肌の土台作りとして、なくてはならないスキンケア。たとえば美容医療の治療を受けて毛穴やニキビなどの肌トラブルが改善しても、自宅でのスキンケアによっては、再び毛穴が開いてしまったり肌荒れを繰り返してしまいます。
ゼオスキンヘルス(ZO SKIN HEALTH)は結果を重視して開発されたスキンケアブランドです。
医療機関においてドクターの指導のもと、一人ひとりの肌の状態や悩みにあわせて、製品だけでなく使用量や使用回数をカスタマイズし、自宅における毎日のスキンケアとして使用します。
ただし、製品によっては皮むけや赤みなど、皮膚が元の状態に戻るまでのダウンタイムをともないます。そのため、ゼオスキンヘルスで美しく健やかな肌を目指すためには、特徴のほかに、副作用や経過も知っておくことが大切です。
もくじ
ゼオスキンヘルスは、スキンケアの分野で世界的に著名なアメリカの皮膚科医ゼイン・オバジ氏によって生み出され、あらゆる肌の悩みをお持ちの方につかわれることを目指すスキンケアブランドです。
結果にこだわり、結果を重視するからこそ、取り扱い可能な医療機関でのみ購入が可能で、ドクターによるカウンセリング・診断をもとに、一人ひとりの肌の状態を見極め、最適なプログラムを選択しカスタマイズします。
ゼオスキンヘルスは、ドクターの診察後に、医療機関でのみ処方される薬「トレチノイン」を混ぜて使用するプログラムがあり、トレチノインの効果である「肌本来の再生力の向上」「内部からの皮膚の生まれ変わりの促進」をサポートします。
ゼオスキンヘルスには、洗顔料・化粧水・美容クリーム・日焼け止め(サンスクリーン)といった製品があります。
化粧水はひとつですが、洗顔料をはじめ美容クリーム・サンスクリーンには2つ以上の種類があり、肌質に合わせて選択することになります。
また、以下のような成分が含まれていることも特徴です。
レチノール | ビタミンAのことで、肌の生まれ変わりであるターンオーバーを促進 |
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ハイドロキノン | シミのもととなるメラニン色素の生成を抑制[※1] |
グリコール酸 | 肌に蓄積した古い角質を除去 |
さらに、洗顔料・化粧水・美容クリームといった製品に、処方薬であるトレチノインを含むクリームを併用することが、市販のスキンケア用品との違いといえます。
トレチノイン | トレチノインはビタミンA誘導体であり、レチノール(ビタミンA)の構造を変えたもの ビタミンAの効果を強めたり、ビタミンAを貯留しやすくする |
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トレチノインはレチノール(ビタミンA)の50倍~100倍もの効果があるといわれており、アメリカでは日本の厚生労働省にあたるFDA(米国食品医薬品局)から、肌のシミ・シワ・ニキビの治療に使われる医薬品として認可されています[※2]。
日本では市販されていないため、購入する場合は医療機関でドクターの処方を受けなければなりません。
[※1]参考 分光画像解析を用いたハイドロキノンの色素沈着改善の評価/日本化粧品技術者会誌/41 巻 (2007) 3 号/書誌
[※2]参考 U.S.National Library of Medicine “Tretinoin” Athina L. Yoham; Damian Casadesus.
