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炭酸ガスレーザーでホクロ・イボ・シミを除去する効果や痛み・安全性

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炭酸ガスレーザーでホクロ・イボ・シミを除去する効果や痛み・安全性

炭酸ガスレーザーは、ホクロ・イボ・シミの治療に特に有効なレーザーです。

炭酸ガスレーザーは、細胞内の水分と反応して熱エネルギーを発生させることで皮膚を浅く削ることや深く掘ることができ、ターゲットとなるホクロやイボ、盛り上がったシミなどをピンポイントに狙って除去できます。

炭酸ガスレーザーを照射した周辺の血管は熱凝固作用で瞬時に固まるため、メスで切除するよりも出血が少なく、切除した後の傷あとが残りにくい治療方法です。

ターゲット以外の周辺組織にダメージが少ないので、メスを使って手術で切除する方法に比べてダウンタイムが短いといわれています。

炭酸ガスレーザーは、顔にある直径5mm以内のホクロやイボの除去、シミの改善に適しています。直径5mm以上の大きいものや体にあるホクロやイボの治療は傷あとが目立ったり、白く脱色したり、さらには再発する可能性があるので、レーザー施術よりメスを使った手術のほうが推奨されています。

施術を受ける前に、ご自身の悩みが炭酸ガスレーザーで改善できるのかどうか、炭酸ガスレーザーで対応できるホクロやイボ、シミの種類を知っておくことが大切です。

また、炭酸ガスレーザーのメカニズムや必要な治療回数、ダウンタイム、費用などを理解した上で施術を受けると安心です。

少ないダメージで肌の悩みの原因を粉砕する炭酸ガスレーザー

レーザーの特徴と肌の悩みを改善するメカニズム

レーザーとは複数の波長を含む光から特定の波長を取り出し、増幅してつくられる人工的な光のことです。

光には山と谷を繰り返す波形の性質があって、波形の山から山(もしくは谷から谷)の長さを波長といいます。波長は10億分の1メートルにあたるナノメートル(nm)という単位であらわされます。

光やレーザーの波長には特定の物質に吸収されるという特性があり、波長が特定の物質に吸収されることで熱エネルギーが生じます

美容医療によるレーザー治療では、シミやホクロの原因であるメラニンの黒い色素や赤ら顔の原因となるヘモグロビンの赤い色素などに吸収される波長のレーザーを使用して、シミ・そばかす・あざ・赤ら顔など、さまざまな肌悩みの原因を熱エネルギーで破壊することにより、改善に導きます。

取り出された特定の波長によってレーザーの種類が異なり、それぞれ「炭酸ガスレーザー」「ルビーレーザー」や「アレキサンドレーザー」などの名称で呼ばれています。

レーザー治療では波長、照射時間、照射エネルギーの3つが主要なポイントです。

レーザーの種類によって異なる波長と作用する深さ

レーザーの光は、波長が短いほど皮膚の浅い部位に、波長が長いほど皮膚の深い部位に作用します。例えば500nm程度の短い波長では皮膚表面に存在するシミ等に効果を発揮します。

短いほど瞬間的なエネルギーが強くなるパルス幅

原則として、美容医療でレーザーを照射するときはレーザー光を連続であて続けるのではなく、ボタンを連打するように間を開けて照射するパルス照射という方法を用います。

パルス照射をしたときの一発の照射時間をパルス幅といい、パルス幅が短いほど照射した物質に対しての瞬間的なエネルギーが強くなります。パルス幅の単位は長い順から、ミリ秒(ms)、マイクロ秒(μs)、ナノ秒(ns)、ピコ秒(ps)と表されます。

レーザーのパワーをあらわす照射エネルギー

照射エネルギー(出力)は、高いほどターゲット物質への熱作用が強くなりますが、刺激も強いので痛みを感じやすくなります。照射エネルギーが少ないほど刺激や痛みが軽度となりますが効果はおだやかです。出力の単位はJ(ジュール)/㎠という単位で表されます。

レーザーの種類と吸収される物質の一覧表
おもなレーザーの種類 波長 吸収される皮膚の物質
ヘモグロビン メラニン 水分
炭酸ガスレーザー 10,600nm    
Er:YAG(エルビウムヤグ)レーザー 2,940nm    
Nd:YAG(ネオジムヤグ)レーザー 1,064nm  
ダイオードレーザー 810nm~1,450nm付近   1,450nmで○
KTPレーザー 532nm  
ダイレーザー 585nm~595nm付近  
赤色レーザー 660nm    
ルビーレーザー 694nm    
アレキサンドライトレーザー 755nm    

