• HOME

高い脂肪溶解作用で腫れ・痛みを軽減したチンセラプラスの効果とメカニズム

0
0

SHARE

脂肪溶解注射のチンセラプラスの効果とダウンタイム

チンセラプラス(Cincelar+)は、注射をするだけで脂肪細胞を破壊して体内の脂肪を減少に導く脂肪溶解注射の薬剤の一種です。

脂肪溶解注射は、脂肪細胞そのものを減少させるのでリバウンドの心配が少ないといわれていて、ダイエットでは瘦せにくい顔の脂肪や二の腕など、気になる部分だけピンポイントで部分痩せが目指せます。

チンセラプラスは、脂肪を溶解させる有効成分デオキシコール酸を0.8%と高濃度配合しているので脂肪細胞をしっかり破壊しながらも、痛みや腫れを最小限に抑えて、効率良く脂肪を減少させるため、ダウンタイムが短いといわれています。

チンセラプラスとほかの脂肪溶解注射の薬剤との違いやダウンタイムだけでなく、部位ごとに異なる注射量の目安、効果を実感するために必要な施術回数と料金の目安を事前に把握しておくことで、施術をより安心して受けることが可能となります。

脂肪溶解注射のチンセラプラスが脂肪細胞を減少に導くメカニズム

チンセラプラスには顔や体の皮下にある脂肪細胞を覆っている細胞膜を溶解させて、穴をあけて破壊する作用があります

脂肪細胞は体内で発生した中性脂肪を蓄える役割がある細胞で、チンセラプラスによって細胞膜が破壊されると、蓄えていた中性脂肪を放出して収縮します。

収縮した脂肪細胞は細胞膜にあいた穴が塞がらないと細胞としての機能と活動を維持できずに壊死しますが、壊死した脂肪細胞は、アメーバ状の白血球であるマクロファージによって捕食・消化されて、血管やリンパ管を通じて尿や便などの老廃物とともに体外へ排出されます。

脂肪溶解注射の仕組み

破壊された脂肪細胞は再生しないためリバウンドしにくい

チンセラプラスによって一度破壊された脂肪細胞は、再生することがありません

肥満の症状は脂肪細胞が増加するのではなく、脂肪細胞の膨張によって引き起こされます。 脂肪細胞の数は10歳~18歳頃が最も増えやすくて、成人を迎えて以降は数に大幅な増減が起こりにくいとされています。

中性脂肪を蓄えた脂肪細胞の大きさは一般的に直径0.08mm程度とされていますが、さらに中性脂肪を蓄積し続けて肥大化したものは直径0.14mmほどに膨張することがあります。

顔や体に余分な皮下脂肪がつく症状は、脂肪細胞の数が増加するのではなくて、脂肪細胞が中性脂肪を蓄積して肥大化することで起こります

食事で摂取した脂質や糖質は腸で吸収されて、血管を通じて心臓の拍動や呼吸・筋肉の伸縮・消化・排泄といった生理機能で消費されるエネルギーにつかわれますが、余ったエネルギーは肝臓で中性脂肪に変えられて脂肪細胞に蓄えられます。

脂肪細胞に蓄えられた中性脂肪は、生理機能をおこなうために必要なエネルギーが激しい運動や空腹などで不足した際、酵素によって分解されて遊離脂肪酸に変わって血管を通じて全身に供給、再び生理機能で消費されるエネルギーとして利用されます。

運動や食事制限といったダイエットをおこなうことで、中性脂肪が分解されて皮下脂肪のサイズダウンが見込めますが、脂肪細胞そのものは小さくなるだけで数は減少しません。

食事でまた脂質や糖質を過剰に摂取してしまうと、脂肪細胞は再び肝臓で合成された中性脂肪を蓄積して肥大化するので、一般的なダイエットではリバウンドをしてしまう可能性があります。

いっぽう、チンセラプラスは脂肪細胞を分解し体外へ排出して、脂肪細胞の数自体を減少させる作用があるので、リバウンドしにくいといえます。

高い脂肪溶解効果を保ちながら腫れ・痛みを軽減したチンセラプラス

チンセラプラスは、脂肪を溶解する効果のあるデオキシコール酸を0.8%と高濃度配合しています。デオキシコール酸は脂肪細胞の破壊効果が高いものの、痛みや腫れなどを引き起こしやすいため、特にダウンタイムが長くとれない方が顔痩せを目指すには不向きでした。

しかしチンセラプラスは、デオキシコール酸を高濃度配合しながら、浸透圧や溶液中の水素イオン濃度(pH)を調整することによって痛みや腫れを軽減することに成功したといわれています。

チンセラプラスによって溶解した脂肪細胞は血中を通り、汗や尿、便とともに時間をかけて体外に排出されます。そのため、周囲に気付かれることなく、自然な部分痩せを目指すことが可能です。