参考 スキンケア化粧品の最近の動向/色材協会誌/74 巻 (2001) 7 号/書誌
肌質の改善を目指すゼオスキンヘルスでは、肌が生まれ変わるターンオーバーを促すことにより、健やかな肌を目指します。
皮膚は表皮層・真皮層と層状になっていますが、表皮では細胞が生まれてやがて剥がれ落ちる皮膚の新陳代謝「ターンオーバー」がおこなれています。およそ28日といわれているターンオーバーの周期は、ストレスや食生活・睡眠といった生活習慣の乱れや紫外線などの外的刺激で乱れることがあります。
ゼオスキンヘルス製品の成分であるレチノールで肌の新陳代謝であるターンオーバーが促されると、シミのもととなるメラニン色素を体外に排出する働きによってシミ・くすみが目立たなくなり、古い角質が除去されることで毛穴の開きやニキビ・ニキビ跡を目立たなくなることが期待できます。
レチノールでターンオーバー周期が整うと、メラニン色素が体外に排出されることでシミ・くすみが目立たなくなることが期待できます。
また、ゼオスキンヘルス一部製品に含まれる成分「ハイドロキノン」により、シミのもととなるメラニン色素の生成に必要な酵素が抑制されるとされます。
皮膚の表皮層にある角化細胞に刺激を与えて、表皮層内の水分量を高めて硬くなった肌が柔軟になります。それによって乾燥による小ジワが目立たなくなる効果が期待できます。
また、真皮層ではヒアルロン酸・コラーゲンの生成を促し、肌にハリや弾力を与えるとされています。
ターンオーバーの周期が正常化することで、古い角質が剥がれて毛穴のつまりが改善することが期待でき、肌のキメが整い、ざらつきやニキビ跡が目立たない肌を目指すことができます。
ニキビの原因でもあるアクネ菌に対する殺菌作用により、ニキビができにくい肌を目指すことができます。
ゼオスキンヘルスであれば、「改善したい肌の悩みがあるけど忙しくて美容医療の施術を受ける時間がとれない」「医療機関になかなか通えない」といった方でも自宅でケアが可能です。
ゼオスキンヘルスは、20代では、毛穴やニキビ・ニキビ跡の悩み、30代では、シミ・くすみの悩みをお持ちの方に多く使用されます。
また、40代以降の方は特にターンオーバーが滞る傾向にあるため、レチノールでターンオーバーの周期が整うことにより、メラニン色素の排出やスキンヘア成分の効率的な浸透を実感しやすいといえます。
ゼオスキンヘルスには3つのプログラムがあり、使用する美容クリームによって、肌の変化や皮膚が元の状態に戻るまでのダウンタイムが異なります。
なかでもセラピューティックプログラム(Therapeutic Program)は、処方薬であるトレチノインを含むクリームを使用することと、製品にふくまれるハイドロキノンから「トレチノイン+ハイドロキノン療法」ともいわれ、ゼオスキンヘルスの代名詞ともいえるプログラムです。
一定期間、皮膚の皮むけや赤みが見られますが、美しく健やかな肌に導きます。
セラピューティックプログラム(以下、セラピューティック)の期間は約12週間〜18週間。
「反応期・耐久期・完成期」の3つのプロセスを経て、年齢や紫外線によってダメージを受けた肌を健やかに整え、くすみや色ムラのないハリのある肌を目指します。
1) 反応期/Reactions(4週~6週)
肌の新陳代謝であるターンオーバーが促進され、古い角質が剥脱します。ダメージを受けた肌の表層(角質)が剥がれ落ちて、 新しい肌と入れ替わっていきます。
2) 耐久期/Comfort(4週~6週)
このプロセスで徐々に肌の状態が落ち着きはじめ、肌に耐性、抵抗力がつき、変化を感じることができるといわれています。この時期には肌にハリが見られ、シワや毛穴などが目立たなくなることが期待されます。
3) 完成期/Healthy Skin(4週~6週)
最終段階に入り、肌のトラブルが目立たなくなり健やかな肌になることが期待されます。
セラピューティックでは、製品に含まれるレチノール・ハイドロキノン・グリコール酸と処方薬のトレチノインにより、最初のプロセスである反応期に以下のような状態(ダウンタイム)が見られる可能性があります。
皮むけや赤みといったダウンタイムが強すぎたり、予定があるときだけダウンタイムを避けたい場合は、医療機関でドクターにご相談ください。
トレチノインとハイドロキノンにおいて、使用頻度を少なくしたり、イベントがある予定日の1週間~10日前から使用を中断すると、ダウンタイムの症状が抑えられるといわれています。
セラピューティックは以下に該当する方においては、全部または一部の商品の使用ができない可能性があります。
不安な方や当てはまる方は、ドクターのカウンセリング・診察の際にご相談ください。
ビタミンAは妊娠中・妊娠を検討している女性に投与すると流産や胎児の奇形を引き起こすという副作用が起こる可能性があります。
日本の厚生労働省にあたるアメリカのFDA(米国食品医薬品局)の公表では「トレチノイン服用期間中とその後1カ月間は妊娠、授乳、献血をしないこと」[※1]とされています。献血は、妊娠女性への輸血により、胎児にトレチノインの影響が生じるおそれがあるためです。
そのため、妊娠中・授乳中・妊活中の方はトレチノインと高濃度レチノールを含む製品は使えませんので、ほかの製品に置き換えが必要です。
また、ハイドロキノンを含む製品も刺激が強く、皮膚に炎症を起こすことがあるので、妊娠中・授乳中・妊活中で心配な方は使用を控えてください。
[※1]参考 U.S.National Library of Medicine “Tretinoin” Athina L. Yoham; Damian Casadesus.
