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ピコシュアなら薄いシミでも改善が期待できる理由と光治療やほかのレーザー治療との違い

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記事監修

奥 謙太郎 医師

あざみ野ヒルズスキンクリニック

American society for laser medicine and surgery Advisory Board Member of CynoSure 日本美容皮膚科学会 日本皮膚科学会 日本抗加齢医学会

奥 謙太郎医師のいる医療機関

あざみ野ヒルズスキンクリニックあざみ野ヒルズスキンクリニック
お問い合わせ先:045-507-7420

あざみ野ヒルズスキンクリニック院長であり、ピコシュアを開発した米国最大手の医療レーザーメーカーCynoSure(サイノシュアー)社においてAdvisory Board Memberである奥謙太郎医師。ピコシュア施術の経験が豊富で、ピコシュアによる臨床実績は5,000症例にものぼります。奥医師のセミナー受講のためだけに来日する外国人医師も多く、その知識と高い技術力は国内のみならず海外からも厚い信頼を寄せられています。

ほほに手を当てる女性

シミ治療には、内服薬や外服薬、光治療のほかレーザー治療があります。治療に使うレーザーには複数の種類がありますが、なかでもピコ秒レーザー(以下ピコレーザー)であるピコシュアによるシミ治療では、薄いシミの改善が期待できます

レーザーは一発当たりの照射時間である「パルス幅」の違いによって種類が変わり、パルス幅がピコ(一兆分の1)秒単位であるピコレーザーのほかに、ナノ(10億分の1)秒単位のQスイッチレーザーがありますが、ピコレーザーとQスイッチレーザーではシミの原因であるメラニン色素への作用が異なります。そして、その違いによって、ピコレーザーは皮膚へのダメージが少ない傾向にあります。

また、複数あるピコレーザーのマシンのなかでも、ピコシュアはメラニン色素に対する反応が高いという特徴があります。

濃いシミより改善が難しいとされる薄いシミにおいても、ピコシュアでは改善が期待できる理由やほかの治療との違いを知って、後悔しない治療を選択してください。

シミができるメカニズムと種類

肌を包む女性

皮膚は、上から表皮・真皮の2層に分かれていますが、そのどちらにもシミができることがあります。 一番上にある表皮は、上から角質層・顆粒層・有棘(ゆうきょく)層・基底層の4層が重なってできており、基底層に存在する色素細胞「メラノサイト」が作るメラニン色素が皮膚に沈着すると、茶色のシミになります。

また、基底層の下に位置する真皮層に何らかの原因でメラニン色素が入り込み沈着すると、青色や薄黒いシミができます。

シミの原因「メラニン色素」の役割

肌が紫外線を浴びると、皮膚細胞を酸化させる活性酸素が発生します。活性酸素が増加すると肌細胞が傷ついてしまうため、それ以上の紫外線ダメージを防止するため、メラノサイトがメラニン色素を産生し「細胞を守る日傘」として働きます

生成されたメラニン色素は、通常であれば皮膚の新陳代謝であるターンオーバーによって皮膚の上層に押し出され、やがて剥がれ落ちます。しかし、ターンオーバーの周期が乱れると、メラニン色素が排出されず表皮内に蓄積してシミとなって現れます

シミの種類ごとの特徴と見分け方

シミにはいくつかの種類がありますが、紫外線による老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)・肝斑(かんぱん)が多く、そのほか太田母斑・炎症後色素沈着・色素性母斑・そばかすなどがあります。

シミの種類 大きさ 部位 発症時期
老人性色素斑 薄茶色〜茶色 5mm〜10mm 頬など光に当たりやすい場所 20代から
肝斑 薄茶色 目の下から頬にかけて逆三角形
左右対称であることが多い
30代~50代
太田母斑 青紫〜グレー 数mm~数cm 額、眼瞼(まぶた)、頬、顔面の片側 生後1年以内、思春期以降
炎症後色素沈着 薄茶色~黒色 怪我、やけど、ニキビができた部位など 20代~
色素性母斑 茶色~黒色 1mm~数cm 全身 乳児~
そばかす 薄茶色~茶色 1mm~4mm 鼻・頬、首~デコルテ付近 約5歳~