チンセラプラスに高濃度で含まれる有効成分デオキシコール酸

チンセラプラスに含まれる主成分デオキシコール酸(DOC)は、アメリカのFDA(日本の厚生労働省にあたる機関)で脂肪溶解効果が認められた唯一の医薬成分です。

ヒトの体内で生成される胆汁酸のひとつであるデオキシコール酸は、脂肪細胞を覆っている細胞膜を溶解して破壊することで、細胞内に蓄えられていた中性脂肪を放出させて脂肪細胞を壊死させる働きがあります。

チンセラプラスには、デオキシコール酸のほか、高い吸湿性を持ち、医薬品や化粧品には保湿剤・潤滑剤として使われるグリセリン、有効成分が均一に混ざり合った状態を保つために乳化補助剤・分散剤の役割を果たすPEG-20、水が含まれています。

中性pHによって薬剤注入時の痛みが軽減

チンセラプラスは、薬剤注入時の痛みを軽減させるため、中性であるpH=7となるように作られています。注入時の痛みは体の成分との濃度差によっておこるので、その痛みを最小限に抑えます。

腫れ・痛みを感じにくい浸透圧

デオキシコール酸注入による腫れは、体内への浸透圧が原因のひとつとして挙げられますが、チンセラプラスは腫れや痛みを感じにくい浸透圧になるように設計されています。

脂肪細胞内に水分を過剰吸収させることで脂肪細胞の破壊を促進

チンセラプラスは、低張性脂肪分解促進という作用により脂肪細胞内に水分を過剰に吸収させることで、脂肪細胞の破壊を促進し、効率よく脂肪細胞を減らします。

チンセラプラスが向いている方

  • 二重あごが気になる方
  • 頬の脂肪が気になる方
  • ほうれい線の上に乗った脂肪が気になる方
  • フェイスラインをすっきりさせたい方
  • ダイエットしても顔が瘦せないと悩んでいる方
  • 部分痩せを目指したい方
  • 二の腕のたるみが気になる方
  • お腹・ウエスト・腰の脂肪が気になる方
  • 太もも・ふくらはぎの脂肪が気になる方
  • 背中の脂肪が気になる方
  • ダイエットしてもリバウンドしやすい方
  • 脂肪吸引には抵抗がある方

チンセラプラスの適応部位と注入量の目安

注入量は脂肪量に応じて異なりますが、1回の最大注入量は顔で8cc程度、ボディで16cc程度です。

適応部位 注入量の目安
あご下 2cc~8cc
額・まぶた 1cc
1cc~4cc
フェイスライン 2cc~5cc
頬骨部 2cc~4cc(片側)
ほうれい線周囲の頬 2cc~4cc(片側)
口角 1cc~2cc
二の腕・お腹・太もも・背中 2cc~16cc

効果のあらわれる期間と推奨されるチンセラプラスの施術回数

チンセラプラスの注射後は、1週間~2週間かけてゆっくりと脂肪細胞が破壊されていきます。急激な変化はありませんが、逆にいえば周囲も気がつかないうちに自然な形で部分痩せ効果が期待できます。

個人差があり、1回の治療で効果が実感できる場合もありますが、脂肪量や部位によっては複数回の治療が必要となります。

継続治療の場合には1カ月おきに、顔は2~3回程度、ボディは6回程度、治療を繰り返すと効果がしっかり出やすいといわれています。脂肪溶解注射は少しずつボリュームを減らしていくので、繰り返し施術を受けることが推奨されています。

チンセラプラスの施術中の痛み・ダウンタイムとリスク

チンセラプラスの施術中の痛み

チンセラプラスは注射時の痛みを軽減する配慮がなされています。痛みがあっても耐えられる程度といわれていますが、痛みに弱い方には麻酔テープ・麻酔クリームを使用します。

麻酔には別途費用がかかる場合もあるので、各医療機関にお問い合わせください。

チンセラプラスのダウンタイム

チンセラプラスは腫れにくい浸透圧になるように配慮されていますが、注射後の反応には個人差があります。腫れがみられる場合でも、1週間程度でおさまるといわれています。

チンセラプラスの施術を受けた後の注意点

  • 洗顔、シャワーは施術当日から可能です。
  • メイクは施術の2時間後から可能です。
  • 入浴は翌日から長時間の入浴は腫れが出る場合があるため
  • 施術当日の激しい運動、サウナなど血行がよくなる刺激は避けてください。
  • 脂肪細胞の破壊の妨げになるので、2日間は治療部位のマッサージはしないでください。
  • 過度の飲酒や喫煙は避けてください。

チンセラプラスのリスク・副作用

チンセラプラスは注射による治療なので、治療部位に内出血があらわれることがありますが、1週間程度で消失するとされています。

稀に赤みや腫れの持続、じんましんの出現などがある場合はアレルギーなどの可能性があるので、早めに医療機関の診察を受けてください。

チンセラプラスが受けられない方

  • 妊娠・授乳中の方(妊娠の可能性がある場合も含む)
  • 細小血管障害や血管不全のある方
  • 免疫不全または自己免疫疾患のある方
  • 抗がん剤治療を行っている方
  • 治療部位の皮膚に潰瘍や感染のある方
  • ケロイド体質の方
  • 湿疹または乾癬を発症している方
  • 肝機能・腎機能の低下など肝臓腎臓に異常のある方