炭酸ガスレーザーの特徴とホクロ・イボ・シミを除去するメカニズム

炭酸ガスレーザーは、水分に吸収されやすい10,600nmの波長をもつレーザーです。細胞内の水分と反応して熱エネルギーを発生させることで、ホクロやイボ、シミの組織を熱で焼いて蒸散(気化)させ、除去します。

膨らんだホクロやイボを取ったあとの皮膚の表面にメラニン色素が残った場合、炭酸ガスレーザーの熱エネルギーで残ったメラニン色素を薄く削ることもできます。

ホクロやイボを手術で除去する場合は切開後に切り取ってから、縫合・抜糸をする必要があります。いっぽう、炭酸ガスレーザーの場合は、熱エネルギーで血液が固まり、出血はほとんどないので、縫合する必要がありません。傷が早く治り、傷あとが残りにくいといった特徴があります。

一回で多数のホクロ、イボ、シミを除去することができますが、ホクロやシミの原因となるメラニンが皮膚の深い層にある場合は1回では除去しきれません。無理をして1回で取ろうとすると深い傷あとを作ってしまうことになりかねないので、2回にわけて治療することが推奨されています。

幅広い用途で使われる炭酸ガスレーザーの仕組み

炭酸ガスレーザーは二酸化炭素(CO2)と窒素およびヘリウムを組成とする混合ガスを媒質に用いて波長を発振する「気体レーザー」と呼ばれるもので、ホクロやイボなどの除去を目指す美容の施術では、各医療機器メーカーによって開発された専用のマシンが使用されます。

炭酸ガスレーザーのマシンの構造としては、通常、二酸化炭素を含む混合ガスで満たされた装置(発振管)が備えられていて、この装置内に電流を流すことにより混合ガスの分子同士が振動して衝突し合い、それぞれの分子間でエネルギーの移動(励起)が生じることで、発振して10,600nmの波長(炭酸ガスレーザー)が照射される仕組みです。

炭酸ガスレーザーの10,600nmという波長はヒトの目に見えない赤外線で、レーザーの中で最も長い波長です。また、主にホクロやイボなどの除去を目的とした美容皮膚科や形成外科に限らず、歯科・眼科・耳鼻科、さらにレーザーの出力が高められたものは工業といった幅広い分野で利用されています。

  • 美容を含む皮膚科・形成外科:ホクロやイボ・瘢痕(傷あと)の除去、切開処置など
  • 歯科:神経まで達した虫歯の治療(根管治療)など
  • 眼科:眼瞼下垂の治療でおこなう切開の処置など
  • 耳鼻科:鼻詰まりや花粉症(アレルギー鼻炎)の治療など
  • 工業:金属や樹脂といった材料の溶接・加工など

炭酸ガスレーザーの3つの照射モード

1)連続モード

連続モードは連続波を照射できる機能です。連続波とは、レーザーの光を照射し続けることをいいます。連続波は工業の分野では金属を加工するときに使用され、医療の分野では出血を抑えながら切開するメスとして使用されています。

連続モードでは、ホクロやイボ、シミの組織を蒸散させ、レーザーメスのように膨らんだ部分を切り離し、切除することができます。

連続モードを使って照射するとレーザーの熱で周辺の血管が熱凝固作用で瞬時に固まるため、止血が可能です。

2)美容の目的で肌質を改善する短パルスモード

短パルスモードとはナノ秒からマイクロ秒の間で照射できる短いパルス幅を出力できる機能です。パルス幅は、短いほど高いピークパワーを得ることができ、照射した際にターゲットとなるホクロやイボ、シミの周辺組織に与える熱のダメージが少ないので、痛みや炎症後色素沈着を抑えられるというメリットがあります。

短パルスモードでメラニン色素の根が浅いホクロ、イボ、シミを蒸散し、除去することが可能です。

3)スキャナー機能でフラクショナル照射できる

スキャナー機能は皮膚の表面に薄く均一にレーザーを照射できる機能です。レーザー光を制御するスキャナーを装着することでフラクショナル照射と呼ばれる、点状にスタンプするような照射ができます。

