが、昨今は医学の進歩や手術方法の発達などによって、施術が確立された当初に比べると身体への負担を抑えた脂肪吸引の方法が普及しつつあります。

手術後のトラブルをなくすためにも、一般的なダイエットによる効果と脂肪吸引による効果の違いや、脂肪吸引の手術内容も事前に知っておく必要があります。

また、脂肪吸引の手術による腫れやむくみなどがもとの状態に戻る「ダウンタイム」の目安やリスク、手術後の過ごし方などについても理解して検討することが、より自身にあった施術の選択につながります。

皮下脂肪を減少させて部分痩せを目指せる脂肪吸引

脂肪吸引の顔や身体への効果と痛みやダウンタイム・リスクと失敗の修正方法

脂肪を取り除く美容医療には皮膚の切開を伴う「切る」施術と、マシンや薬剤をつかうことで「切らない」施術がありますが、脂肪吸引は皮膚を数mm切開した後に「カニューレ」と呼ばれる管を皮下脂肪に挿入して、脂肪細胞を吸引(除去)する外科手術のひとつです。

マシンや薬剤を用いた切らない施術は基本的に脂肪を直接取り除くのではなく、脂肪細胞を損傷させたり代謝を促すことで減少を目指すものです。そのため、十分な痩身の作用が得られるまでに複数回の施術を必要とすることもあります。

一方の脂肪吸引は外科的な処置によって脂肪細胞を物理的に取り除く手術であるため、即効性があり短期間で脂肪を減少させることができます。

 

脂肪吸引

脂肪吸引には「ベイザー脂肪吸引(VASER Lipo)」「スマートリポ(Smartlipo)」「ライポマティック(Lipomatic)」「アキーセル(Aquicell)」「ボディジェット(Body jet)」などの種類があり、医療機関によって異なります。

脂肪吸引で減少するのは「皮下脂肪」

脂肪には内臓まわりに付着する「内臓脂肪」と指でつまめる「皮下脂肪」がありますが、内臓脂肪は筋肉の下にあるため脂肪吸引で取り除くことはできません。脂肪吸引で除去できるのは、筋肉の上にあり見た目のボディラインに影響を与える皮下脂肪です。

女性は男性より皮下脂肪がつきやすく、男性は女性に比べて内臓脂肪が目立つタイプが多いといわれます。

脂肪吸引は体重の減少ではなく見た目を整える手術

「せっかく脂肪吸引をしたのに、体重や体脂肪率がそれほど変わらない」という声を聞くことがあります。 皮下脂肪は水より密度が低く比重が軽いので、脂肪吸引をしても体重や体内に含まれる脂肪の割合をあらわす体脂肪率への影響は大きくありません。

たとえば、1,000ccの皮下脂肪を除去したとしても、体重が1kg減少することはありません。脂肪吸引は体重の減少ではなく、脂肪を取り除いて見た目を整えることが目的であるため、体重が大きく変わることはありませんが、施術部位の脂肪が減少することで見た目の印象が変わります

  皮下脂肪 内臓脂肪
特徴 皮膚の直下にあって手でつまめる 内臓まわりにあり、手でつまめない
つきやすい性別 女性 男性
ダイエットによる影響 落としづらい 落としやすい

ダイエットと違ってリバウンドしにくい脂肪吸引

運動や食事制限によるダイエットは、食事で摂取した過剰な中性脂肪を蓄えて大きくなった脂肪細胞を小さくさせることで、脂肪のサイズダウンを目指すものです。

脂肪細胞に蓄えられた中性脂肪は、生理機能に必要なエネルギーが体内で不足した際に、再びエネルギーとして利用されて消費されます。

そのため、運動や食事制限といったダイエットをおこなうことで、蓄えられていた中性脂肪が放出されて脂肪細胞の縮小が見込めますが、脂肪細胞の数自体は減少しないため、ダイエットで脂肪細胞が小さくなっても、運動量が減り食べる量が増えることで再び中性脂肪を蓄えて大きくなることがあります。これが「リバウンド」です。