老人色素斑

老人性色素斑は、別名日光黒子(にっこうこくし)とも呼ばれていて、紫外線を浴び続け、過剰に生成されたメラニンが表皮内で蓄積されることによってできるシミを指します。

シミの色と通常の肌の色の境目がはっきりしていることが特徴で、20代~30代から現れはじめ、加齢とともに色が濃くなったり、数が増えたりする傾向があります。

肝斑

肝斑は、主に30代~50代の女性に多く発症するシミの一種で、目の下から頬にかけて、左右対称に逆三角形の範囲にできることが特徴です。原因についてはまだ詳しくわかっていませんが、紫外線によるメラニンの過剰生成のほか、女性ホルモンのバランスの乱れや肌へのこすり刺激など多くの原因によって起こるといわれています。

太田母斑

太田母斑は、主に生後1年以内に発症し濃くなっていく場合と、思春期以降に発症する場合があります。はっきりとした原因は解明されていませんが、胎児期におけるメラノサイトの異常によって引き起こされると考えられています。見た目の特徴として、額や頬・目の回りなど片側の顔にあざのような青いシミが生じることが多く、自然に改善することがありません。

正常なメラノサイトは表皮の基底層に存在し基底層でメラニン色素の生成をおこないますが、太田母斑は真皮にメラノサイトが存在しメラニン色素が真皮内に蓄積されることで現れます。メラニン色素が皮膚の深い層で蓄積するほど、あざのような青紫色のシミになります。

炎症後色素沈着

炎症後色素沈着とは、メラノサイトの刺激物質が放出されることで、メラニン色素の過剰生成・蓄積によって生じるシミを指します。

メラノサイトの刺激物質である炎症性サイトカインやエンドセリンなどは、ニキビや傷、かぶれ、虫刺されなどによる皮膚内の炎症過程において放出されます。

色素性母斑

一般的にほくろと認識されていて、先天性と後天性があります。いずれにしても、はっきりとした理由は解明されていませんが、遺伝的な原因によりメラノサイトに似た「母斑細胞」の増殖によって起こると考えられています。

先天性で、数十センチと広範囲にわたっている巨大色素性母斑の場合は、数%程度の確率で「悪性黒色腫」(あくせいこくしょくしゅ)という皮膚病が発生することがあります

そばかす

そばかすは、すずめの卵にある斑点に似ていることから雀卵斑(じゃくらんはん)とも呼ばれます。5歳~6歳の頃に遺伝的に発症する場合が多く、成長に伴ってメラニン色素の蓄積量が増えてそばかすの色が濃くなる傾向があります。

見た目の特徴としては薄茶色~茶色で、紫外線が当たりやすい鼻から頬まわり、背中や腕などに、小さな点状で広範囲にあらわれます。

シミ治療でつかわれるレーザーの特徴

施術を受ける女性

シミ治療には、内服・外用薬、光治療などのほかに、Qスイッチレーザー、炭酸ガスレーザー、ピコレーザーといったレーザーがつかわれます。

レーザー(Light Amplification by Stimulated Emission of Radiation)は電磁波の一種です。光は複数の波長(色)の集まりであるのに対して、レーザーは特定のひとつの波長を人工的に取り出して増幅した光線で、特定の物質に吸収されると熱や衝撃波を生み出す特徴があります。

美容医療では、シミの原因であるメラニン色素に吸収される波長のレーザーを使用して、熱や衝撃波でメラニン色素を破壊してシミを改善に導きます。

レーザーの照射時間が短いほど大きくなる破壊力

レーザー一発が肌にあたっている時間(照射時間)を「パルス幅」といい、レーザー治療でつかわれるレーザーのパルス幅は、ミリ秒・マイクロ秒・ナノ秒・ピコ秒と非常に短くなっています。

ミリ秒(ms) 1/1,000s:ロングパルス
マイクロ秒(μs) 1/1,000,000s(100万分の1秒)
ナノ秒(ns) 1/1,000,000,000s(10億分の1秒)
ピコ秒(ps) 1/1,000,000,000,000s(1兆分の1秒)

パルス幅はレーザーのマシンごとに異なり、短くなるほど物質に作用する瞬間的な力が大きくなり、破壊力も大きくなります

ミリ秒、マイクロ秒、ナノ秒のパルス幅を持つレーザーは、照射すると物質の中で熱が発生し、その熱で対象を破壊します。破壊力を大きくしようとレーザーを強く照射すると、熱がまわりの細胞に伝わり、炎症後色素沈着ややけどなどの副作用が起こる可能性が高くなります。

