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エンライトン®SRの美肌治療の効果と他のピコレーザーとの違い

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記事監修

菅原 順
菅原 順 医師

JUN CLINIC

日本形成外科学会(専門医) 横浜市立大学 形成外科 客員研究員 日本美容外科学会(JSAPS) 日本美容皮膚科学会 抗加齢学会 日本レーザー医学会 など カスタマイズ治療研究会 理事 cutera adovocates cutera顧問 enlighten SR technical provider excel V+technical provider CLEVIEL EXPERT

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エンライトンSRの効果と他のピコレーザーマシンとの違い

美容医療において、シミやくすみ、あざの改善などには、内服薬や外用薬、光治療のほか、レーザー治療という選択肢があります。

美容医療の治療に使われるレーザーには複数の種類がありますが、ピコレーザーでは、従来のQスイッチレーザーではむずかしい症状の改善が期待できるほか、痛みや色素沈着といったリスクが軽減できるといわれています。

ピコレーザーには複数のマシンがあり、エンライトンSR(enLIGHTen SR)もそのひとつです。エンライトンSRの特長や得られる効果だけでなく、ダウンタイムや注意点を知っておくことで、安心して施術を受けることができます。

また、エンライトンSRで満足のいく結果を得るためには、医療機関(ドクター)の選び方を知っておくことも大切です。

【ドクター限定】菅原先生に聞いたエンライトンSR Q&A

少ないダメージで肌悩みを改善するピコレーザー

ピコレーザー(ピコ秒レーザー・ピコセカンドレーザー)とは、レーザーの照射時間がピコ秒(1兆分の1秒)単位で照射可能なレーザーです。

ピコレーザーは照射時間が極めて短いことから熱影響が小さいために、皮膚への負担が少なくダウンタイムが比較的短いといわれています。

エンライトンSRを詳しく知る前に、ピコレーザーについて解説します。

美容医療でつかわれるレーザーの特徴

美容医療においてシミやくすみ、あざの改善、タトゥーの除去などには、Qスイッチレーザー、炭酸ガスレーザー、ピコレーザーといったレーザーがつかわれます。

レーザー(Light Amplification by Stimulated Emission of Radiation)は電磁波の一種です。光は複数の波長(色)の集まりであるのに対して、レーザーは特定のひとつの波長を人工的に取り出して増幅した光線で、特定の物質に吸収されると熱や衝撃波を生み出す特徴があります。

美容医療では、シミの原因であるメラニン色素に吸収される波長のレーザーや、タトゥーの色素に吸収される波長のレーザーを使用して、熱や衝撃波でメラニン色素やタトゥーの色素を破壊してシミを改善に導いたり、タトゥーを除去したりします。

レーザーの照射時間が短いほど大きくなる破壊力

レーザー一発が肌にあたっている時間(照射時間)を「パルス幅」といい、レーザー治療でつかわれるレーザーのパルス幅は、ミリ秒・マイクロ秒・ナノ秒・ピコ秒と短くなっていきます。

ミリ秒(ms) 1/1,000s(千分の1秒):ロングパルス
マイクロ秒(μs) 1/1,000,000s(100万分の1秒)
ナノ秒(ns) 1/1,000,000,000s(10億分の1秒)
ピコ秒(ps) 1/1,000,000,000,000s(1兆分の1秒)

パルス幅が短くなるほど物質に作用する瞬間的な力が大きくなり、破壊力も大きくなります

ミリ秒、マイクロ秒、ナノ秒のパルス幅を持つレーザーは、照射すると物質の中で主に熱が発生し、その熱の作用で対象を破壊します。この場合、破壊力を大きくしようと高い照射エネルギー(フルエンス)で照射すると、熱がまわりの細胞に伝わりすぎてしまい、炎症後色素沈着や、やけどなどの副作用が起こるリスクが高まります。

「パルス幅が短い」のがピコレーザー

ピコ秒単位のパルス幅をもつピコレーザーは、照射時間が極めて短いことから熱発生が小さく、照射すると物質の中で破壊力ある衝撃波が発生するため、高い照射エネルギー(フルエンス)で照射せずとも効率よく対象を細かく粉砕することができます。