脂肪吸引をした後、食べすぎや運動不足などの生活習慣が原因で残った脂肪細胞が大きくなることはありますが、一度吸引して除去した脂肪細胞が元に戻ることはありません。脂肪吸引は、皮下脂肪の脂肪細胞そのものを吸引して取り除くため、リバウンドの可能性が少ないといえます。

脂肪吸引で一度に吸引できる脂肪量と施術部位

脂肪吸引では、キレイな仕上がりのボディラインを目指すために、もともとの体型のバランスや皮膚のハリ・弾力といった質感なども考慮して残すべき脂肪は残してデザインしていきます。そのため、吸引する脂肪量が多いほど美しい見た目になるというわけではありません。

また、一度に多くの脂肪をとり過ぎると体に負担がかかるため、一度の施術で吸引する脂肪量はおよそ3,000cc~4,000ccとされています。ただし、部位ごとに脂肪のつき方は異なるため、頬や顎の顔の施術では30cc~90cc、腹部や太ももといった脂肪が多い部位では1,000cc~3,000ccなど部位ごとに吸引する脂肪量は変わります。

施術できる部位

  • あご
  • 二の腕
  • 背中
  • ウエスト
  • 上腹部
  • 下腹部
  • 臀部
  • 外もも・内もも
  • ひざ上
  • ふくらはぎ

脂肪量が多いために、一度の施術で吸引できる脂肪量より多くを吸引する必要がある場合は、施術は複数回に分けておこなわれます。その場合、体への負担を考えて2週間~4週間程度、期間を空けておこないます。

ただし、一度の施術の脂肪吸引可能な量の範囲内であれば、二の腕と腹部といったように複数部位を同時に施術することも可能です。

脂肪吸引が向いている方

  • 内臓脂肪よりも皮下脂肪が多いタイプの方
  • 1回の施術で見た目の変化を得たい方
  • あごや腕など部分的な脂肪を減少させたい方

脂肪吸引は皮下脂肪を減少させる手術であるため、内臓脂肪の過多を改善したい方や、一度の施術で劇的な体重の減少を求める方などは不向きといえます。

脂肪吸引の手術を受けられない方

持病や疾患のある方
持病を抱えている方は、担当主治医の承諾が必要な場合があります。

また、重度の糖尿病を抱えている方や、腎臓・心臓などに疾患がある方は受けられない場合がありますので、担当の主治医に脂肪吸引を受けても問題ないかご確認ください。

妊娠の可能性がある・妊娠中の方
手術時に使用する麻酔が母体に影響を及ぼす可能性があるため、妊娠の可能性がある方や妊娠中の方は脂肪吸引ができません。

身体への負担や痛みを軽減するカニューレと麻酔

施術を受けた後、腫れや内出血などの症状があらわれます。その症状が治まり、もとの状態に戻るまでの期間を「ダウンタイム」といいますが、この間ずっと休んでいる必要はありません。

かつて脂肪吸引の施術が確立された当初と比べると、カニューレや麻酔の工夫によって、手術後の痛みが抑えられるようになりました。傷跡も目立ちにくくすることができます。

脂肪を吸引するカニューレ

1970年代後半にフランスのIllouz(イロウズ)博士やFournier(フルニエ)博士らにより、カニューレによる脂肪吸引法が考案され、日本でも20年ほど前までは、欧米で使用されるサイズと同じカニューレが使用されていました。

その後日本人の体格に合わせた細いカニューレが作られ、現在は長さ・形・太さの種類が増えて、吸引する部位や脂肪層の深さにあわせたカニューレにより施術がおこなわれます

吸引用のカニューレは一般的に太さ(直径)が5mm前後であり、長さや形状などによってさまざまな種類があって、顔・二の腕まわり・お腹・太ももなど、それぞれの部位や個人の体型に合わせてドクターが適切に選択します。

脂肪吸引では使用するカニューレの太さが数ミリ違うだけで手術後の傷の目立ち具合が大きく変わるとされて、傷の目立ちにくいキレイな仕上がりを目指すために、一般的なものよりも細い直径3mmほどのカニューレを使用する医療機関も存在します。

止血剤と麻酔剤を混ぜたチュメセント液

1980年代にアメリカのKlein(クライン)ドクターにより開発された「Tumescent Technique(チュメセント テクニック)」により出血を抑えた脂肪吸引ができるようになりました。