一方、ピコ秒のパルス幅をもつピコレーザーは、照射すると物質の中で衝撃波が発生し、対象を細かく粉砕することができます。衝撃波の破壊力は非常に大きいため、レーザーを強く照射せずとも、シミの原因となるメラニンを粉砕しシミを改善に導きます。ピコレーザーは、熱よりまわりへの影響が少ない衝撃波であり強い照射が不要なことから、まわりの細胞に不要なダメージが起こらないため、炎症後色素沈着のような副作用も起こしづらくなります

肌の悩みにあわせて選択されるレーザーの波長

レーザーを含む電磁波は、山と谷を繰り返す波形のエネルギーで、波形の山から山(もしくは谷から谷)の長さを波長といいます。

波長は10億分の1メートルにあたるナノメートル(nm)という単位で表記され、レーザーは波長によって、694nmのルビーレーザー、755nmのアレキサンドライトレーザーのように種類が異なります。

また、波長(レーザー)ごとに吸収されやすい物質が異なるため、肌の悩みにあわせた波長をもつレーザーをつかって治療がおこなわれます。

アレキサンドライトレーザーであるピコシュアの波長は755mであり、メラニン色素に吸収されやすいという特徴があります。

薄いシミの改善が期待できるピコシュア

ピコシュアピコシュアとは、アメリカのCynosure(サイノシュアー)社によって開発されたピコレーザーマシンです。 厚生労働省から承認を受けている医療機器で、シミ治療やタトゥーの除去についての効果が認められています。また、日本の厚生労働省にあたるアメリカFDA(米国食品医薬品局)からシミ・シワ・ニキビ跡の改善、タトゥー除去の効果が承認されています。現在は日本国内でも承認を取得しており、保険適用となる症例もあります。

照射できる波長 532nm、755nm、1064nm
照射できるパルス幅 ピコ秒(1兆分の1秒)
効果が期待できるシミ 老人性色素斑、肝斑、太田母斑、炎症後色素沈着、色素性母斑、そばかす

ピコシュアはメラニン色素を粉砕できるピコレーザー

シミは、表皮内に蓄積したメラニン色素の数が多いほど濃くなり、少ないほど薄くなります。つまり、濃いシミほどターゲットとして狙いやすくなりますが、薄いシミほど改善がむずかしくなります

ただし、パルス幅が短いピコレーザーであれば、衝撃波によって薄いシミであってもメラニン色素を粉砕することが可能です。

  Qスイッチレーザー ピコレーザー
パルス幅 ナノ(10億分の1)秒 ピコ(1兆分の1)秒
メラニン色素の破壊方法 衝撃波
ダウンタイム 1週間〜2週間
厚いかさぶたができ、テープ保護が必要
1日〜1週間
薄いかさぶたができることもあるが、テープ保護は不要

ピコシュアで細かく砕かれたメラニン色素は、皮膚細胞の新陳代謝であるターンオーバーによって排出されるほか、免疫細胞であるマクロファージが捕食してリンパ管や血管を経由して体外に排出されます。

また、メラニン色素は細かく粉砕されるほど排出されやすくなるため、Qスイッチレーザーよりピコレーザーのシミ治療の方が効率的なメラニン色素の排出が期待できます

ピコシュアの波長はメラニン色素に反応しやすい755nm

ピコシュア以外にもパルス幅がピコ秒単位のマシンがいくつかありますが、それぞれ波長が異なります。波長ごとに吸収されやすい特定の物質があり、シミ治療ではメラニン色素によく反応する波長のマシンを選択する必要があります。

ピコシュアは、メラニン色素によく反応するとされる755nm(アレキサンドライトレーザー)の波長でシミ治療が可能です。

美容医療のレーザー治療でつかわれる波長のなかで、一番メラニン色素に吸収されやすいのは、532nm(KTPレーザー)で実は755nmではありません。しかし、532nmは、血管に含まれるヘモグロビンにも反応する(吸収されやすい)ため、ほぼ全ての人にかさぶたができ、さらに内出血や紅斑が発生する可能性が高い傾向があります。