皮膚は外側から表皮層・真皮層の2層から成ります。肌の弾力性を保つ成分である「コラーゲン」や「エラスチン」、「ヒアルロン酸」が含まれる真皮層にフラクショナル照射すると、コラーゲンやエラスチンの生成を促すことができます。肌のハリや弾力が改善し、毛穴を目立たなくする効果や、シミや小ジワ、凸凹のあるクレーター状のニキビ跡や炎症後色素沈着などの改善が期待できます。

炭酸ガスレーザーの照射方法

炭酸ガスレーザーの照射方法はフォーカスビーム(focused beam)とディフォーカスビーム(defocused beam)の2つがあります。対象に応じて、照射方法を調整して治療をおこないます。

フォーカスビーム(focused beam)はハンドピースの先端を治療部位に近づけるイメージで 焦点をしぼる照射方法です。レーザーの焦点距離が短いほどレーザービームの集光径が小さくなってエネルギーが高くなるので、深い部位にある組織を切除する際によく使われています。

ディフォーカスビーム(defocused beam)はハンドピースの先端を照射部位からある程度距離を置いて、焦点をぼかした照射方法です。レーザービームの集光径が大きくなると1点に集中するエネルギーは弱まりますが、広い面積に照射できます。ディフォーカスビームはホクロやイボ、シミの組織を蒸散する時に使う照射方法です。

炭酸ガスレーザーの安全性

炭酸ガスレーザーは、古くから使われているレーザーで、炭酸ガスレーザー器械が初めて市販された年は1966年でした。以来、開発を重ねることにより1990年代には美容の目的で肌質を改善する短パルスモードが開発され、表皮層や周辺組織にダメージを与えることなく、皮膚の再生を促し、真皮層のコラーゲン生成が促されることでニキビ痕や毛穴の開きやシワ治療にも使われてきました。

炭酸ガスレーザー器械はレーザー器械の中でも歴史が長く、安全性、出力の安定性、操作のしやすさなどに特徴があります。他のレーザー器械より小さく、コンパクトで低価格という利点で工業の分野や医療用レーザーメスとしても多く使われています。

炭酸ガスレーザー治療に向いている症状

良性のホクロの除去

ホクロは医学用語で色素性母斑(母斑細胞母斑)といい、メラニン色素を生みだす細胞であるメラノサイトが変化した「母斑細胞(ぼはんさいぼう)」の増殖による良性腫瘍の一種です。

大きさは数5mmから数cmまであり、良性のホクロだけでなく、悪性のホクロがあります。

悪性のホクロの特徴は形が変形したり、突然盛り上がったり、サイズが大きくなったりすることが多いのですが、悪性ホクロが疑われる場合、超音波検査やCT検査などでホクロの性質を調べることができます。

炭酸ガスレーザーは顔にある良性の5mm程度までのホクロの治療に適しています。大きさが5mm以上である場合、炭酸ガスレーザーでも治療は可能ですが、手術で切除するより再発率が高い傾向にあります。

炭酸ガスレーザーは、基本的には良性であるホクロに照射して、熱でホクロの細胞を焼いて細胞内の水分を蒸散(気化)させることで組織を削り、ホクロを除去します。

小さいものであれば麻酔をせずに1回の施術で多数のホクロをきれいに取ることが可能ですが、大きさとメラニン色素の根の深さによっては麻酔をしたうえで2回~3回に分けて治療することもあります。

盛り上がったシミ(脂漏性角化症)やイボの除去

盛り上がったシミやイボに対する治療は、局所麻酔を使用したうえで盛り上がっている部分を炭酸ガスレーザーメスで切除し、気化(蒸散)させて削り取ります

盛り上がったシミは、医学用語で脂漏性角化症といいます。顔や首、頭皮などにできる盛り上がったシミのようなイボで、原因は紫外線と考えられ、色は薄茶色から黒色までさまざまです。年齢とともに、小さなブツブツや盛り上がるシミが増えたりします。形状はさまざまで、特に高齢者に多く見られます。

脂漏性角化症は、保険がきく液体窒素による冷凍凝固術でも治療することができますが、色素沈着が起きたり、施術後に痛みが残ったり、人によっては傷あとが残ることもあります。