チュメセントテクニック(チュメセント法/ウェットメソッド)は、脂肪吸引をおこなう前に、生理食塩水と止血剤と麻酔剤(リドカイン)を混ぜたチュメセント液を施術部位に注入する方法です。チュメセント液は脂肪をふやかす作用があり、出血を抑えて局所麻酔の役割を果たします。

麻酔剤のリドカインを薄めて注入することで多くの量を安全に用いることができるようになり、また、脂肪層が均一に膨らむため脂肪層を確認しやすくなりました

しかし、麻酔液は手術後のむくみの原因にもなるので、一般的には手術直後に看護師が手作業で手術部位に残った麻酔液を絞り出す処置がおこなわれます。

さらにその後、手術部位を圧迫・固定する処置をして、意識が覚醒してから帰宅する前に再び麻酔液を絞り出す処置をおこなうことで、より手術後のむくみの軽減につながるとされます。

脂肪吸引でつかわれる麻酔

チュメセント法による局所麻酔のみで施術がおこなわれる場合もありますし、チュメセント法に静脈麻酔や全身麻酔といったほかの麻酔が併用されることもあります。

麻酔の種類 麻酔薬の効かせ方 意識 呼吸 特徴
局所麻酔 施術部位に注射で注入 ある 自発 局所的な麻酔であるため体への負担は少ない
硬膜外麻酔 背骨の隙間に細い管を挿入して注入 ある 自発 管の挿入時に痛みを感じる場合がある
静脈麻酔 静脈内に点滴で注入 ない 自発 麻酔が切れた後に、全身麻酔のようなめまいや吐き気をともなうことが少ない
全身麻酔 呼吸器で吸引 ない 人工 麻酔が切れた後に、めまいや吐き気をともなうケースがある

脂肪吸引のリスク・失敗と修正方法

脂肪吸引のリスク

脂肪吸引は一度の施術で感じられる脂肪減少の効果も大きいですが、外科手術であるためリスクや副作用も伴います。医学の進歩や手術方法の発達などにより安全性が高まった昨今でも、担当するドクターの知識や経験によっては生命の危険に繋がるような重篤なリスクや合併症を引き起こす可能性がゼロではありません。

脂肪吸引には以下のようなリスクがありますが、これらはドクターの経験により発生するリスクが抑えられるといえます。

麻酔トラブルによるリスク

とくに全身麻酔は身体への負担が大きいため、麻酔が切れた後に、めまいや吐き気をともなうケースがあります。また、麻酔量を誤る・身体に合わない麻酔薬をつかうことで、ショック症状やアレルギーを引き起こす可能性があります。

内臓を傷つけるリスク

脂肪吸引の症例件数が少なく経験が乏しいドクターが担当した場合、腹部の施術において脂肪吸引の際に内臓を傷つける可能性があります。

脂肪塞栓(しぼうそくせん)を引き起こすリスク

手術において血管が損傷して、万が一脂肪が血管に入り込んだ場合、塞栓症を引き起こすことがあります。脂肪が入り込んでしった血管によって、肺塞栓・脳塞栓、眼動脈であれば失明の可能性もあります。

感染症を引き起こすリスク

通常は考えられませんが、医療器具を使い回すなどの衛生管理に問題がある医療機関で手術を受けた場合、皮膚を切開してカニューレを挿入する際に、細菌が入り感染症を引き起こすリスクがあります。

出血多量によるリスク

止血が適切におこなわれなかった場合や血管が傷つくと、多量出血による貧血やショック症状が起こる可能性があります。また、血液が体内に溜まって血腫(けっしゅ)となるリスクがあります。

脂肪吸引の失敗と修正方法

「仕上がりが不自然」「左右差がある」など、希望通りのデザインにならなかった場合や、脂肪の取りムラによって肌が凸凹になってしまった場合などは、修正する再手術が必要です。

過去に受けた脂肪吸引によって皮膚に凹凸が生じたなどの失敗については、他院の症例であったとしても修正を受け付けている医療機関もあります。ただし、希望の仕上がりにならなかったケースや脂肪の減少の効果が感じられないといった場合は、手術を受けた医療機関に相談する必要があります。