そのため、シミ治療では、肌に負担をかけることが少ない755nmの波長が選択されることが多くなっています。

目的によって3種類の照射を使い分けるピコシュア

ピコシュアには、トーニング照射・フラクショナル照射・スポット照射の3つの照射方法があり、照射方法をつかい分けることで症状に合わせた施術ができます。

また、3つの照射方法を組み合わせて施術することも可能です。

照射方法 適用 照射で狙えるターゲットの大きさ 薄いシミへの適用
トーニング照射 肌の色ムラやくすみ・肝斑 4.0mm~6.0mm(0.1mm刻みで調節可能)、8.0mm、10.0mm
フラクショナル照射 毛穴の開き・ニキビ跡・小ジワ 6.0mm、8.0mm、10.0mm
スポット照射 シミ・そばかす・タトゥー 2.0mm~6.0mm(0.1mm刻みで調節可能)
組み合わせ照射 肌の色ムラ・くすみ・肝斑
毛穴の開き・ニキビ跡・小ジわ
シミ・そばかす
2.0mm~6.0mm(0.1mm刻みで調節可能)
6.0mm、8.0mm、10.0mm

トーニング照射

トーニング照射は、低出力で1回の施術につき2000発~4000発ほど肌全体に照射する方法です。

表皮層と真皮層にあるメラニン色素に刺激を与え、メラニン色素を分解・排出することで、肌色のトーンを明るくする効果が期待できます。そばかすや、色ムラがある肌を改善し明るくさせる効果が期待できます。

フラクショナル照射

フラクショナルとは、レーザーを一点に収束させることができるフォーカスレンズを使用して皮膚にレーザーを細かく点状に照射する方法です。

表皮層と真皮層にも特殊な刺激が与えられることで、表皮層ではターンオーバーの周期が整い、真皮層ではヒアルロン酸・コラーゲン・エラスチンの生成が促されます

真皮層は、線維状のタンパク質であるコラーゲンをタンパク質のエラスチンが束ねており、その間をゼリー状のヒアルロン酸が水分を抱えながら満たしています。これら真皮層を構成する物質の生成が促されることで肌の自己再生がおこなわれるようになり、小ジワやニキビ跡、毛穴の開きの改善を目指すことができます。

スポット照射

スポット照射は、トーニング照射・フラクショナル照射と比較して、照射の出力が高く、レーザーの照射範囲を0.1mmごとに細かく調節できます。そのため、気になるシミに焦点を当てて、ピンポイントで照射することが可能です。 照射するレーザーの出力が強いことから施術時は輪ゴムで弾かれたような痛みがあるため、痛みが苦手な方は医療機関に麻酔の有無を確認すると安心です。

ピコシュアによる薄いシミ治療で必要な施術回数や頻度

ピコシュアによる薄いシミの治療の場合、施術後7日〜10日ほどかけてシミが薄くなり目立たなくなる傾向にあります。一度の施術でも効果を実感できるケースもありますが、シミの状態によって1回〜5回ほど繰り返して施術を受けるとより効果的といえます。

ピコシュアで繰り返し施術を受ける際は4週間に一度

ピコシュアによるシミ治療では、肌のターンオーバー周期に合わせて施術を受けることで効率よくメラニン色素の排出を促すことができます。しかし、レーザー照射後に患部に刺激を与えると炎症後色素沈着を引き起こす可能性があります。そのため、繰り返し施術を受ける際は、4週間ほどの間隔を空ける必要があると示す医療機関がほとんどです。

なお、再照射をおこなうタイミングが1カ月以上空いてしまったケースでも治療の効果に影響はありません。

ピコシュアによるシミ治療の流れ

(1)カウンセリング・診察・問診票の記入

相談したいことや気になる部位、症状などをドクターに伝え、治療方針を決定します。

(2)クレンジング・洗顔

クレンジングでメイクを落とし、洗顔で肌を清潔にします。医療機関によっては施術前の肌の状態を撮影します。

(3)施術

医療機関によっては麻酔を塗布してからレーザー照射がおこなわれます。照射後は、施術部位を冷却します。

(4)施術

トーニング照射やフラクショナル照射であれば、施術後のメイクが可能です。スポット照射の場合は翌日からメイクが可能になります。

ピコシュアによる薄いシミ治療のダウンタイム・リスクや注意事項

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ダウンタイムとリスク

Qスイッチレーザーでのシミ治療では、ピコレーザーと違って衝撃波ではなく熱によってメラニン色素を破壊しますが、熱がシミのまわりにも及ぶため、炎症後色素沈着ややけどなどの副作用が起こる可能性があります。目安としては1週間〜2週間のダウンタイムが必要で、施術後は患部に保護シールを貼ることが一般的です。

