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ポテンツァは肝斑、赤ら顔、ニキビ、毛穴、あらゆる悩みに1台でアプローチ

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肌のハリポテンツァは、極細の針で皮膚に小さな穴を開けた後に針先から高周波(RF)エネルギーを流す、マイクロニードルRFと呼ばれるマシンのひとつ です。肝斑や赤ら顔(酒さ)、ニキビ、ニキビ跡、汗管腫、毛穴の開き、シワ、妊娠線といった症状の改善を見込むことができます。

ポテンツァは、ニードル(針)の長さ・本数や照射する高周波(RF)の出力といった細かい設定が可能なため、一人ひとりの肌の状態や悩みに合わせた効果的な症状の改善が期待できます。

ポテンツァと比較されることの多いダーマペンやシルファームXなどとの違いを理解し、ポテンツァの特徴や注意点を知ることは、自身の悩みを改善し満足度の高い施術を選択するのに役立ちます。

ポテンツァの3つの働き

ポテンツァ(POTENZA)は、外径0.25mm(約32ゲージ)という非常に細い針を皮膚に刺し、開けた穴から針を通して高周波(RF:Radio Frequency)と呼ばれる熱エネルギーを照射します。

ポテンツァには「皮膚の再生(自然治癒)」、「皮膚の引き締め」、「ドラッグデリバリーシステム」の3つの働きがあります。

皮膚の構造

皮膚は外側から表皮層と真皮層の二層にわかれており、その下に皮下組織(主に脂肪の層)があります。ポテンツァは皮膚表面の表皮にやけどなどのダメージを与えずに、皮下組織まで高周波(RF)の熱エネルギーを届けることが可能です。

ニードル(針)による皮膚の再生

ニードル(針)によって微細な穴が開いた皮膚は、元の状態に戻ろうとする自然治癒力の働きで皮膚の最下層である真皮層にある線維芽細胞(せんいがさいぼう)を活性化します。

線維芽細胞はハリや弾力を保つ成分であるコラーゲンやエラスチンを生成する細胞です。線維芽細胞が活性化すると、コラーゲンやエラスチンの生成が促進され皮膚は本来の健康的な状態に近づこうとします

針を刺す刺激により「皮膚の再生」を促すことで、ニキビ、ニキビ跡や小ジワ、妊娠線の改善が期待できます。高周波の照射による熱刺激にも、同様に皮膚の再生を促す働きがあります。

高周波(RF)による皮膚の引き締め

高周波が、真皮層に熱刺激を与えると、真皮層内のコラーゲン線維が即座に収縮し、引き締め効果があらわれます。

料理をする際に肉を加熱すると縮まるように、タンパク質であるコラーゲンに熱を与えることで縮まる「熱凝固」が起こるからです。

高周波による熱凝固で「皮膚の引き締め」が起こることで毛穴の開き・たるみの改善、小顔効果などが見込めます。

ドラッグデリバリーシステムによる薬剤浸透率の向上

ドラッグデリバリーシステム ドラッグデリバリーシステム(DDS)とは、薬剤の効果を最大限に引き出し副作用を最小限に抑える薬剤導入技術のことです。

皮膚の表皮にはバリア機能があり、体外からの細菌の侵入や乾燥を防ぎます。一方で、化粧水や美容液、薬剤といった有効成分もバリア機能にはばまれて皮膚の表面にとどまり皮膚の奥まで到達することができません。

しかし、ポテンツァは微細な穴を皮膚に開けることで、塗っただけでは浸透しない皮膚の奥まで薬剤が届きます。くわえて、ポテンツァ独自のチップ(使い捨て針)である「ポンピングチップ」を使用したドラッグデリバリーシステムで、皮膚に薬剤を均一かつ正確に浸透させることが可能とされています。

最初に、薬剤を塗布した皮膚をポンピングチップで吸引しながら正確に針を挿入します。次に、針で開けた微細な穴に高周波を照射して止血します。そうすることで、薬剤が血液で流れるのを防ぎます。最後に、針を抜く際に空気が押し出されるため、皮膚に薬剤が均一に押し込まれます。

ポテンツァ専用の薬剤マックーム

ポテンツァにはマックーム(McCoom)という専用に開発された薬剤があり、ポンピングチップを使用して施術をおこないます

マックームはPLLA(Poly-L-Lactic-Acid)製剤の一種です。PLLAは医療手術の縫合糸にも使われる安全性の高い成分で、線維芽細胞を刺激してコラーゲンの生成を促すといわれており、皮膚に注入することでニキビ跡や小ジワ、妊娠線の改善が期待できます。

PLLAは、体内に入ると数カ月から約2年かけて水分と二酸化炭素に分解・吸収されますが、 粒子の大きさによっては完全に分解・吸収されず肉芽腫(異物に対する炎症反応)が発生するリスクがあるといわれています。