不自然なライン・凹凸・左右差・脂肪の取り残し

部位によって脂肪の吸引しやすさが異なるため、吸引しやすい部位で吸引できるだけ吸引することなどで不自然にならないように注意しながら脂肪吸引がおこなわれます。また二の腕・ウエスト・太ももなどにおいてはもともと左右非対称である場合もあるため、バランスを考えて施術がおこなわれます。

それでも不自然なラインや左右差、脂肪の取り残しが起こった場合は、別の部位から採取した脂肪を注入あるいは再度脂肪吸引をおこなって整えます。

傷跡が残る

カニューレを挿入するための切開は、二の腕や太ももの付け根など皮膚のシワと重なり目立たない位置でおこなわれます。万が一腫れやむくみが落ち着いた手術後6カ月以降も傷跡が目立っている場合は、傷跡を目立たなくするほかの美容医療で改善が期待できます。

脂肪の取り過ぎ

取り過ぎた脂肪を元に戻すことはできず、皮膚がたるむ原因ともなります。脂肪を取り過ぎたことにより、ラインが崩れて皮膚がたるんでしまった場合は、別の部位から採取した脂肪を注入することで改善を目指します。

なお、希望するボディラインを目指すことで事前に皮膚のたるみが想定される場合は、皮膚のたるみを切除する手術の併用が検討されます。

脂肪の取り残し

施術直後は腫れやむくみにより、施術効果があらわれにくくなります。3カ月ほど経過して腫れがひいた時点で確認して、取り残しがあると判断された場合は再度脂肪吸引することになります。

脂肪吸引の費用相場

脂肪吸引は、保険適用の対象外であるため、自費診療となります。

脂肪吸引の料金は医療機関によって異なりますが、1部位の施術あたり200,000円〜400,000円程度が相場です。ただし、医療機関によっては、費用に含まれる項目が異なります。

たとえば、手術後は施術部位を包帯やサポーターで圧迫固定する必要がありますが、圧迫サポーター費用が含まれているのか、また手術後のケアとしてほかの施術もセットになっているのかなど、費用のなかに何が含まれているのかについては各医療機関にご確認ください

また、腹部全体の施術を希望する場合は、上腹・下腹・ウエストと3部位おこなうことになる場合もありますが、その場合は3部位とカウントされることもあります。

脂脂肪吸引の施術の流れ

脂肪量が多い場合などは入院をすすめる医療機関もありますが、休みを取りにくい方や短時間での施術を希望する方のニーズにも対応できるよう、日帰りで受けられる医療機関が増えています。

施術前の注意点

  • 施術前は、食事や水分補給を控えます。
  • 麻酔により手術後は車の運転ができないため交通機関を利用して医療機関に向かいます。

一般的な手術当日の流れ・手順

(1)カウンセリング・診察

体型の悩みや希望の施術について、事前にドクターとカウンセリングをおこないます。希望のボディラインにデザインしてもらうためには、ドクターとカウンセリングでしっかりと仕上がりイメージを共有することが重要です。
生活に支障がでないよう、自分がおこなう施術に必要な手術時間やダウンタイムを確認しておくと安心です。また、手術後の痛みが強いときにはどうしたらよいのか、手術後の過ごし方、費用やリスクについてなど、どんなに細かいことでも不安や疑問が残らないよう、しっかりと確認するようにしてください。

(2)血液検査

血液検査は、施術当日ではなく施術前の別の日におこなう場合もあります。
感染症の有無や健康状態を確認するために血液検査や服用中の薬などのチェックをおこないます。

(3)デザイン

脂肪吸引をおこなう箇所や範囲を決定したら、仕上がりをイメージしてどこの脂肪をどのくらい除去するかペンでマーキング(デザイン)します。

(4)麻酔

チュメセント法による局所麻酔、あるいはチュメセント法と静脈麻酔や硬膜外麻酔が併用されます。

(5)施術・麻酔液の絞り出し

麻酔が十分に効いたら、皮膚を数ミリほど切開し、カニューレを挿入して脂肪を吸引していきます。施術時間は、脂肪吸引する箇所や範囲にもよって異なりますが、おおむね1時間〜3時間程度が目安です。

