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肌質を改善に導く水光注射で組み合わせる薬剤の種類とその効果

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肌質を改善に導く水光注射で組み合わせる薬剤の種類とその効果

水光注射は、ヒアルロン酸、ビタミン、抗酸化成分などの美容成分を配合した薬剤を皮膚へダイレクトに注射して肌質改善を目指す治療です。

韓国では、ハリとツヤがありうるおいのある若々しい肌を「水光皮膚(ムルグアンピブ)」といいます。それが由来となり、日本では「水光注射」と呼ばれるようになりました。

水光注射は、使用する薬剤によって、肌の水分補給・くすみの解消・弾力性の向上・シワ・小ジワの改善など期待できる効果が異なり、定期的に繰り返し受けることで肌細胞の若さの維持としても有効とされています。

それぞれの薬剤の効果や推奨される治療回数を知り、自分に合った薬剤を選ぶことは、満足のいく施術効果を得ることにつながります。

また、水光注射のダウンタイムや副作用、費用相場などを事前に知っておくことで、安心して施術が受けられます。

安全に施術が受けられる水光注射の4つの特徴

安全に施術が受けられる水光注射の4つの特徴

ヒアルロン酸などの美肌成分を肌の真皮層にダイレクトに注射

ヒトの顔の皮膚は、厚さが約2㎜であり、外側から表皮層・真皮層・皮下組織の3層から形成されています。約0.2㎜の表皮層のすぐ下には、コラーゲンを豊富に含む約1㎜の真皮層と呼ばれる層があります。

真皮層には、強度のある繊維状のタンパク質であるコラーゲンと弾力性のある繊維状のタンパク質であるエラスチン、水分を豊富に蓄えることができるヒアルロン酸が存在します。

網目状になったコラーゲン同士をエラスチンが束ね、バネのような構造で真皮層にハリを与えていて、コラーゲンとエラスチンの隙間をヒアルロン酸が水分を抱えながら満たし、クッションのような働きをしています。そのため、真皮層が厚いほど、弾力があってみずみずしい肌といえます。

しかし、年齢とともに、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸の生成力が衰えていき、網目状でバネのような構造がゆるんでくると皮膚は弾力を失いシワやたるみが発生すると考えられています。

コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸の増生を期待してそれらの成分が入った基礎化粧品を使用しても、ヒトの皮膚にはバリア機能が働いているため、化粧水や美容液などの美容成分は表皮層の表面にとどまり、真皮層まで浸透しません。

また、食事やサプリメントで補うヒアルロン酸は分子が大きいため、腸内で吸収されにくいといわれています。

そこで、水光注射によってヒアルロン酸などの美容成分が入った薬剤を表皮層の奥~真皮層に均一に細かく注射することで、本来は塗っただけでは浸透しない薬剤の美容成分を表皮層の奥~真皮層までしっかりと浸透させることができます

水光注射は針を使用して、ヒアルロン酸だけでなくさまざまな美肌効果の高い薬剤を表皮層の奥~真皮層へダイレクトに注射することで、シミ・シワ・小ジワ・ニキビ・肌あれなどを改善に導く治療法です。

水光注射は専用のマシンで施術をおこなうことによって、手打ちの場合よりも施術時の痛みが大幅に軽減されつつ、皮膚から薬液を漏らさずに注射することができます。

針の刺激による皮膚再生作用

元々、ヒトの体には傷やケガを治そうとする自然治癒力が備わっています。例えば、ケガをしたとき、数日かけてカサブタが形成され、それがはがれた時には新しい皮膚が再生されています。

また、ケガをした時に傷が化膿して、膿が出ることがあります。膿は、体内に侵入しようとする細菌を防ぐために、白血球が細菌と闘った跡なのです。白血球は、体内に入り込もうとする細菌を食べることで、病気の感染を防ぐ働きをしています。

これらはヒトが持つ自然治癒力の働きによるものです。水光注射ではこのような自然治癒力によって皮膚の再生が促進される効果もあります。

極細の針で皮膚に針穴をあけると、針穴を修復しようと自然治癒力が働き、皮膚を再生させるため細胞の活動を活発化させる成長因子が分泌されます。

成長因子によって肌のハリや弾力、保湿に関わるコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸をつくりだす線維芽細胞の働きが活性化するので、弾力を増して生まれ変わった肌はハリが生まれて、小ジワや毛穴の開きやたるみの改善が期待できます。