液体窒素による冷凍凝固術で完全に改善できない場合は他の治療法を検討しなければならないケースもあります。

軟性線維腫(イボの一種)の除去

軟性線維腫(スキンタッグ、アクロコルドン)は良性腫瘍でイボの一種です。首や脇などの皮膚が柔らかい場所にできやすく、色は肌色で2mm~3mm程度の柔らかいイボが特徴です。

発生し始めは比較的平らな隆起の場合が多いのですが、徐々にイボ状に膨らんできて皮膚にぶら下がっているような状態になってきます。

軟性線維腫の除去は麻酔しなくても我慢できる程度の痛みといわれています。炭酸ガスレーザーは短時間に高いエネルギーをピンポイントで照射することができるため、小さいイボを焼灼し、細胞内の水分を蒸散(気化)させて切除します。皮膚へのダメージはとても少なく、治療後の色素沈着も起こしにくいといわれています。

老人性色素斑(いわゆるシミ)の改善

シミには「老人性色素斑」「肝斑」「そばかす」などさまざまな種類があります。炭酸ガスレーザーは老人性色素斑(紫外線を原因とする、いわゆる普通のシミ)の治療にのみ有効です。

体質や遺伝、女性ホルモンなどが原因で起こるそばかすや肝斑の治療は炭酸ガスレーザーでは改善がむずかしく、炎症後色素沈着が悪化する可能性があるので、推奨できません。

老人色素斑は20代から現れはじめ、男女を問わず、主に顔面や手の甲などの露出部にできるシミです。色は薄茶色、茶色が多く、通常の肌色の境目がはっきりとわかり、痛みやかゆみがないのが特徴です。紫外線を浴びたり、肌の新陳代謝であるターンオーバーの低下などが原因で色が濃くなり、シミの数が増えたりする傾向があります。

炭酸ガスレーザーによる老人性色素斑の治療はディフォーカスビームで照射します。

ニキビあと・毛穴の開きを改善

炭酸ガスレーザーをフラクショナル照射で非常に細かく点状に照射し、あえて皮膚を損傷させることで、創傷治癒の働きで皮膚の再生を促すことができます。

肌の弾力成分を生成する働きをもつ線維芽細胞が活性化し、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸といった弾力成分の生成が促され、肌がハリや弾力を取り戻すことで、凹凸のあるニキビあとや毛穴の開きなどを改善する効果が期待できます。

炭酸ガスレーザーの治療が適応する施術部位

ヒトの体の皮膚は部位によって厚さが違うといわれています。炭酸ガスレーザーは、顔のホクロ、イボ、シミの治療に向いています。

顔以外の部位は治療後の傷の治りが遅く、傷あとが目立つことが多いので、炭酸ガスレーザーより手術やQスイッチレーザーを用いた治療のほうが推奨されています。

炭酸ガスレーザーによるホクロやイボの除去は、痛みを和らげるため局所麻酔をおこないます。局所麻酔は注射でおこないますが、注射時の痛みを感じることが強い部位(手のひらや足裏のホクロやイボなど)は、炭酸ガスレーザー治療より液体窒素で凍結させる方法や貼り薬などの治療法が向いています。

ホクロ・シミ治療の比較

部位 タイプ 炭酸ガスレーザー
色が濃い
隆起タイプ
薄いタイプ
色が濃い
隆起タイプ
薄いタイプ
色が濃い
隆起タイプ
薄いタイプ

◎:最適 〇:適している △:場合による

 

炭酸ガスレーザーが推奨される施術回数・頻度

小さいホクロやイボ、盛り上がったシミは1回で除去できますが、直径5mmより大きいホクロ、イボなどは完全に切除することができないため、4週間~6週間以上間をあけて、2回目の治療をおこないます。

メラニン色素が皮膚の深い層にある場合、再発の可能性があります。再発した場合は状態を見て、レーザーの追加照射か、手術による治療をおこないます。

施術中の痛み・ダウンタイム・治療後の経過目安

炭酸ガスレーザーの施術中の痛み

炭酸ガスレーザーの施術は麻酔を使用するので施術中の痛みはほとんど感じないといわれています。治療部位にクリーム麻酔を塗ったり、局所麻酔を細い針で注射するなどの方法があります。局所麻酔の場合は、麻酔を注射する際に、チクッとする痛みがあります。