(6)縫合・圧迫固定

脂肪吸引後、切開した皮膚を縫合します。脂肪吸引後は、老廃物の排出を促し、むくみや内出血を軽減させるために、包帯やガードルなどで圧迫固定をおこないます。圧迫固定により皮下出血やむくみ・腫れなどのダウンタイムを軽減します。

(7)手術後

麻酔から目が冷めるまでは、医療機関でやすみます。

手術後の注意点

施術当日はゆっくりと安静に過ごします。 デスクワークでしたら翌日から可能です。体を動かす仕事は3日目におこなう診察の際、ドクターに相談して確認してください。

手術後1週間程度は、激しい運動や飲酒、患部への刺激などは控えてください。

シャワーは当日から可能ですが、手術後3日間は圧迫固定を継続するため、圧迫固定している部位以外はシャワー浴ができます。3日目の検診後はシャワーの際に圧迫固定を外せるため、全身シャワーを浴びることが可能です。

顔の脂肪吸引の場合、メイクは手術後の経過により翌日もしくは2日後より可能とされます。

手術後の経過・ダウンタイムと過ごし方

施術当日 仕事はせず、安静に過ごす
翌日 痛みのピーク
医療機関の指示に従い鎮痛剤を服用する
3日後 痛みのピーク
★医療機関で圧迫固定を外し、経過検診を受ける
1週間後 ★医療機関で抜糸をおこなう
抜糸をした後から入浴可能
むくみが引き始める
皮膚が硬くなる「拘縮(こうしゅく)」が生じることがある
3週間後

腫れが引きはじめ、内出血がおさまる目安

マッサージやストレッチで拘縮を軽減

1カ月後 ★医療機関で経過検診を受ける
傷跡が目立たなくなる
3カ月後~半年後 腫れや色素沈着がおさまる
施術部位の硬さや凹凸がなくなる

表にある★マークは通院のタイミングですが、上記のスケジュールは参考で、実際の経過には個人差があります。実際の通院スケジュールや手術後の過ごし方については、手術を受ける医療機関の指示に従ってください。

手術直後は腫れやむくみで一時的に太ったように見えることもありますが、日数の経過に比例して腫れやむくみが落ち着き、痩身・小顔効果を感じられるようになります。

脂肪吸引の手術後の痛み

麻酔が切れた後の痛みには個人差があります。

また、施術を受ける部位によっても痛みの程度は変わり、太ももや腹部など広範囲に及ぶ部位は痛みを感じやすく、筋肉痛のような痛みがあります。立ったり座ったりするときや歩行、階段の上り下りのときなど、身体が振動する際に痛みを感じやすいとされ、一つひとつの動作において普段より余裕を持っておこなう必要があります。

ただし、カニューレや麻酔の工夫に加えて最新機器を用いた手術であれば、脂肪周囲の線維組織にダメージを与えず手術をおこなうことができるので、歩けなくなるほどの痛みを伴うことはほとんどありません。

痛みの感じ方は人それぞれであるため、デスクワークなど身体を動かすことが少ない仕事をされている場合は翌日から出勤される方もいますが、広範囲の施術や脂肪量によっては数日間は自宅安静をすすめる医療機関もあります。痛みのピークは2日〜3日続きますが、徐々に軽い痛みに変わります。

手術後におこなうマッサージやストレッチ

手術直後は安静に過ごす必要がありますが、腫れや痛みが引く3週間後あたりからマッサージのセルフケアをおこなうことが推奨されています。

手術後、一部の脂肪がなくなった状態に慣れていない細胞によって、皮膚が引きつれたように硬くなる「拘縮(こうしゅく)」という現象が起きますが、マッサージをおこなうことで軽減が期待できます。

マッサージをおこなう際は、皮膚の凸凹を押すように摘まんで引っ張るようにして皮膚をほぐします。また、皮膚を軽く引っ張り伸ばすストレッチも効果的とされます。マッサージを怠ると、皮膚に硬さが残ったり、凸凹になる可能性があります。