マシンで吸引しながら針を刺すため、正確で痛みが少ない

従来からおこなわれているナパージュ法と呼ばれる手打ちによる注射方法は、薬剤の注射範囲や注入量を均一に保つことがむずかしいため、注射された薬剤が十分に効果を発揮しないことがあります。また、針の深さも一定ではないため、部分的に痛みを強く感じることもありました。

しかし、マシンを使用した注入方法では、1ショットずつ吸引圧をかけながら注射することができます。吸引しながら注射をすることで、吸引の刺激に意識がいくため、針を刺す痛みが感じにくくなるというメリットがあります。また、針の長さ・注入量も細かく設定することができるため、薬剤を均一に注射することができます。

1ショットで5針~9針のスピーディーな施術

水光注射で使用する針は31G(ゲージ)という非常に細い針です。G(ゲージ)とは、注射針の太さの単位で、数字が大きくなるほど注射針の外径は細くなります。病院などで主に使用されているのは16G~27Gで、細いほど刺す瞬間の痛みを感じにくくなります。

水光注射では、31Gの非常に細い針で、1ショットで5針~9針ずつ注射できます。針の長さ、注入量、皮膚吸引圧、吸引タイミングを設定して一度に均一なスピードで広い範囲にスタンプのように注射できるため、一か所ずつ注射する手打ちに比べてスピーディーな施術といえます。

水光注射で使用するマシンはメーカーにより特長が異なり、それぞれのメリットがあります。

1ショットで9針の注入が可能なダーマシャインバランス

韓国HUONS(フォンス)社のダーマシャインバランスは、美容大国である韓国から広まった自動皮下注入システムです。

1ショットで9本の針による同時注入をおこなうため、20分程度の短時間で全顔の施術が可能です。さらに、針の長さや吸引圧、吸引のタイミングも設定することが可能であるため、手動ではむずかしい約1㎜の浅い層からより深い層まで正確に注射することができるとされています。

また、皮膚に垂直に注入することができるので、針が入る距離が最短であり、施術中の出血や施術後の内出血も少なく済むことから、ダウンタイムが短いとされています。皮膚を吸引しながら注射するため、吸引に意識が向くことで施術中の痛みが感じにくくなっています。

ダーマシャインバランスは、日本の厚生労働省にあたる韓国MFDS(韓国食品医薬品安全省)の承認を受けた安全性の高い機器です。

注入薬剤や血液の逆流を防ぐ構造のバイタルインジェクター

韓国Eunsung Global(ウンソン グローバル)社の開発したバイタルインジェクターは、1ショット5本の針で注入することができます。針を刺す深さを手動ではなく本体のタッチパネルで調整できるため、深さに誤差が生じません。

先端の部品は注入する薬剤や血液の逆流を防ぐ構造になっているため、安全で確実な注入が可能とされ、この逆流防止構造は特許を取得しています。

また、バイタルインジェクターはニードルの先端が四角型であるため丸型に比べて打ち漏れや二度打ちの確率が減ります。さらに、吸引とショットの機能がわかれていて、注入前から常に吸引圧がかかっているので、肌が針に均一に密着した状態で薬剤を注射するため、薬剤を真皮層に正確に均一の深さで注入できるとされています。

水光注射が向いている方

水光注射が向いている方

  • 肌のハリがなくなってきた方
  • 肌のたるみが気になる方
  • ツヤのあるみずみずしい肌を取り戻したい方
  • 乾燥や小ジワが気になる方
  • 毛穴を引き締めて目立たなくしたい方
  • ほうれい線のシワが気になる方
  • 顔全体の老化が気になる方
  • 乾燥肌が気になる方
  • ちりめんジワが気になる方
  • シミ・くすみが気になる方
  • ニキビ・ニキビ跡・クレーターが気になる方
  • 皮脂が多い方

水光注射で期待できるさまざまな効果

水光注射で期待できるさまざまな効果

  • ハリとツヤを出し、キメを整える
  • うるおい感をアップさせる、乾燥肌の改善
  • 小ジワ、ちりめんジワを目立たなくする
  • 毛穴を引き締める
  • くすみを解消し、透明感をアップさせる
  • 皮脂分泌量が減少し、メイクが崩れにくくなる
  • ターンオーバーが促進されることで、古くなった角質がはがれて肌のごわつきが軽減される
  • 活性酸素が除去されることで、シミやシワなどの老化予防ができる