もし過去に麻酔を打った際に赤くなったり、発疹が出たり、アレルギー反応などが出た経験がある場合には、事前に医療機関にお伝えください。

炭酸ガスレーザーのダウンタイム

照射直後から照射部位がヒリつくように感じることがありますが、1週間程度でおさまるとされています。患部の皮膚が凹んだ状態になることがありますが、2週間程度で少しずつ元に戻っていきます。

ホクロや大きめのイボは治療後1週間~2週間は照射部位をテープで保護します。傷ついた皮膚が自然治癒力により再生する過程でかゆみを感じることがあります。

多発イボの場合、照射部位は小さな黒いカサブタができますが、1週間~2週間程度で自然に剥がれるのを待ってください。

かさぶたが剥がれたあとも施術部位に赤みや黒ずみがでることがあります。治療部位にもよりますが3カ月程度で自然に消えるとされています。大きいものでは半年~1年程度続くこともありますが、時間が経過すると目立たなくなっていくといわれています。

炭酸ガスレーザーのリスク・副作用

ホクロやイボを除去したあとの傷が深い場合、出血の可能性や傷あとが残る可能性、色素沈着がおこる可能性があります。稀に傷あとから細菌感染がおこる場合があります。治療対象物が大きいときやケロイド体質の方は肥厚性瘢痕(膨らんだ傷あと)・ケロイドのリスクが高まります。

目の近くなど皮膚の薄い部位に照射する場合、やけどなどのリスクがあるので、炭酸ガスレーザーによるホクロやイボの治療の経験が豊富なドクターが在籍する医療機関を選ぶことが大切です。

炭酸ガスレーザーの施術を受ける前に知っておくべきこと

炭酸ガスレーザーの施術前の注意点

施術後に日焼けをしてしまうと色素沈着がおこりやすいため、帽子やサングラスなど紫外線対策をしていくと安心です。

施術中はレーザーの光の拡散反射により、目の保護が必要です。挿入タイプのアイガードやコンタクトシェルを使う場合があるので、コンタクトを使っている方は眼鏡に変えて治療を受けてください。

レーザー治療の効果が落ちるため、炭酸ガスレーザーの施術前にメイクや日焼け止めを落としてください

炭酸ガスレーザーの施術後の注意点

施術後2時間~3時間は、チクチクするような感覚、日焼けのような赤みの症状が出る可能性がありますが徐々におさまります。

治癒の過程で灼熱感、かゆみ、またはチクチク感が生じることがありますが、冷やすことで軽減できます。保冷剤などで冷やす場合は直接肌にあてないように、タオルで包んでから肌にあててください。

施術の翌日から洗顔とメイクができますが、紫外線の影響を受けやすくなるため、治療後は2週間程度、患部に紫外線対策のテープを貼る必要があります。

傷を乾燥させてしまうと傷あとに凹みが起きやすくなるので保湿を十分におこなうように心がけてください。

炭酸ガスレーザーの施術を受けられない方

  • 妊娠中、または妊娠の可能性のある方、授乳中の方
  • 施術部位に感染症や重度の皮膚疾患がある方
  • 光アレルギーのある方
  • アレルギー体質やアトピー性皮膚炎の方
  • ケロイド体質の方
  • 皮膚に悪性腫瘍がある方、または疑いがある方
  • 照射部位に金の糸を入れている方
  • 日焼けしている方
  • 心疾患がある方
  • 糖尿病など創傷治癒に問題のある方

炭酸ガスレーザーの施術の流れと施術時間・料金相場

炭酸ガスレーザーの施術の流れ

1)カウンセリング・診察

ホクロやイボなどの状態を診て炭酸ガスレーザーで治療できるかどうか診断します。治療期間、アフターケアについて説明を受け、施術に進みます。

2)洗顔・クレンジング

メイクや汚れ、皮脂をしっかりと落とし、施術部位を清潔にします。

3)麻酔

治療部位の大きさや治療の深さにより局所麻酔、麻酔テープ、麻酔クリームなどを選びます。麻酔代として別途料金がかかる医療機関もありますのでご確認ください。

4)施術

ホクロやシミなどの患部へ炭酸ガスレーザーを照射します。

5)処置

施術部位に軟膏を塗布し、保護テープを貼って終了となります。

6)再診

ドクターの指示により、治療後約1週間~2週間後に再診となり、患部の治癒の状態を確認します。再診の有無や時期は治療部位によって異なりますのでドクターの指示に従ってください。