小さな物質を粉砕することを得意とするピコレーザーでは、従来のQスイッチレーザーで反応しなかったような薄いしみも改善に導くことが期待されています。

ピコレーザーの主な作用機序は、熱より周囲への影響が少ない衝撃波であり、強い照射が不要なことから、まわりの細胞に不要なダメージが起こらないため、施術中の痛みを軽減し、炎症後色素沈着のような副作用を起こしづらくなります

ピコレーザーは大きな物質をターゲットとするのが苦手

すべてにおいて、パルス幅が短いレーザーのほうが優れているわけではありません。

濃いシミ、厚みのあるようなシミでは、本来破壊したい異常なケラチノサイト(メラニンをたくさん持った色素細胞、シミの原因)までレーザーの作用による障害を与えることができないために、効果が出にくいという意見もあります。

対象物が大きい場合は、ピコレーザーのような衝撃波で細かく砕くよりQスイッチレーザーのような光熱作用によるほうが破壊されやすくなります

たとえば、毛根のメラニン色素が対象となる「脱毛」や血管中のヘモグロビンの赤い色素が対象となる「赤ら顔(毛細血管拡張症)治療に使われるレーザーは、パルス幅がミリ秒(1000分の1秒)単位のロングパルスレーザーであるように、毛根や血管のような大きい対象を狙う場合は長いパルス幅が有効です。

肌再生効果が期待できるピコレーザー・エンライトンSR

エンライトンSRはキュテラ社によって開発されたピコレーザーマシンです。厚生労働省から承認を受けている医療機器で、シミやあざの治療、タトゥーの除去についての効果と安全性が認められており、保険適用となる症例もあります。

承認番号 22800BZX00138000
販売名 enLIGHTen エンライトン

保険適用の症例

  • 太田母斑
  • 異所性蒙古斑
  • 外傷性色素沈着症

注) 乳幼児加算
注) Qスイッチ付ヤグレーザー照射療法として保険算定

肌の悩みにあわせて選択されるレーザーの波長

レーザーを含む電磁波は、山と谷を繰り返す波形のエネルギーで、波形の山から山(もしくは谷から谷)の長さを波長といいます。

波長は10億分の1メートルにあたるナノメートル(nm)という単位で表記され、1064nmの波長はNd:YAG(ネオジムヤグ)レーザー、532nmの波長はKTPレーザーというように、レーザーは波長によって名前がついていて、それぞれ種類わけされています。

美容医療で使われるレーザーにはさまざまな種類があって、それぞれのレーザーの波長ごとに、吸収される皮膚の物質が異なります。そのため、ターゲットとする肌悩みの原因物質によって、治療に適したレーザーを選択します。

レーザーは、ある一定までは波長が短いほど皮膚表面に作用し、波長が長いほど皮膚深くに作用するとされています。これを「深達度」といい、それぞれのレーザー照射作用の指標とされています。

エンライトンSRの波長 反応しやすい色調 適応
1064nm 黒・茶・紫 深在性(真皮)のメラニン色素、カラータトゥーの除去
532nm 赤・オレンジ・黄 表在性(表皮)のメラニン色素、カラータトゥーの除去

エンライトンSRの美肌効果

エンライトンSRのSRはSkin Revitalization(スキン リバイタライゼーション)の略で「肌の再生」を意味します。従来のレーザーと比較して肌へのダメージが少ないピコレーザー「エンライトンSR」は国内において需要の高い、肌の若返り治療に適したレーザーといわれています。

エンライトンSRはシミやくすみ、アートメイク、カラータトゥーなどの色素の除去だけでなく、小ジワ・毛穴の開き・キメ・肌ツヤ・ニキビ跡など肌質の改善に適した細かな設定ができるように開発されています。

さまざまな肌の悩みに対して治療効果をあげるには、適切な波長とパルス幅のほかに、照射エネルギーレベル(フルエンス)、スポットサイズといったパラメーターを効果的に組み合わせる技術が必要となります。

エンライトンSRは2つの波長と卓越した仕様、快適な操作性を備えることで肌治療に適した設定がしやすく、シミやあざなどの良性色素性病変に対しより安全かつ効果的にアプローチできます。