悩み別で使い分けるオプション薬剤による効果

ヒアルロン酸による肌の保水力の増強

皮膚の中で真皮層に存在するヒアルロン酸は、コラーゲンとエラスチンの隙間を埋めながら肌の柔軟性や弾力性を支える、いわばクッションのような役目をはたしています。

しかし、ヒアルロン酸は年齢と共に生成力が衰えはじめ、その結果肌全体がみずみずしさや弾力性を失い、シワやたるみができやすくなるといわれています。

ヒアルロン酸には自身の分子量の200倍もの水分を引き寄せる力があるため、水光注射で真皮層に広く細かく注射されたヒアルロン酸が水分を抱え込むことで、顔全体にツヤが出る効果が期待できます。

また、注射したヒアルロン酸が真皮層にあるコラーゲンやエラスチンなどの線維の隙間を埋めるように水分を抱え込むため、肌にハリをよみがえらせ、シワやたるみを改善してふっくらと弾力のある肌へ導きます。

美容医療で使われるヒアルロン酸は、効果を持続させるために、ヒアルロン酸同士を結びつけ、吸収されにくい構造に加工されているものがあります。 これを「架橋(かきょう)」といいます。 架橋の方法によってヒアルロン酸の硬さが異なり、持続力や使用用途もかわります。

架橋された製品のほかに、架橋されていない製品もあり、主に水光注射で使用するヒアルロン酸は、後者の架橋されていないヒアルロン酸です。

架橋されたヒアルロン酸はやや硬めでジェル状であるため、高さを出すなどボリュームアップに適していますが、非架橋のヒアルロン酸は、さらさらとしたやわらかいヒアルロン酸であるため、顔全体にまんべんなく注射するのに適しています。

ボツリヌス注射による毛穴の引き締め・顔の汗の分泌の抑制

ボツリヌス注射とは、ボツリヌス菌から抽出されたタンパク質の一種であるA型ボツリヌス毒素を有効成分とする筋弛緩剤です。ボツリヌス注射は、神経伝達物質であるアセチルコリンの分泌を抑制することで表情筋をゆるませ、表情ジワを目立たなくすることが期待できる薬剤です。

広く知られているボツリヌス注射は表情筋層に深く注射し、筋肉の収縮を抑えることで表情ジワを治療します。

一方、水光注射では真皮層にごく少量注射されたボツリヌス菌が顔全体に拡散し、筋肉の表面線維だけの働きを弱めることにより、自然な表情を保ちながら、肌を引き締めて小じわを改善する効果が期待できます。

毛穴が目立つ原因のひとつは皮脂分泌量が多いことですが、ボツリヌス注射により、皮脂腺の発達を抑制することで皮脂の分泌を抑えることができるので、毛穴を目立たなくさせる効果があるといわれています。

また、汗腺の神経に働きかけ、汗の分泌を抑制する効果もあるため、メイクが崩れにくくなる効果も期待できます。

抗酸化作用でシミ・シワを改善に導くグルタチオン

グルタチオンは「グルタミン酸 + システイン + グリシン」という3つのアミノ酸が結合した物質で、元々からだの中のほとんどの細胞に存在しているため、アレルギー反応をおこしにくい安全な成分です。グルタチオンは強力な抗酸化作用をもっています。

ヒトは呼吸をすることで、体内に酸素を取り入れますが、同時に細胞内に活性酸素が発生します。活性酸素とは、呼吸だけでなく加齢とともに増加する物質で、細胞を酸化(老化)させシミやシワの原因になるといわれています。

グルタチオンは、細胞内で発生した活性酸素を除去する抗酸化作用の働きがあるので、シミやシワを予防することができるといわれています。

また、グルタチオンは日焼けによってできる色素であるメラニンの沈着を抑制する働きがあるといわれています。水光注射によってメラニンを生成する細胞であるメラノサイトが存在する表皮層へ均一にグルタチオンを注入することで、肌の色素沈着を予防することが期待できます。

肌代謝を正常化し肌あれやニキビ改善が期待できるビタミンB群

ビタミンB群は、ビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンの合計8種です。ビタミンB群には、皮膚や爪、髪などを作る材料であるタンパク質の代謝をサポートする働きがあり、肌代謝を正常化するための重要な栄養素なので、不足すると肌あれをおこしやすくなります。