一方、ピコシュアは、ピコ秒という非常に短いパルス幅の照射による衝撃波でメラニン色素を粉砕するため、シミ周辺の皮膚組織の損傷が少なく、肌への負担が軽減されます。また、施術後も照射部位にシールを貼って保護する必要がありません

照射直後〜24時間 顔にほてりがある
2日〜3日間 照射部位にかさぶたができることがある
4日〜6日間 かさぶたが生じた場合は剥がれ始める
7日〜10日間 かさぶたが剥がれ落ち、シミが目立たなくなる・薄くなる

ピコシュアは、Qスイッチレーザーと比較して赤みやかさぶたなどができるリスクが低く、ダウンタイムもほとんどありません。

しかし、刺激で悪化する可能性があるといわれる「肝斑」のある部位にスポット照射をおこなう、など改善の効果が望めない症状に対してレーザー治療がおこなわれたり、紫外線対策や十分な保湿など施術後のアフターケアを怠ると、シミが濃くなるなど症状が悪化するリスクがあります。そのほか、施術によって起こりうるリスクとしては、以下のようなものが挙げられます。

炎症後色素沈着

額や頬など紫外線が当たりやすい部位や、服やマスクなどによる摩擦が起きやすい部位は、これらの刺激でメラノサイトが活性化しやすい傾向にあります。メラニン色素を生み出すメラノサイトが活発になると、メラニン色素が過剰生成されて表皮や真皮の層に堆積して色素沈着を引き起こすことがあります。

そのため、施術を受けた後は、紫外線が患部にあたらないよう遮光し、照射部位に必要以上に触れて刺激を与えないことが大切です。

赤み

ピコシュアによるシミ治療はレーザー照射によって肌に刺激を与えることになるため、照射直後~10時間ほどは照射部位が赤みを帯びることがあります。赤みが生じた際は患部を冷却したり、入浴や激しい運動など血行を促す行為を控えることで軽減可能です。

かさぶた

顔の赤みは時間の経過とともに消失するケースがほとんどですが、稀にかさぶたが生じる可能性もあります。

感染

かさぶたを無理にはがそうとすると、傷口に細菌が入って感染することもあるので無理にはがさないようにしてください。

そのほかのリスク

  • やけど・水疱(水ぶくれ)
  • 色素脱失
  • 皮内点状出血(皮膚の外に血液がでることはありません)

ピコシュアの治療が受けられない方

  • 妊娠中・授乳中の方
  • 金の糸が入っている方
  • 光線過敏症の方
  • ケロイド体質の方
  • 一部の内服治療(イソトレチノイン)を受けている方
  • 施術部位に炎症や傷、ヘルペスがある方
  • 施術前4週間以内に日焼けをしている方
  • 4週間以内にレーザー治療、光治療を受けた方
  • 1週間以内にボツリヌス注射を受けた方

ピコシュア以外で薄いシミの改善が期待できる治療方法

ピコレーザー照射マシンによる治療方法

ピコシュア以外で薄いシミの改善が期待できるピコレーザーのマシンは、主に以下の5つが挙げられます。

  製造会社 波長 パルス幅 公的機関の認可
ピコウェイ シネロンキャンデラ社 532nm/1064nm 450ps/375ps FDA、厚生労働省
エンライトン3 キュテラ社 532nm/670nm/1064nm 750ps/2ns  
ディスカバリーピコ クアンタシステム社 532nm/694nm/1064nm 370ps〜450ps 厚生労働省
スペクトラピコ ルートロニック社 532nm/595nm/660nm/1064nm 750ps/2ns なし
ピコケア ウォンテック社 532nm/595nm/660nm/1064nm 450ps FDA
(タトゥー除去にて)