基本プログラムはゼオスキンヘルスのベースとなり、乾燥肌、脂性肌などスキンタイプに関わらず全ての肌質の方に向けたプログラムです。
ゼオスキンヘルスにはGSR™(Getting Skin Ready™)といわれる肌の土台を整えるための洗顔・角質ケア・化粧水のセットがあります。
基本プログラムは、このGSR™に、美容クリームと日焼け止め(サンスクリーン)がプラスされます。
「ゼオスキンヘルスがはじめての方向け」で、ゼオスキンヘルスのプログラムに耐える肌の準備をするプログラムともいわれます。
メンテナンス プログラム(Maintenance Program)は以下のような方に向いているプログラムで、セラピューティック前に肌にレチノールを慣らすための準備としても推奨されています。
皮むけがおこったり赤みが出ることがあるセラピューティックは仕事の都合でができない方や、アレルギーや体質によって、セラピューティックで使用する製品に含まれるハイドロキノンが使用できない方のためのプログラムです。
また、セラピューティック後に、レチノール製品を使い続けることで肌のハリ・ツヤを維持することができるといわれています。
そのため、レチノールが配合された製品をつかうメンテナンスプログラムを継続することで、セラピューティック後の肌のコンディションを維持できる可能性が高くなります。
メンテナンスプログラムは、複数ある美容クリームのなかから、体質や肌の悩み、その時々の肌の状態に合わせて使用する美容クリームを選択するプログラムです。
セラピューティックや基本プラグラムであっても、体調や肌質によって製品を入れ替えたり、また製品をプラスしたりマイナスすることでカスタマイズできますが、メンテナンスプログラムは、美容クリームの選択により、一人ひとり全く異なる内容となります。
ゼオスキンプログラムのなかでも、とくに個人に寄り添ったスキンケアになるプログラムといえます。
ゼオスキンヘルスのプログラムには、ご紹介した3つプログラムがあります。 それぞれのプログラムで、洗顔料・化粧水・美容クリーム・日焼け止め(サンスクリーン)をつかいますが、各プログラムの違いは、使用する美容クリームといえます。
ゼオスキンヘルスの洗顔料には、普通肌、乾燥肌・脂性肌・混合肌別に3つのタイプがあり、どのプログラムにおいても、それぞれの肌質に合わせて下記の表にある△からひとつ選択します。
また、基本プログラムやメンテナンスプログラムでは、洗顔料のほかにオプションとして角質ケアをおこなう「エクスフォリエーティングポリッシュ」があります。
セラピューティック | 基本 | メンテナンス | |
---|---|---|---|
ハイドレーティングクレンザー (普通~乾燥肌) ![]() |
△ | △ | △ |
エクスフォリエーティングクレンザー (普通~脂性肌) ![]() |
△ | △ | △ |
ジェントルクレンザー (混合肌) ![]() |
△ | △ | △ |
エクスフォリエーティング ポリッシュ (角質ケア) ![]() |
〇 週2回~ |
〇 週2回~ |
ゼオスキンヘルスの化粧水は「バランサートナー」ひとつです。
どのプログラムでも同じ化粧水をつかいます。
セラピューティック | 基本 | メンテナンス | |
---|---|---|---|
バランサートナー![]() |
〇 | 〇 | 〇 |
ゼオスキンヘルスでは美容クリームの種類が多様です。
セラピューティックでは、2つの美容クリームとオプションとして下記の表にある△の3つから選択してつかい、基本プログラムでは△の2つからひとつ、または2つを選択します。
メンテナンスプログラムでは、△のいずれかまたは2つと、それぞれの肌質などにあわせて▲から使用する製品を選択します。
セラピューティック | 基本 | メンテナンス | |
---|---|---|---|
ミラミン![]() |
〇 | ||
ミラミックス![]() |
〇 | ||
デイリーPD![]() |
△ | △ | △ |
RCクリーム![]() |
△ | △ | △ |
シーセラム![]() |
△ | ▲ | |
ブライタライブ![]() |
▲ | ||
スキンブライセラム0.25![]() |
▲ 週2~3回から開始 |
||
スキンブライセラム0.5![]() |
▲ 週2~3回から開始 |
||
Wテクスチャーリペア![]() |
▲ 週2~3回から開始 |
||
ARナイトリペア![]() |
▲ 週1~2回から開始 |
||
Gファクターセラム(スペシャルケア)![]() |