水光注射により、ビタミンB群を顔全体に注入することで、肌あれ・ニキビ・ニキビ跡を改善する効果が期待できます。とくに、皮脂が多いことでアクネ菌が増殖して発生する赤ニキビ・黄ニキビの場合には、ビタミンB群の皮脂分泌量を抑制する効果により、改善が期待できます。

抗酸化作用と鎮静効果でシミ・シワ・ニキビ改善を目指すビタミンC

ビタミンCは、水溶性ビタミンのひとつであり、アスコルビン酸とも呼ばれています。

肌に弾力を与えたり、毛細血管を維持するために必要なコラーゲンは、らせん状の立体構造になっていて、構造を維持するために「ピドロキシプリン」「ヒドロキシジリン」という2種類のアミノ酸が必要になります。

2種類のアミノ酸を作り出すにはビタミンCが必要なので、ビタミンCがなければコラーゲンのらせん構造が維持できなくなってシワやたるみを引き起こします。ビタミンCを取り入れることでコラーゲンの生成をサポートし、ハリや弾力のある肌が目指せます。

また、シミのもとであるメラニンが作られる際に働く酵素(チロシナーゼ)の活性を阻害して、メラニンの生成を抑制するので美白効果も期待できます。

ビタミンCには抗酸化作用があるので活性酸素を除去し、シミやシワなどの肌の老化を抑制するといわれています。

さらに、皮脂分泌を抑えることで、皮脂を栄養とするアクネ菌の増殖を抑制することや炎症を鎮静させる効果があることから、ニキビの改善にも効果があるといわれています。

高い抗酸化作用でシミ・シワの予防が期待できるパイナスパイナスター

シミやシワができる原因のひとつは、活性酸素の増加によるものと考えられていますが、活性酸素を除去する働きを持つのが抗酸化作用です。

パイナスパイナスターはビタミンEの50倍もの強力な抗酸化作用を持つといわれている松樹皮エキスで、肌の老化を抑制し、シミやシワを予防することが期待できます。

肌のターンオーバーを正常化させるレスベラトロール

レスベラトロールは、ぶどう、赤ワイン、紫色のぶどうジュース、ピーナッツ、およびある種のベリー類に含まれるポリフェノール化合物です。レスベラトロールにはターンオーバーの周期を正常化する働きがあるといわれています。

表皮層でおこる細胞の生まれ変わりをターンオーバーといいます。表皮層で生まれた細胞が表面に押し上げられ、最後に垢となって剥がれ落ちるまでが約28日間であることが理想的なターンオーバーの周期だといわれています。

加齢や睡眠不足、食生活など生活習慣の乱れ、ストレスなどによりターンオーバーの周期が乱れると、古くなった角質細胞がいつまでもはがれずに表皮層の表面に残って毛穴を広げてしまったり、表皮層の上層にある角質層の細胞の間を埋めている細胞間脂質などの保湿成分が作られにくくなったりします。

また、肌に紫外線があたるなどして炎症がおきると、コラゲナーゼ、エラスターゼ、ヒアルロニダーゼという分解酵素が活性化され、それぞれがコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を分解してしまいます。分解されてバランスが崩れると肌のうるおい、弾力がなくなり、シワやたるみの原因となります。

レスベラトロールはそれら分解酵素の活性を抑える効果を持っており、肌のうるおい、弾力の維持、シワの予防効果が期待できます。

さらに、ニキビの発症・悪化にかかわるアクネ菌の増殖を抑えたり、強い抗酸化作用により活性酸素を除去し、肌の老化を抑制する効果があるといわれています。

自身の血液によって肌の若返り効果が期待できるPRP(自己多血小板血漿)

PRP治療とは、自身から採取した血液を遠心分離機にかけて抽出したPRP(血小板が多く含まれる血漿)を用いる再生医療から生まれた肌再生治療です。

PRPに多く含まれる血小板は、血液に含まれる細胞成分の1つで、血管が損傷した時に、傷口に集まり、粘着・凝集して傷口を塞いで出血を止める作用があります。その時、血小板から成長因子が放出されます。成長因子は細胞を増殖・活性化させて傷ついた組織を修復したり、皮膚の再生をサポートするとされています。