エンライトンSRと従来のエンライトンとの違い

  • さらなる低フルエンス照射が可能
  • より細かくスポットサイズとフルエンス設定が可能
  • 治療の安全域が拡大 など

エンライトンSRは幅広いパラメーターをタッチパネルによって迅速に変換できます。スポットサイズごとにフルエンスを幅広く自由に調整できるなど、肌治療に適した細やかな設定が可能となり、快適な操作性が実現しました。

詳しくは【ドクター限定】製品カタログ・症例写真

エンライトンSRで改善が期待できる症状

  • シミ、そばかすなどの表在性色素病変
  • ADM(真皮メラノサイトーシス)などの深在性色素病変
  • 肝斑
  • 炎症後色素沈着(ニキビ跡の赤みや傷などによる炎症後の色素沈着)の改善
  • タトゥーやアートメイクの除去
  • 毛穴の開き
  • 小ジワ
  • 肌のハリや弾力の衰え

表在性色素病変

皮膚は外側から表皮・真皮と層状になっていますが、一般的にシミといわれる症状(老人性色素斑、日光性色素斑)はメラニン色素が表皮に存在しています。シミを含む以下のような症状は「表在性色素病変」(ひょうざいせいしきそびょうへん)といわれ、エンライトンSRで改善が期待できます。

  • シミ(日光性色素斑、老人性色素斑)
  • 雀卵斑(そばかす)
  • 扁平母斑(盛り上がりのない茶色のあざ)
  • 全体的なくすみ

深在性色素病変

エンライトンSRは真皮層にメラニン色素が存在する「深在性色素病変」(しんざいせいしきそびょうへん)の改善にも効果が見込めます。深在性色素病変には以下のような症状が含まれます。

  • ADM(後天性真皮メラノサイトーシス、グレーから青みがかって見えるあざ)
  • 太田母斑(おおたぼはん、顔の片側にあらわれるあざ)
  • 色素性母斑(ほくろ)
  • 伊藤母斑(肩周辺にみられるあざ)
  • 外傷性刺青(外傷性色素沈着、事故・ケガにおける異物混入などによる色素沈着)
  • 異所性蒙古斑(いしょせいもうこはん)

アートメイクやカラータトゥー

エンライトンSRは表皮に色素を入れるアートメイクや真皮に色素を入れるカラータトゥー(刺青)の除去にも効果が期待できます。

皮膚細胞の衰えが原因となっている肌の悩み

真皮層にはヒアルロン酸・エラスチン・コラーゲンといった肌のハリ・弾力のもととなっている成分と、これらを生み出す線維芽細胞が存在します。

エンライトンSRでは、レーザー照射の刺激で線維芽細胞の活性化や毛細血管の再生などが期待できるため、肌のハリ・弾力が向上し、毛穴の開きや小ジワ、ニキビ跡を改善に導きます。

目的によって使い分ける3種類の照射方法

エンライトンSRをふくむピコレーザーでは、3つの照射方法を使い分けて、もしくは組み合わせて施術がおこなわれます。

  照射方法 適応
トーニング照射 1064nmのNd:YAGレーザーを低フルエンスで肌全体に照射 肌の色ムラ・くすみ・肝斑
フラクショナル照射 点状に照射できる「MLAレンズ」を装着して肌全体に照射 毛穴の開き・ニキビ跡・小ジワ
スポット照射 高フルエンスでシミやタトゥーにピンポイント照射 シミ・そばかす・タトゥー
組み合わせ照射 上記3つの方法を組み合わせて照射 肌の色ムラ・くすみ・肝斑・毛穴の開き・ニキビ跡・小ジワ・シミ・そばかす

広範囲のくすみやそばかすにはトーニング照射

トーニング照射は、レーザーを低フルエンスで肌全体に照射する方法で、エンライトンSRにより1064nmのロングパルスNd:YAGレーザーをつかったトーニング照射は「PICO Genesis™(ピコジェネシス)」と呼ばれています。

PICO Genesis™でメラニン色素に刺激を与えて排出することで、肌色のトーンを明るくする効果が期待できます。また、真皮層に刺激が加わると、ヒアルロン酸・エラスチン・コラーゲンを生成する線維芽細胞が活性化します。それによって、肌のキメが整い小ジワの改善や毛穴の引き締めが見られるようになります。