炭酸ガスレーザーの施術時間

小さいホクロ1カ所の治療時間はおよそ10秒~15秒程度で終わりますが、1cmを超える場合は5分程度かかります。小さいホクロ、イボの場合は1回の施術で5カ所~10カ所取ることが多いですが、その場合の治療時間は10分~15分程度です。

炭酸ガスレーザーの料金相場

平らなホクロやシミは自由診療(保険外診療)、隆起したホクロやイボ、シミなどは保険診療となります。

大きさや状態によって異なりますが、自由診療で3,000円~10,000円程度が相場です。

保険適応のホクロ・イボ除去の場合、一回あたりの料金相場は直径1mm未満で2,000円~3,000円程度、直径3mm未満で5,000円程度、直径3mm~5mm未満で8,000円程度となります。

ニキビあとや毛穴の開きの治療は自由診療となります。おおよその料金相場は全顔1回30,000円程度、鼻+頬20,000円程度、鼻のみで15,000円程度です。

販売されている炭酸ガスレーザーの種類

従来の炭酸ガスレーザーは対象物をメスのように切る連続波機能だけでしたが、現在の炭酸ガスレーザーは開発を重ねて進化し、エネルギー効率が高く、周辺組織にダメージを与えにくいスーパーパルス機能が開発されました。

炭酸ガスレーザー機器は、設置場所を取らない小型のマシンや、施術中の出力の微調整、1回だけ照射できるシングル機能、繰り返し照射できるリピート機能、蒸散をコントロールすることができるフォーカスビームなど新しい機能が追加され、ホクロやイボ、シミなど患部の状態に合わせて安全に治療ができるようになりました。

炭酸ガスレーザー治療機器の比較表

各機器の機能・効果は、生体組織の切開、止血、凝固、蒸散となります。

商品名 医療機器承認番号 出力可変範囲 本体重量 動作モード
ベルレーザーエス 21700BZZ00348000 0.5w~15w 28kg 連続/スーパーパルスモード
ニーク レーザリー15Zμ 22500BZX00187000 0.5w~15w 34kg 連続/シングル/リピート
AcuPulse 30AES-RST 22200BZX00655000 1w~30w 49kg 連続/スーパーパルスモード
CO2 レーザシステム UAL3000DP 22700BZX00123000 1w~30w 25kg 連続/シングルパルス/スーパーパルスモード

炭酸ガスレーザーと併用すると効果的なQスイッチレーザー(YAGレーザー)

炭酸ガスレーザーは周りの正常な皮膚にはほとんどダメージを与えずに、ホクロやイボ、シミの治療ができますが、メラニン色素の根が深い場合は削り過ぎることもあり、回復が遅くなったり、傷あとが目立ったりすることがあります。

いっぽう、Qスイッチレーザーでの治療では照射時間や頻度がかかるということもあり、炭酸ガスレーザーとQスイッチレーザーを併用することでダウンタイムを短く抑えて効率よく治療することができます。

手順はまず局所麻酔の注射を打ち、対象となる盛り上がったホクロやイボに炭酸ガスレーザーを照射して膨らみを削ったあと、平坦なホクロやシミはQスイッチレーザーに切り替えて照射します。1ヶ月後に再診して、メラニン色素がまだ残っていた場合、Qスイッチレーザーを再照射します。

炭酸ガスレーザーの施術で失敗・後悔しないために

炭酸ガスレーザーを使用したホクロやイボ、シミの治療は、基本的に皮膚を削る、切る、掘るという方法で治療をおこないますが、治療の満足度はドクターの経験や技術によって差が生じます。

目の近くなど皮膚の薄い部位に照射する場合、やけどなどのリスクがあるので、レーザーの照射設定や操作などに繊細な技術が必要です。炭酸ガスレーザーのマシンの知識と実績が豊富なドクターが在籍する医療機関を選ぶことが大切です。

実際にカウンセリングを受けて、治療方針や必要な施術回数、起こりうるリスクなどもしっかりと説明してもらえる医療機関であれば安心です。

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