▲ | ||
ファーミングセラム![]() |
▲ | ||
PSリファイナー![]() |
▲ | ||
ハイドラファーム(スペシャルケア)![]() |
▲ |
ゼオスキンヘルスの日焼け止めには、肌色クリームでメイクの下地としてもつかえる「サンスクリーン プラスプライマー SPF30」と、敏感肌の方でもつかえる「BSサンスクリーンSPF50」の2種類のタイプがあります。どのプログラムにおいてもいずれかを選択します。
セラピューティック | 基本 | メンテナンス | |
---|---|---|---|
サンスクリーン プラスプライマー SPF30![]() |
△ | △ | △ |
BSサンスクリーンSPF50![]() |
△ | △ | △ |
セラピューティックや基本プラグラムであっても、体調や肌質によって製品を入れ替えたり、また製品をプラスしたりマイナスすることで、一人ひとりにあわせてカスタマイズします。
ゼオスキンヘルスのプログラムはカスタマイズによりつかう製品がことなるため、一人ひとり費用も異なることになります。詳しくは医療機関までお問い合わせください。
なお、化粧品と美容クリームの主な製品の消費目安は以下の通りです。
化粧水 | タイミング | 消費目安 |
---|---|---|
バランサートナー | 朝と夜 | 約2カ月 |
美容クリーム | タイミング | 消費目安 |
---|---|---|
ミラミン | 朝と夜 | 約2.5カ月 |
ミラミックス | 夜のみ(ドクターの指示に従う) | 約5カ月 |
デイリーPD | 朝と夜 | 約2カ月 |
RCクリーム | 朝と夜 | 約2カ月 |
ブライタライブ | 朝と夜 | 約2カ月 |
シーセラム | 朝と夜 | 約2カ月 |
スキンブライセラム0.25 | 夜のみ | 約6カ月 |
Gファクターセラム(スペシャルケア) | 夜のみ | 約2カ月 |
ゼオスキンヘルスの製品を使用中は紫外線の刺激を受けやすくなるため、こまめに日焼け止めを塗る、帽子や日傘を使うなどの紫外線対策が必須です。
特に夏にトレチノインを使用していて顔が黒ずんでしまった場合、原因としてはトレチノインの刺激による反応と、紫外線の影響が考えられます。その場合はメラニン色素の生成を抑制するトラネキサム酸を服用するなどの対策もよいとされています。
ゼオスキンヘルスの製品には刺激の強い成分がふくまれるものもあり、処方薬であるトレチノインを混ぜて使用するプログラムもあります。
個人輸入などで入手して、自己流の使い方をしてしまうと、肌のトラブルを引き起こす可能性もあるため、ゼオスキンヘルスは医療機関にて正規品を購入の上、ドクターの指導のもと正しく使用することが大切です。
たとえば、ひとくちにシミといっても老人性色素班、そばかす、肝斑などがあります。また、ADM(後天性真皮メラノサイトーシスという「シミ」というより「あざ」の一種)もあり、それぞれ対処が異なります。
成分の刺激によって悪化することも考えられるため、肌の状態や既往歴、各製品の使用方法について、しっかりドクターの指導を受けてスタートするようにしてください。
ゼオスキンヘルスは、首・手・足・背中・肩・胸など顔以外の部分にも使用できる製品「ボディケアエマルジョン」もあります。
ただし、体の皮膚は一般的に顔と反応が異なります。トレチノインや高濃度のレチノールを含む製品は首やデコルテに使用すると湿疹・かゆみなどの反応が強く出てしまう場合があるため、使用しないほうがいいといわれています。
そのため、初めてゼオスキンヘルスを使う方で、ボディケアをおこないたい場合は、顔の反応が落ち着きクリームを使い慣れてから次の部位に使うことが推奨されています。
体の部位や範囲によって使用できる製品、使用量、濃度や使用頻度が異なるため、ドクターに相談してから開始してください。
レチノールによりターンオーバーを促進すると肌が一時的に敏感になることがあり、使い始めは以下のような症状が出ることがあります。
ハイドロキノンは美白効果が高い成分ですが、含有濃度が高ければ高いほど刺激も強く、アレルギーを起こしやすいという性質もあり、以下のような症状が出ることがあります。
ハイドロキノンを塗ったあと強い紫外線にあたるとハイドロキノンを塗った部分のシミがかえって濃くなってしまうこともあるので、日焼け止めや帽子など充分な紫外線対策が必要です。
また、傷やできものなどがある部分にハイドロキノンを塗布することで傷などが悪化することもあります。