小ジワや毛穴の開きの改善を目指すフラクショナル照射

フラクショナル照射とは、レーザーを点状に照射できる「MLAレンズ」を装着して肌全体に照射する方法で、エンライトンSRにより、532nmおよび1064nmをつかったフラクショナル照射は「PICO Genesis™FX」ともいわれます。

フラクショナル照射をおこなうと、微細な球状の空洞が多数形成されることで、創傷治癒の作用により真皮層の再構築が期待できます。

PICO Genesis™と同様にキメ・小ジワ・毛穴の開きの改善のほか、クレーター状の凹凸のあるニキビ跡の改善が見込めます。

気になるシミに焦点を当てるスポット照射

スポット照射は、トーニング照射・フラクショナル照射と比較して照射の出力が高く、シミやタトゥーにおいてピンポイントで照射することが可能です。

照射するレーザーの出力が高いことから施術時は輪ゴムで弾かれたような痛みを感じるといわれています。

エンライトンSRとほかのピコレーザーマシンとの違い

エンライトンSR以外にも、ピコレーザーには複数のマシンがあります。ピコ秒単位でレーザーを照射できるマシンは、それぞれのマシンごとに、波長・パルス幅が異なり、それによって、それぞれ特徴が異なってきます。

※ps:ピコ秒(1兆分の1秒)

マシン名 波長 パルス幅
enLIGHTen SR 532nm
1064nm
750ps
PicoSure 532nm
755nm
1064nm
550ps-750psの可変式
PicoWay 532nm
730nm
1064nm
294ps
246ps
339ps
Discovery Pico Plus 532nm
694nm
1064nm
370ps
30ns
450ps

エンライトンSRは適度にエネルギーを調整して色素を破壊することが期待できる

エンライトンSRは532nmと1064nmのレーザーを750ピコ秒のパルス幅で照射できます。これはほかのピコレーザーマシンと比較すると、ピコ秒単位ではありながら長いパルス幅になっているといえます。

比較的低いエネルギー(フルエンス)を使用する表在性のシミ治療の場合、パルス幅の短いピコレーザーでは、濃いシミ、厚みのあるようなシミには、本来破壊したい異常なケラチノサイト(メラニンをたくさん持った色素細胞、シミの原因)にまでレーザーによる障害を与えることができないこともありますが、比較的長い750ピコ秒のパルス幅のエンライトンSRでは、適度にエネルギー(フルエンス)を調整することで、異常なケラチノサイトに容易に障害を与えることが可能となるので、多様な色素斑に対応できます

また、比較的高いエネルギー(フルエンス)を使用するタトゥー除去などの場合では、同じエネルギー量であればパルス幅が短いほど破壊力とピークパワーが高くなる一方で、皮膚表面でエネルギーが集まってしまい、奥にある色素にエネルギーが届かなくなることがあります。エンライトンSRではこのような場合でも可能な限りエネルギーが弱まることなく色素に届くよう、比較的長い750ピコ秒のパルス幅が設定されています。

エンライトンSRの施術頻度と費用相場

推奨される施術回数・頻度

施術回数や頻度について、局所的なシミへの照射であれば1回でも改善が期待できますが、顔全体のシミ治療や肌質改善の施術においては、1カ月~2カ月に一度の施術を複数回おこなうことが推奨されています。

タトゥー除去では、1カ月に一度の施術を複数回おこなう必要があります。施術回数はタトゥーの色素の状態によって異なりますので医療機関にご相談ください。

また、タトゥーの色素は施術間隔を空けることで薄くなることがあるため、2カ月~3カ月に一度の頻度でおこなうと、治療期間は長くなりますが施術回数が少なくすむこともあります。

エンライトンSRの費用相場

美容目的の施術は保険適用外で自由診療となり、費用は医療機関ごとに異なります。

顔全体への照射は、ひとつの照射方法でおこなう場合は10,000円~50,000円程度複数の照射方法を用いる場合は組み合わせる照射方法の数によって変わりますが、30,000円~100,000円程度と料金に幅があります。

なかには初回料金あるいは2回目以降の料金を安く設定している医療機関もあります。 スポット的なシミ治療やタトゥー除去における料金設定は、対象範囲の大きさで異なるケースもあるため、詳しくは施術を受ける医療機関にご確認ください。