内服薬・外用薬による治療方法

医療機関によっては、レーザー治療の前後、もしくはレーザー治療と並行して、以下のような内服薬や外服薬を使用して治療をおこなう場合もあります。

内服薬

  • トラネキサム酸
  • ビタミンC
  • ダルタチオン
  • システイン

色素沈着を抑制する内服薬を服用することにより、有効成分が血流に運ばれて皮膚内に届き、メラニン色素を生成するメラノサイトの活性化を抑制します。

外用薬

  • ハイドロキノン
  • トレチノイン
  • コウジ酸
  • ビタミンC

外用薬を塗布することでメラノサイトに作用し、メラニンの過剰生成を抑制することができます。

ハイドロキノンは、メラニン色素排出効果の高いトレチノインと併用することで、効果が期待できます。ハイドロキノン単体で使用した場合は、かぶれなどの皮膚炎を起こす可能性が高くなり、また、トレチノインはメラニン色素排出の際に皮むけを起こすことがあるので、医師の指示のもとで用法用量を守って使用してください。

薄いシミの改善を目指すためには日頃のスキンケアも重要

SPF

ピコシュアをはじめとするレーザーマシンによるシミ治療は、シミの種類とメラニン色素の量、メラニン色素が蓄積している皮膚の深さごとにそれぞれ適した波長・パルス幅による施術を受けることで改善が期待できます。

ピコレーザーはドクターの正しい診断の上での照射であればメラニン色素を細かく砕き、薄いシミの改善も期待できますが、誤った診断によって施術がおこなわれると、照射部位に炎症後色素沈着が生じてシミが濃くなったように見える可能性もあります。そのため、シミ治療の実績が豊富でマシンの特徴を熟知しているドクターによる施術を受けることが重要です。

また、スキンケアや生活習慣を変えることによって、シミの予防または改善が期待できる場合もあるため、紫外線対策をしっかりおこない、肌へのこすり刺激を防ぎ、睡眠の質を高めて食事に気を付けるなど日ごろの習慣を見直すことも有効です。

あざみ野ヒルズスキンクリニックの薄いシミ治療

記事を監修いただいた奥謙太郎先生に、薄いシミの治療について教えていただきました。

KIREI
薄いシミでも改善が期待できるピコシュアについて教えてください。
奥謙太郎先生
薄いシミは、メラニン色素の数が少ないためパルス幅が長い光治療やナノ秒単位のレーザーでは改善がむずかしいといえますが、ピコシュアはメラニン色素に吸収されやすい波長であり、さらにメラニン色素が少量であっても衝撃波で粉砕することができるため、薄いシミでも改善が期待できます。
KIREI
ピコシュアによるシミ治療後シミが悪化することはありますか。
奥謙太郎先生
施術後は、紫外線対策と保湿をしっかりおこなうことが大切で、このアフターケアを怠ると、シミが濃くなることがあります。 また、刺激により悪化するといわれる肝斑にスポット照射をおこなうと色が濃くなる可能性があるため、的確な診断が必要です。
KIREI
的確な診断を受けるために気を付けることはありますか。
奥謙太郎先生
肌に炎症やダメージがないかどうかを視診で確認するだけでなく、肌画像診断機器で、施術前後の肌の状態を把握し、シミの症状に合わせて一人ひとりにあわせた治療内容を提案する医療機関を選ぶとよいでしょう。
KIREI
あざみ野ヒルズスキンクリニックのピコシュアの料金を教えてください。
奥謙太郎先生
トーニング照射で25,000円、フラクショナル照射で35,000円、スポット照射で50,000円になります。肌の症状に合わせて照射方法を組み合わせて治療をおこないます。(別途消費税)
KIREI
シミ治療を受ける方にメッセージをお願いします。
奥謙太郎先生
シミは日々の肌ダメージの結果として出てくるものです。薄いシミであっても濃いシミであってもピコシュアによる治療で改善に導くことができますが、シミを作りにくいお肌を作り上げていくことも大切です。スキンケアやレーザー治療を組み合わせながら、一人ひとりに最適な方法で美しいお肌を育てていきましょう。
KIREI
奥先生ありがとうございました。

奥 謙太郎医師のいる医療機関

あざみ野ヒルズスキンクリニックあざみ野ヒルズスキンクリニック
お問い合わせ先:045-507-7420

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