高濃度のハイドロキノンを長期間連続で使用すると「白斑」が出現するリスクが高くなったり、効果が出にくくなることもあります。
そのため、ハイドロキノンを含む製品の連続使用期間は4カ月~5カ月とします。テーパリングという方法で少しずつ頻度を減らしながら徐々にやめていくこと、やめる時期は紫外線の強い夏ではなく紫外線の弱い時期にやめることが推奨されています。
また、治療後は2カ月~3カ月間の休止期間をもうけて、再度必要であれば中断後に再開させます。
ハイドロキノンを含む製品は、パッチテストの結果が陰性でもアレルギー反応(腫れ・赤みなど)がでる場合もあります。ごく少量を部分的に使う、使用頻度を減らすなどの対処も考えられますが、体調がよくない場合、肌に合っていないと感じる場合は使用を中断し、医療機関にてドクターにご相談ください。
角質を剥がすことで一時的に保湿能力が落ちるため、以下のような症状が出ることがあります。
トレチノインの副作用として、トレチノインを塗った部位に以下のような「レチノイド皮膚炎」という症状が高頻度にみられます。
これらの症状は使用当初(特に使用開始6週間くらい)に生じやすく、軽度であれば経過をみます。
トレチノインは効果が高いぶん刺激も強いのが特徴です。人によって反応の出かたには個人差があり、反応が強い場合は使用頻度を毎日から週1回に減らすなどの対応をします。
また、ビタミンAは妊娠中・妊娠を検討している女性に投与すると流産や胎児の奇形を引き起こすという副作用が起こる可能性があります。
ビタミンAは妊娠中・妊娠を検討している女性に投与すると流産や胎児の奇形を引き起こすという副作用が起こる可能性があるため、レチノール・トレチノインは塗り薬であっても、妊娠中・授乳中・妊娠を考えている方は使用しないようにしてください。
ゼオスキンヘルスには妊娠中や妊活中であっても問題なく使用できる、高濃度のレチノールを含まない製品もあるので、個人の希望に合わせてカスタマイズが可能です。医療機関でドクターにご相談ください。
ゼオスキンヘルスは肌の土台を整えるスキンケアなので、どのような美容医療の施術と併用しても問題ありません。
毎日のスキンケアにビタミンAを含むゼオスキンヘルス製品を取り入れて、肌のベースを整えておくと、美容医療での施術の効果が出やすく、ダウンタイムが短くなることもあるといわれています。
施術後の肌のコンディションの維持にも効果が期待できます。
ただし、処方薬のトレチノインとハイドロキノンを含む製品を使用している場合は、肌が敏感になっているので、美容医療の施術を受ける1週間~10日前に使用を中断してから施術を受けると安心です。
ADM(後天性真皮サイトーシス)などの真皮層にある深いシミはゼオスキンヘルスでは改善がむずかしいので、まずゼオスキンヘルスで皮膚の表面(表皮層)のケアをしてからレーザー治療を受けることで改善が見込めます。
また、レーザー治療の前にゼオスキンヘルスでケアすることでレーザー治療の副作用である炎症後色素沈着のリスクを抑える効果があるといわれています。
ゼオスキンヘルスには、積極的にシミやくすみの改善を目指す方向けの製品だけでなく、肌が弱っている方向けの肌を守るタイプの製品もあるため、選択する製品によって穏やかな変化を見込んでスタートすることもできます。
積極的にシミやくすみの改善を目指すこともできれば、肌が弱っているときには肌を守るタイプの製品をセレクトしたり、穏やかな変化を見込んでゼオスキンヘルスの利用をスタートすることもできます。
ゼオスキンヘルスの効果を実感するには、まず自身の肌の状態を知って、自分にあったスキンケアを選択し、続けること。そのためにはゼオスキンヘルス製品それぞれの特徴だけでなく、副作用とその対処法についても熟知した、信頼できるドクターのカウンセリング・診察を受けることが大切です。
ゼオスキンヘルスの「認定アドバイザー」としてドクター向けのセミナーや学会で講演をおこなうドクターから、直接レクチャーを受けたドクターが在籍する医療機関を選ぶと安心です。
記事を監修していただいた曽山聖子先生にゼオスキンヘルスについて教えていただきました。
監修医師の紹介
セイコメディカルビューティクリニックの理事長である曽山聖子医師。日本のドクター向けの「ゼオスキンヘルスセミナー」で講師をつとめセミナーや学会発表、講演実績多数。2019年には、ゼオスキンを熟知しその存在を広く広めた功績として、ゼオスキンセミナー「ZO® Skin Health Roundtable Discussion」において全国の日本人ドクターから5人選ばれる「ファカルティーメンバー」に選ばれる。