自身の血液から採取したPRPには、数多くの成長因子が含まれています。成長因子は、表皮層で皮膚の生まれ変わりであるターンオーバーを活性化させたり、真皮層の線維芽細胞を増殖・活性化させることで皮膚のハリや弾力を保つコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンを生成する働きがあるため、シワやたるみ毛穴、ニキビ・ニキビ跡、クレーター肌の改善が期待できます。

自分自身の血液を使用するため、感染症やアレルギー、拒絶反応など副作用の心配も少なく、安心して受けることができます。

非架橋のヒアルロン酸と共にPRPを注入することで皮膚細胞の再生を促し、ヒアルロン酸の効果が加わってもっちりとしたみずみずしい健康的な肌に導きます。

肌再生能力の高いプラセンタ

プラセンタとは「胎盤」のことで、医療機関で取り扱っているプラセンタはヒトの胎盤から有効成分を抽出した胎盤エキスのことです。日本国内で正常分娩で生まれたヒトの胎盤で、B型肝炎やエイズなどの感染症のないことを確認した胎盤のみを使用しています。

プラセンタには成長因子が多く含まれており、細胞を増殖・活性化させて、皮膚細胞の再生を促進します。繊維芽細胞を活性化することでコラーゲンを増やし、ほうれい線などのシワや小ジワを改善するといわれています。

さらに、肌の新陳代謝であるターンオーバーを促進することによりシミの原因となるメラニンの排出を促すことで、シミ・ソバカス・くすみを改善し、透明感のある肌へ導きます。

また、タンパク質、脂質、糖質などの三大栄養素のみならず、ビタミン・ミネラル・核酸・酵素といった皮膚の細胞を作る原料となる成分も豊富に含まれています。

くすみや肝斑への効果が期待できるトラネキサム酸

肝斑はメラノサイトと呼ばれる細胞が活性化すると生じると考えられていますが、メラノサイトの活性化を促進させる物質として、プラスミンという物質があります。

抗プラスミン作用のあるトラネキサム酸は、メラノサイトの活性を抑制することから、肝斑の改善に有効であると考えられています。

また、メラノサイトは紫外線を浴びることでシミやくすみのもとであるメラニン色素を生成します。トラネキサム酸は、メラニン色素を作る上で必要なプロスタグランジンなどの物質の発生を抑制することができるので、シミやくすみ予防にも効果を発揮します。

水光注射の持続期間と推奨回数・頻度

水光注射の持続期間と推奨回数・頻度

効果が期待できると推奨されている回数・頻度

治療の目的と使用する薬剤によって推奨される施術回数は異なりますが、肌の弾力を高める効果を狙う場合は、最初は2週間おきに2回~3回の施術を受けてターンオーバーの周期を整え、その後は3ヶ月~半年おきに計5回ほど施術することで、より長期間にわたって肌の弾力が高まる効果を持続できるとされています。

水光注射で期待できる持続期間

効果の実感には個人差があり、使用する薬剤によって異なりますが、ヒアルロン酸の場合、真皮層にあるコラーゲンやエラスチンなどの線維の隙間を埋めるように水分を抱え込むため、効果の実感が早く、ダウンタイムがあける約1週間後から効果があらわれ、約1カ月~3カ月持続します。

その他の薬剤は、平均して注射後およそ1カ月~3カ月ほどで効果があらわれ始め、半年~1年持続するといわれています。薬剤によって持続期間が異なるため、詳しくは医療機関にご相談ください。

水光注射の料金相場

水光注射の料金相場

医療機関により料金の幅がありますが、おおよそ全顔で50,000円〜100,000円程度です。使用する薬剤の種類によっても差があります。

水光注射の施術の流れ

水光注射の料金相場

1)診察

水光注射は使用する薬剤によって効果が異なるため、受ける方の悩みに合わせて薬剤を選択する必要があります。そのため、治療前の診察・カウンセリングでは肌質や希望についてしっかりとドクターと相談することが大切です。

2)洗顔

肌に日焼け止めやファンデーションが残っていると薬剤が浸透しにくいため、施術前にはしっかりとクレンジング・洗顔をおこないます。

3)施術

洗顔後、麻酔クリームを塗布します。麻酔の効果が出るまで30分ほど待ちます。 麻酔が効いているのを確認後、患者様の肌に合わせて設定した専用のマシンで、スタンプのように顔に均一に美容成分を注入していきます。