事故やけがで皮膚に異物が入りあざとなる外傷性色素沈着や、太田母斑(おおたぼはん)、異所性蒙古斑(いしょせいもうこはん)については保険適用となることがありますので医療機関に相談してください。

エンライトンSRのダウンタイムや注意事項

エンライトンSRのダウンタイム・痛み・リスク・副作用

赤み

施術直後はレーザー照射部位に赤みが生じる場合がありますが、2日~3日ほどで落ち着くとされます。

水疱形成や炎症後色素沈着

水疱形成や炎症後色素沈着が生じた場合は、ドクターの指示に従って軟膏や美白外用薬などをつかいます。水疱は1週間程度でかさぶたとなって剥がれ、炎症後色素沈着は3カ月から6カ月程度で落ち着きます。

痂皮形成

スポット照射をおこなった場合は薄いかさぶたが形成される場合がありますが、5日から10日ほどで剥がれ落ちます。無理にはがすと炎症後色素沈着になる可能性があるため、自然に剥がれ落ちるのを待ちます。Qスイッチレーザーのようにこげ茶のカサブタの様な色にまで濃くはならず、テープ保護は不要といわれています。

点状出血

フラクショナル照射をおこなった場合、2日~5日程度の点状出血があらわれる場合がありますが、メイクで目立たなくさせることができます。

痛み

スポット照射をおこなった場合、痛みの感じかたには個人差がありますが、ゴムではじかれるような痛みがあるとされます。 麻酔クリームや局所麻酔などを用意する医療機関もありますので、痛みが心配な場合は医療機関にご相談ください。

色素脱失

高い出力で高頻度の照射をおこなうことで、色素脱失となる可能性があります。この場合はフラクショナル照射によって改善が見込める場合があります。

エンライトンSRの施術後の注意点

施術当日からシャワーは可能ですが、腫れや赤みを促進する可能性があるため、長時間の入浴やサウナ、激しい運動は控えるようにします。 施術後は皮膚が敏感になっているため、保湿と紫外線対策をしっかりおこなうことが推奨されます。

また、 タトゥー除去をおこなった場合は、1週間程度軟膏の塗布とカーゼでの保護が必要です。

エンライトンSRを受けられない方

  • 皮膚癌、前癌状態の方
  • 日焼けしている場合や施術後に日焼けする可能性が高い方
  • ステロイドを使用されている方
  • 妊娠中や妊娠の可能性のある方、授乳中の方
  • 光線過敏症の方、光感受性を高める薬を内服・外用している方
  • ケロイド体質の方
  • てんかん発作の既往がある方
  • 施術部位に炎症や傷のある方

エンライトンSRの施術の流れ

(1)診察・カウンセリング

ドクターによる診察をおこない、治療内容を決定します。肌の悩みや希望を伝え、不安や心配ごとがある場合はこのときにドクターに質問し、解消してください。

(2)洗顔・麻酔

メイクを落とし、洗顔して肌を清潔な状態にします。

(3)写真撮影・着替え

医療機関によっては施術前の肌の状態を確認するために、写真撮影をおこないます。また、体への施術の場合は施術の専用着に着替えます。

(4)施術

レーザー照射から眼を保護するために、シールドを装着してから照射していきます。施術時間は施術の内容にもよりますが10分~20分程度です。

(5)終了

施術部位をクーリングして終了です。

満足のいく施術を受けるためのドクターの選び方

例えばシミを改善したい場合、シミといってもさまざまな種類があります。加齢とともに現れやすく紫外線によってできる老人性色素斑(日光性色素斑)、女性ホルモンに関係していると考えられている肝斑、シミというよりアザの一種と考えられているADM(後天性真皮メラノサイトーシス)などです。

いわゆる普通のシミ(老人性色素斑)だと思っていたものが実はアザだったり、肝斑だったりと見分けがむずかしく、混在しているケースも少なくありません。それぞれの症状に応じた正しい治療をしなければ、結果に満足できなくなってしまいます。

まずはシミ治療や肌質改善に関して知識や経験が豊富なドクターの診察を受け、適切な治療方法を選択することが最も重要です。

エンライトンSRによる施術は、皮膚表面からターゲットまでの距離や照射方法によって効果に違いがあらわれる繊細なものです。治療対象に対して適切な波長とスポットサイズ、照射エネルギーレベル(フルエンス)を最適に組み合わせる、ドクターの技術が必要になります。