手術後におこなう圧迫固定

手術後3日間は圧迫固定をおこない、4日目からはシャワーのとき以外は圧迫固定をおこないます。その後も、むくみ防止として手術後1カ月程度の継続が推奨されています。

圧迫固定をおこなうアイテムは、医療機関で用意されている場合もありますし、市販されているものを自分で購入することもできます。顔まわりの脂肪吸引をした場合の圧迫固定はフェイスサポーター、上半身の場合はインナータイプのもの、ウエストの場合はウエストニッパー、太ももの場合はガードルタイプなど施術部位ごとに対応した圧迫固定のアイテムがあります。

自分で購入する場合は、太ももの圧迫にはストッキングよりもガーターベルトを選ぶ方など、日常生活に支障がでないよう着脱のしやすさも考慮すると良いでしょう。

正しい圧迫固定は、肌の凹凸や皮膚がかぶれて色素沈着を起こすことの予防につながるため、医療機関でやり方をしっかりと確認してください。

手術後のメンテナンスに良い施術

脂肪吸引とインディバやエンダモロジー

脂肪吸引後に皮膚が硬くなる拘縮を和らげる施術に、高周波治療をおこなう「インディバ」と「エンダモロジー」があります。手術後のケアとして、あらかじめインディバやエンダモロジーの施術をセットにしたプランを扱っている医療機関もあります。

インディバは吸引した部位に電磁波のエネルギーである高周波を照射して温めることで、脂肪吸引後の内出血、腫れやむくみ、痛み、皮膚の硬直や凸凹感を軽減する効果が期待でき、アスリートの怪我や傷跡回復としても活用されています。

エンダモロジーは、ローラーを使って脂肪をもみほぐすトリートメント方法で、硬く固まった脂肪を柔らかくする効果が期待できます。血行やリンパの流れを整えて代謝を高め、老廃物を排出するので、むくみの緩和にも効果が望めます。

インディバもエンダモロジーも、脂肪吸引の手術後3週間ほど経ち、腫れや痛みが治まってからおこなわれます。

「上手なドクター」と「自分に合ったドクター」の見極め方

脂肪吸引の施術結果はドクター個々人の技術力に大きく左右されます。脂肪吸引に使うマシンをしっかりと使いこなすことはもちろんですが、その上でどれだけの症例数を積んでいるかということが一番重要です。

変化の大きい症例は見ていて見栄えがしますが、そういった症例に限らず様々な体型の方の症例を数多く提示しているドクターに施術をお願いすることが、「上手なドクター」に出会う上で重要といえます。

そのほか、必ず自分の目と足で判断することが大切です。金額や評判は医療機関選択のヒントにはなりますが、口コミや評価の高い医療機関が自分の希望する施術をおこなうとは限りません。手術後に後悔しないためには、複数の医療機関に足を運び、以下について問題ないかを確認します。

  1. 納得のいくカウンセリングを受けられるか
  2. 医療機関のおすすめ施術だけでなく、自分の希望をきちんと聞いてくれる
  3. 施術のメリットだけでなく、リスクや副作用についてもしっかり説明があるか