4)施術後

ご希望があれば、成長因子などの有効成分を含むパックを使用することができます。

水光注射を受けるにあたって知っておくべきこと

水光注射を受けるにあたって知っておくべきこと

水光注射の施術時の痛み・麻酔の有無

最初に麻酔クリームを塗ってから施術をおこなうので施術中はほとんど痛みを感じないといわれていますが、痛みの感じ方には個人差があります。麻酔クリームによる表面麻酔のため、痛みを感じにくくなるまで30分ほどかかります。

施術後の注意事項

  • サウナや長風呂、激しい運動などは1週間ほど控えてください。
  • 血液の循環がよくなることで、内出血の可能性が高くなるため、お酒は2日~3日控える必要があります。
  • 顔がほてることはなるべく避けてください(炎症をおこす場合があります)。
  • 注射部位以外は当日からマッサージは可能ですが、注射部位は1週間強いマッサージをしないでください。
  • 施術当日はメイクを控えてください。翌日からは通常通り可能です。
  • シャワーと入浴は当日より可能です。洗顔は患部を強く擦らないように、ぬるま湯で流す程度にしてください。
  • 一時的に治療前よりも肌の乾燥を感じる場合があるのでしっかりと保湿をおこなってください。

水光注射のダウンタイム

基本的にダウンタイムはほとんどありません。個人差はありますが、赤みが出た場合は、3日~4日で引くことが多く、翌日からはメイクでカバーできます。施術の2日~3日後から皮膚がぼこぼこすることがありますが、1週間~2週間程度でおさまります。

水光注射の副作用・リスク

皮膚に針を刺す治療であるため、稀に刺入部から細菌が入り、感染を起こす可能性があります。

治療を受けられない方

  • 妊娠中・授乳中の方
  • 治療部位に炎症性の皮膚病変のある方
  • 膠原病の方

このほか、過去にヒアルロン酸を注入した際にアレルギー反応が出た方や麻酔薬アレルギーのある方は医師のカウンセリング・診察の際にご相談ください。

エステや自宅で水光注射をおこなう注意点

エステでは無針の水光注射が主流です。針を使わずに、風圧で美容液を浸透させるためダウンタイムもありませんが、効果は医療機関と比較すると低いといえます。

また、自宅用の水光注射も販売されていますが、同じ針を数回使用するため、清潔に保つことがむずかしく、感染症のリスクが高いといえます。

水光注射と併用することで効果が高まる施術

水光注射と併用することで効果が高まる施術

肌トラブルの症状や要望によって、水光注射と併用するとより高い美肌効果が期待できる施術があります。水光注射は針を刺す治療であるため、ほかの施術も同日におこなう場合は、基本的には水光注射の前に他の治療を追加します。

水光注射と組み合わせると効果的な施術

  IPL治療 高周波 レーザー治療 ハイフ ピーリング
シワ ×
たるみ × ×
シミ × ×
毛穴(たるみ毛穴)
ニキビ × × ×

幅広い波長で複数の悩みを改善に導くIPL(光)治療

フォトフェイシャルなどのIPL治療では、IPL(Intense Pulsed Light)という光を使用しています。IPLとは、有害な紫外線をカットした幅広い波長を持つ光を表します。

波長とは、光の振れ幅の山と山(谷と谷)の間の距離をあらわすものです。波長が短いほど肌の表面に影響し、長いほど肌の奥まで作用します。たとえば紫外線も光の一種ですが、波長が短いため肌の表面に影響し、シミの原因となります。

IPLは複数の波長を持ち合わせているのに対し、レーザーは単一の波長のみであるため、ターゲットとなる色は一色のみです。例えば、黒をターゲットとするレーザーはメラニンを破壊することができますが、赤ら顔の原因であるヘモグロビンへ効果を発揮することはできません。

一方、IPLは複数の波長の光を持ち合わせていて、それぞれ異なる症状に働きかけることができるため、「シミ」「そばかす」「小ジワ」「ニキビ跡」「赤み」「ハリ感」などの肌の悩みの改善が同時に目指せます。レーザーのようにシミやホクロに局所的に照射するのではなく、顔全体にフラッシュを浴びせるように照射していきます。

水光注射の前にIPL治療を組み合わせることで、肌の悩みの改善が早まると考えられます。

コラーゲンを増やす高周波治療(Rf)