そのため、レーザー治療、エンライトンSRをはじめとするピコレーザーの治療実績が豊富で、マシンの特徴を熟知しているドクターが在籍する医療機関を選ぶことが大切です。

菅原先生に聞いたエンライトンSR Q&A

記事を監修していただいた菅原順先生に、エンライトンSRについて教えていただきました。

KIREI
エンライトンSRは他のピコレーザーマシンと比べてどう違うのですか?メリット・デメリットがあれば教えてください。
菅原順医師
エンライトンSRはピコレーザーの中でも、照射時間が長いために薄いシミだけでなく、強く照射することで厚いシミまで破壊することができます。またピコトーニングでは高出力を活かすことで薄いシミだけでなく、肌のハリを取り戻すことがしやすいピコレーザーです。ただ薄いシミに対し強く照射しすぎることで色素沈着が起こりやすい可能性があります。
KIREI
施術の痛みはどの程度でしょうか?麻酔は使用しますか?
菅原順医師
施術中はゴムで弾かれたような痛みがあります。痛みが苦手な方は事前にクリームによる表面麻酔を30分ほど塗ると痛みを緩和することができます。
KIREI
シミは1回で薄くなりますか?施術の回数や頻度の目安はありますか?
菅原順医師
シミには種類がありますが、日光黒子や雀卵斑は1回でも薄くなる可能性が高いです。病変により異なりますが、通常は1回~2回くらいの治療をおこないます。治療間隔は1カ月以上開けて肌の状態を見て判断します。
KIREI
施術者によって効果の差はあるものでしょうか?あるとすればそれはなぜでしょうか?
菅原順医師
ピコレーザーは施術者による差が非常に大きいです。これまでのQスイッチレーザーより繊細な照射が求められ、経験による差が大きくでやすいです。
KIREI
エンライトンSRなどのピコレーザーによる治療を受けたいのですが、どのドクター(医療機関)を選んだらいいのか悩んでいます。ドクター(医療機関)の選び方を教えてください。
菅原順医師
まずは幾つかのクリニックのHPを見て、自分に合いそうなクリニックやドクターを見つけてください。その中から幾つかクリニックのカウンセリングを受け、自分に合うクリニックを見つけることをお勧めします。
KIREI
菅原先生、ありがとうございました!

監修医師の紹介

手術とレーザー両分野に精通し、肝斑のレーザー治療に関する研究で医学博士を取得している菅原順医師。理事を務めるカスタマイズ治療研究会や日本で初めてのキュテラ社認定ドクター向けレーザートレーニング施設における「enLIGHTenトレーニングプログラム」等を通して、シミ治療で起きる色素沈着のリスクをコントロールしたオリジナルの照射方法「マルチパステクニック™」の啓発などを精力的におこなっている。

菅原 順 医師のいる医療機関

JUN CLINICお問合わせ:026-225-9191
JUN CLINIC白金お問合わせ:03-6456-4997

【ドクター限定】菅原先生に聞いたエンライトンSR Q&A

エンライトンSRについて、菅原順先生にうかがいました。

  • 菅原先生が提唱するマルチパステクニックとは?
  • PIHのリスクを抑えることに重点を置いたシミ治療のメソッド
  • マルチパステクニックによるシミ治療の指標
  • ピコスポット照射の直後にピコトーニングを重ねる?
  • マルチパスの後にトーニングをおこなう間隔は? など