また、万が一失敗した場合の修正方法も理解・納得したうえで脂肪吸引を受けるようにしてください。

Mods Clinicの脂肪吸引

記事を監修していただいた長野寛史先生に、脂肪吸引について教えていただきました。

KIREI
脂肪吸引は、どのような悩みがある方に向いていますか?
dr_nagano
身体に気になる脂肪がある方であれば、脂肪吸引が向いています。なかでも「ダイエットしてもここだけは痩せない…」と部分的な脂肪を気にされる方が多いです。
もちろん身体の大きな方やダイエットを目的とした方にも手術を受けていただいておりますが、割合的には、肥満体型よりも普通体型・痩せ体型の方が多い傾向にあります。
また、短期間で効果を実感したいとお考えの方にもおすすめです。物理的に脂肪を除去するので、即効性があり、リバウンドのリスクがダイエットよりも低くなります。
KIREI
身体への負担を軽減するために、どのような処置をおこなっていますか?
dr_nagano
最新の機器「ベイザーリポ」を使用
→機器が持つ振動エネルギーで脂肪を柔らかくして優しく除去します。血管や神経など、他の組織を傷つけにくいので、手術中の出血や体への負担を抑えることが可能です。
直径3mmの極細カニューレを使用
→脂肪吸引では、一般的に直径4.6mmのカニューレが使用されるのですが、モッズクリニッでは、直径3.0mmの極細カニューレを使用します。カニューレの直径が細い分、組織へのダメージを抑えるほか、術後の痛みや内出血なども最小限に抑えることができます。
KIREI
挙げるとすれば、脂肪吸引のデメリットは何ですか?
dr_nagano
①ダウンタイムがあること、②仕上がりが医師の技術に左右されてしまうことです。
①脂肪を吸引すれば確実に細くなりますが、術後は腫れや痛み、むくみ、内出血などが生じます。このように、手術による症状が出ている期間をダウンタイムと呼びます。
上にあげた症状は、術後1週間~2週間ほどで落ち着き、術後3週間頃から拘縮(皮膚がボコボコする症状)という症状が現れ、術後6ヶ月で落ち着きます(クリニックによってご案内しているダウンタイム期間に差が生じます)。
②近年では脂肪吸引機器の性能も上がり、技術力の高いドクターが増えてきたものの、失敗のリスクはゼロではありません。よくあるのが、以下のような失敗です。
顔:頬がこける、バランスが不自然
二の腕:凸凹、溝ができる、皮膚がたるむ
太もも:凸凹、溝ができる、お尻が垂れる
お腹:凸凹、皮膚がたるむ、左右差や段差が生じる
KIREI
Mods Clinicでの脂肪吸引の料金を教えてください。
dr_nagano
人気の顔・二の腕・お腹・太ももの料金をお伝えします。
・基本セット(消耗品・麻酔・内服薬):税込5万5千円

・頬+顎下:税込55万円
・二の腕(両腕):税込27万5千円
・お腹:1箇所 税込27万5千円
 吸引箇所が胸下・上腹部・下腹部・側腹部に分かれています。
・太もも:1箇所 税込27万5千円
 吸引箇所が内側・外側・前面に分かれています。
となっております。
お得な複数部位プランやモニター料金もご案内できますので、詳しくはモッズクリニックにお問い合わせください。
KIREI
脂肪吸引の手術をこれから受けようか迷っている方にメッセージをお願いします。
dr_nagano
ダイエットではむずかしい部分痩せこそ脂肪吸引だと、私は考えます。
これまで毎日のように脂肪吸引をおこなってきましたが、皆さま声を揃えて仰っていただけているのが、「思ったより痛くなかった」「もっと早く受ければよかった」といったお言葉です。
脂肪吸引はダウンタイムが長くて辛い、怖いといったイメージを持たれて施術を受けることをためらっている方もいらっしゃると思いますが、それは一昔前のイメージです。
上でもお話しした通り、今は技術が進歩しており、痛みや腫れを少なくすることができる時代になりました。部位によっては、翌日からの仕事復帰も可能なほどです。
ですので、少しでも脂肪吸引に興味を持たれていらっしゃる方は、一度カウンセリングに足を運んでお話を聞いてみてください。
どうか皆様が素敵なクリニック、ドクターに出会えますように。私にもお手伝いできることがあれば、脂肪吸引専門クリニックの医師として責任を持って担当させていただきます。
KIREI
長野先生、ありがとうございました!

監修医師の紹介

脂肪吸引・注入を専門とするクリニック「Mods Clinic」の院長である長野寛史医師。“綺麗になるための手術以外はしない“を信条として、脂肪吸引7,500件以上(2012年~2019年)、脂肪注入2,600件以上の症例を手掛ける。 CRF療法やVASER Lipo、VASER 4D Sculptの認定医の資格を保有。ドクター向けのセミナー講師や海外での学会発表、著書「脂肪吸引革命」の出版など活動の場は多岐にわたる。

長野寛史医師のいる医療機関

Mods ClinicMods Clinic
お問い合わせ先:0120-900-524(東京院)
0120-920-416(大阪院)

0
0

SHARE