ラジオ波である高周波を肌に照射すると、真皮層にあるコラーゲン繊維が高周波の熱により収縮し、ひきしめ効果が期待できます。

また、収縮したコラーゲン線維が修復する過程で新しいコラーゲンが増殖します。そのため、初期のひきしめ効果だけではなく、数カ月かけてコラーゲンの増殖がおこり、皮膚のハリを持続的に改善させる効果が期待できます。水光注射と高周波治療を併用することでたるみの改善に相乗効果が期待できます。

シミのもととなるメラニンをターゲットとするレーザー

レーザーは、シミを薄くする効果が期待できる治療の一つで、シミの原因となるメラニン色素をレーザーの光で破壊することができます。レーザーにより、破壊されたメラニン色素は、体内に侵入した細菌などの異物を食べて消化する働きを持つマクロファージという貪食細胞により捕食されて、分解・消化されます。

また、マクロファージに貪食されなかったメラニンは、ターンオーバーの働きにより表皮に押し出されて角質となって剥がれ落ちます。水光注射でターンオーバーを促進させることにより、マクロファージに貪食されなかったメラニンの排出を促進することで、シミに対して相乗効果が期待できます。

強力なたるみ治療HIFU(ハイフ)

HIFUは、正式名称をHigh Intensity Focused Ultrasound(高密度焦点式超音波)といい、その頭文字を取った略称としてHIFUと呼ばれています。

脂肪層と筋層の間の膜であるSMAS筋膜に超音波を一点に集中させ、たるんでしまった筋膜を熱で引き締める仕組みで、表面の皮膚をやけどさせずに肌のたるみの改善を目指す治療法です。

水光注射の前にHIFUを組み合わせることで、シワやたるみの改善に相乗効果が期待できます。

ターンオーバーを促進させるケミカルピーリング

ケミカルピーリングとは、酸性の薬剤を皮膚の表面に塗布し、ターンオーバーの乱れた表皮層の最上部にある角質層の結合を緩めることで古くなった角質を自然に剥がす施術です。

古い角質を取り除いた状態のほうが、水光注射で使用する薬剤の浸透が高まるため、水光注射の前にケミカルピーリングを取り入れることで、相乗効果が期待できます。

水光注射と類似した施術「ダーマペン4」との違い

水光注射とダーマペン4の違い

複数の針を使用した美容医療機器にダーマペン4が挙げられます。ダーマペン4とは細い針16本を先端に付けたペン型の機器です。

肌にあて高速振動をおこなうことで、意図的に肌に微細な針穴をあけ、針穴を修復しようとする自然治癒力を利用して皮膚細胞の再生を目指す施術です。

ダーマペン4の施術と同時もしくは施術後、肌に微細な針穴があいた状態で美容成分の入った薬剤を塗布することで皮膚の奥まで浸透させ、薬剤の効果を高めます。

  水光注射 ダーマペン4
深さ 1.0~2.0㎜ 0.2㎜~3.0㎜
痛み 麻酔を使用し、痛みはほぼなし 麻酔を使用し、痛みを軽減
ダウンタイム 3日~5日 3日~5日
1回の注入量 自動のため正確 針を刺す前後で塗布するため、量に差がある
細かい部位 鼻など吸引がむずかしい部位は正確な注入が難しい 鼻や目元など細かい部位にも対応可能
目的 真皮層に薬剤をダイレクトに注入することでハリや弾力を与える 傷を作ることで修復能力によりコラーゲンを増生する

水光注射では注射針を使って皮膚の表皮層~真皮層にダイレクトに薬剤を注入し美容成分を届けますが、ダーマペン4は針を刺すことで皮膚に針穴を開けて、針穴を修復しようとする自然治癒力を利用してコラーゲンを増生させ、皮膚細胞の再生をはかる施術です。

水光注射で満足のいく効果を得るためのポイント

水光注射で満足いく効果を得るためのポイント

水光注射は、使用する薬剤の作用によって、期待できる効果が異なるため、使用したい薬剤が医療機関にあるかどうか受診前にホームページなどで確認しておくことをおすすめします。

また、水光注射は皮膚に針を刺す施術のため、衛生管理ができていないと細菌感染を起こすリスクがあります。感染防止のためにも、衛生管理について信用できる医療機関を選ぶと安心です。

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