チンセラプラスの費用用場

チンセラプラスの費用用場は1ccあたり12,000円~15,000円程度です。4cc 40,000円、8cc 70,000円などといったセット料金や、5cc以降10,000円など、割引価格を設定している医療機関もあります。

チンセラプラスの施術の流れ

1)ドクターによるカウンセリング・診察

施術の適否を診断し、痩せたい部分について希望を相談しながら、施術回数などをプランニングしていきます。疑問や不安がある場合はドクターによるカウンセリング・診察の際に質問・相談してください。

2)洗顔・準備

施術部位を清潔にするため、メイクを落とし、洗顔、消毒します。 必要に応じて麻酔クリームを使用します。

3)チンセラプラス注射

チンセラプラスの薬剤を注射します。 治療部位にもよりますが、施術自体は10分~15分程度で終わります。

4)施術終了

腫れを抑えるために施術部位を5分~10分ほどクーリング(冷却)して終了です。顔に注射をおこなう場合、施術直後のメイクは控えたほうがいいとされているので、気になる方は施術当日にマスクがあると安心です。

チンセラプラス以外の脂肪溶解注射との比較

 

製品名 デオキシコール酸含有量 特徴
チンセラプラス 0.8% デオキシコール酸0.8%と高濃度でありながら
pHと浸透圧を調整することによって
痛みや腫れを軽減させた。
カベルライン(カベリン) 0.5% Lカルニチン(脂肪の代謝を促進し分解を促す)と、
アーティチョークエキス(脂肪組織を血液中に誘導し排泄を促す
)の配合により、脂肪溶解作用時の痛みや腫れを抑える。
FatXcore 1% 従来製品のFatXは効果が高かったものの、
腫れや痛みがかなり強かったためFatXcoreが開発された。
従来製品よりも軽減されたが、デオキシコール酸を
高濃度で配合しているため、腫れと痛みを感じやすい。
BNLS Ultimate 0.02% 植物由来の成分にデオキシコール酸を
副作用を起こしにくい最大濃度で含有
したことでダウンタイムが短い。

チンセラプラスと併用することで相乗効果が期待できる施術

たるみを引き上げるHIFU(ハイフ)治療

HIFU治療は超音波によって皮下脂肪の下層にあって表情筋を覆っているSMAS層に熱を加えることができます。熱によって皮膚と表情筋をつなぐ役目をしているSMAS層が収縮することで、たるんだ顔のリフトアップ効果が期待できます。

チンセラプラスで余分な脂肪を減らし、ウルセラやダブロゴールドといったHIFU治療をおこなえるマシンで皮膚組織を引き締めることで、より効率的なフェイスラインのたるみ改善や小顔効果が期待できます。

糸でたるみを引き上げるスレッドリフト

たるみが気になる頬などの皮下に糸を挿入して、糸で皮膚組織を引き上げる施術がスレッドリフトです。頬や口もとなどに脂肪が多めの方はスレッドリフトを受ける前に顔にチンセラプラスを注射することで脂肪を減らしてからスレッドリフトで引き上げることで、フェイスラインのたるみ改善に相乗効果が期待できます。

エラ張り顔を小顔に見せるボツリヌス注射

ボツリヌス注射は注射部位の筋肉を弛緩させる作用があって、嚙み合わせに関係する筋肉である咬筋(こうきん)の発達によってエラが張って見えてしまう状態を改善に導きます。エラが気になる方が小顔を目指したい場合はチンセラプラスと併用してボツリヌス注射を受けることで、すっきりとしたフェイスラインを目指すことができます。

チンセラプラスを受ける医療機関の選び方

チンセラプラスを使用した脂肪溶解注射はドクターの技術によって仕上がりに差が生じます/span>。特に顔の部位は脂肪の層が薄いため、仕上がりのデザイン力が重要で、繊細な注入技術が必要です。

痩身治療の実績が少ないドクターだった場合、残しておくべき脂肪のバランスを間違えて皮下脂肪が過剰に減少してしまって頬がこけてしまうなど老けて見えてしまったり、脂肪のつき方に左右差があらわれるなどの失敗につながる可能性があります。

一度破壊してしまった脂肪細胞は元に戻らないため、医師やクリニック選びは慎重におこなうことが大切です。

チンセラプラスを受ける際は、皮膚の解剖学に精通していて、顔や体の部位ごとに異なる皮下脂肪の深さなどが正確に判断できるドクター、また、脂肪溶解注射や脂肪吸引などを含め痩身治療の経験が豊富なドクターであれば、安心して施術を任せられます。

0
0

SHARE