この先はドクターしか読むことはできません

KIREI
先生がおこなっていらっしゃるマルチパステクニックを用いたシミ治療とは、どのような方法なのでしょうか?
菅原順医師
PIHのリスクを抑えることに重点を置いたシミ治療で、強すぎないフルエンスで、皮膚の色調変化があるまで複数回パス打つ方法です。慣れればシミ治療が簡単になりとても良い方法だと考えています。
菅原順医師
ピコレーザーで薄いシミは取りやすくなりましたが、取れないシミもたくさんあるし、フルエンスを強くするとPIHが出る。そこで考案したのがピコレーザーの破壊範囲を活かしたオリジナルの照射方法、マルチパステクニックです。
菅原順医師
Sub-nano秒レベルのピコ秒レーザーでの色素斑治療ではQスイッチレーザーに比較して、照射に伴う破壊範囲が小さくなりました。それに伴い病変周囲への影響が小さくなり色素沈着は起こりづらくなりました。一方で、破壊範囲が小さくなることで取り残しの問題も起こりやすくなるので、照射に伴うテクニックが必要となります。
菅原順医師
取り残しのリスクを低減するには照射フルエンスをあげることが一般的ですが、532nmでは吸光度も高いために単に出力をあげるだけでは色素沈着が起こりやすくなります。
菅原順医師
当院で多用しているマルチパステクニックは、一回の照射のダメージを減らし複数回の照射(マルチパス)で病変全体を破壊していくため、色素沈着のリスクが低く、取り残しのリスクも軽減できる有用な照射方法と考えています。
菅原順医師
以前はほとんどの病例で、照射径4mmを用いて治療をおこなっていましたが、病変が大きい症例では照射径を5mm~6mmと大きくすることでより深部まで綺麗に病変を除去できるだけでなく、効率よくできるようになりました。エンドポイントはIWP(直後の白色変化)が起こらない程度で若干の慣れが必要ですが、一度慣れてしまうと色素沈着が起こりにくい色素斑の治療をおこなうことができます。
菅原順医師
ただし、症例によってはIWPを指標としたスポット照射でしっかりシミを取りきることに重点を置いた治療もおこなっています。
KIREI
マルチパステクニックによるシミ治療の指標である蒸散音は、「パチッパチッ」という音が「トン、トン」になったら終了と意味でしょうか?
菅原順医師
蒸散音も指標の一つですが、患者さんの肌の状態や環境などの理由で聞こえないこともあります。蒸散音を一番目の指標にすると、結果、過度な照射になることがあるため避けたほうが良いです。 一番目の指標は、皮膚反応です。スキンタイプ、照射部位、シミの色調などによって最適な皮膚反応が変わります。
KIREI
ピコスポット照射のシミ取りの直後に毎回ピコトーニングを重ねる必要はあるのでしょうか?
菅原順医師
シミ取り直後は、照射部分がダメージを受けているために、追加でトーニングをすることでさらにダメージを加え、PIH(炎症後色素沈着)のリスクが高くなる可能性があると思っているため、ピコのスポット照射によるシミ取りの直後にピコトーニングはおこなっていません。
KIREI
マルチパスの後にトーニングをおこなう際には、どれくらい間隔を開けておこなっていますか?1カ月後にはおこなっているとのことですが、例えば炎症が残存しているようなPIHが出ていたとしてもおこないますか?
菅原順医師
通常1カ月以降が多いです。炎症が残存する場合でも出力があまり強くなければ問題ないかと思います。1カ月後に炎症が残存しているケースはPIHが起きる可能性が高いので、トーニングしながら経過を見てPIHが出るようであれば対処するのはいいかと思います。
KIREI
顔面ですでに軽度隆起性のSK(脂漏性角化症)の場合もピコのみでいくことはありますか?CO2と併用しますか?
菅原順医師
軽度のものであれば、IWPを起こしながらのマルチパステクニックによる治療も有効です。ただ隆起が強いものは削ってしまった方がいいかと思います。マルチパスでいけるかなというものを照射してみて、反応見て厳しいなと思えばそのまま削ることもあります。
KIREI
普段VISIAをおこなって紫外線シミの点数が悪い患者様には、PIHが強く出ることが多い印象があるため、いきなりピコスポットをおこなわずにトーニングから始めてもらうようにしています。VISIAの評価が悪くても、先生は最初からマルチパスでピコスポットで打つことはありますか?
菅原順医師
VISIA画像は私も使っていますが、ほとんどの症例で初回から照射しています。IWPを指標としたマルチパスなので、あまり問題になることがないです。その後にトーニングをしていくことが多いです。

【ドクター限定】エンライトンSR製品カタログ・症例写真

メーカー提供の製品カタログと症例写真です。
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エンライトンSR製品カタログ

エンライトンSRカタログ

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エンライトンSR症例写真

エンライトンSR症例写真

エンライトンSR症例写真

エンライトンSR症例写真

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エンライトンSR症例写真タトゥー

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