しかし、マックームは市場のPLLA製剤よりも細かい粒子で作られているため、肉芽腫のリスクを低減しながら高い効果が期待できます。

ポテンツァは多数のチップと高周波(RF)出力モードの組み合わせが可能

安全システムポテンツァは、韓国のJeisys社が製造しているマイクロニードルRFマシンです。 ポテンツァには、肌の状態や治療部位に合わせて高周波エネルギーを均一に照射する安心機能が2つあります。

1つめがReal-time Impedance monitoringtechnologyという機能で、照射される高周波が強すぎないか、体内抵抗値をタッチパネルでリアルタイムに観測し照射エネルギーを自動で調整します。特許出願中のポテンツァならではの機能です。

2つめがDual generator & innovative needle arrayという機能で、高周波の照射部位に均一に熱エネルギーを分散させ、ホットスポット(局地的な加熱)を防ぐとされています。 ポテンツァはチップによって針の本数が違いますが、複数の針がついたチップにのみ付属する機能です。

ポテンツァは2つの安心機能に加え、14種類のチップと4種類ある高周波の出力モードの組み合わせで、一人ひとりの肌の状態や悩みに合わせた最適な施術を選択することができます。

施術の幅が広がる14種類のチップ

チップの種類ポテンツァは針の長さ・本数・絶縁コーティング(表皮に熱ダメージが伝わらないようにするためのコーティング)が異なる13種類のチップが使用できます。 針がない高周波の照射に特化したダイヤモンドチップを合わせると、合計14種類のチップを差し替えて施術をおこなうことができます。

絶縁コーティング2種類の違い

絶縁コーティング2種類ポテンツァは、表皮に熱ダメージを与えにくくするため針に絶縁コーティングを施しています。絶縁コーティング方法にはI-TipとS-Tipの2タイプがあります。

I-Tipは針の先端から高周波を照射するため、過剰に高周波を出力してしまうエネルギーのオーバーラップを防ぎ、PIH(強い炎症のあとに起こる炎症後色素沈着)による副作用のリスクを軽減するといわれています。

S-Tipは、表皮以外の皮膚全層へ均一に高周波の熱エネルギーを与えます。エネルギー照射が穏やかなため、痛みが比較的少なくダウンタイムも短いといわれています。

使用できる4種類の高周波(RF)出力モード

高周波出力モードポテンツァには、バイポーラとモノポーラという2種類の電極と1MHzと2MHzの2種類の周波数の組み合わせによる4種類の出力モードがあります。

バイポーラは双極式とも呼ばれ、真皮上層部に浅く均一に熱を与えます。モノポーラは単極式とも呼ばれ、真皮深層部から皮下組織へ深く広く熱を与えます。真皮層に働きかけることでどちらも熱凝固による皮膚の引き締めが見込めますが、真皮層より深い皮下組織に熱エネルギーが届くため、モノポーラの方がより強い引き締め効果が期待できるといわれています。

高周波は周波数が大きいほど熱エネルギーがとどまりやすくなるため、2MHzの方が1MHzより表面で熱エネルギーをとどめやすくなります。

ポテンツァは様々な症状改善が見込める

ポテンツァはこんな人に向いている

  • 肝斑を改善したい
  • 赤ら顔、酒さを改善したい
  • ニキビを治したい
  • ニキビ跡を改善したい
  • 汗管腫を改善したい
  • 毛穴を目立たなくしたい
  • 小ジワを目立たなくしたい
  • 肌質をよくしたい
  • 妊娠線を薄くしたい

ポテンツァの施術が可能な部位

ポテンツァは、顔や首を中心に背中などボディへの施術も可能 といわれています。鼻のみ、頬のみ、額のみといった施術もできますが、医療機関により異なるので確認が必要です。

目元やまぶたにも施術が可能で、汗管腫(上下まぶた・額・首などにできやすい数ミリほどのイボ状のできもの)の改善も期待できます。

再発を抑えながら肝斑治療

肝斑と老人性色素斑の治療の違い

肝斑はシミの一種で、多くが30代から40代に発症するといわれています。

いわゆるシミとして知られる老人性色素斑が肌とシミの色の境目がはっきりしているのに対して、肝斑は肌とシミの境目があいまいでぼんやりしたくすみのように見えます。 肝斑が発症する原因は明確にはわかっていませんが、ホルモンバランスの乱れや紫外線、肌の摩擦も発症の原因になりえます。

肝斑のしくみ老人性色素斑は、疾患部の表皮にあるメラニンを含むケラチノサイトが増殖しています。老人性色素斑はおもにピコレーザーやQスイッチレーザーなどで、メラニンを蓄え増殖したケラチノサイトを直接粉砕することが治療の主体です。

一方、肝斑はケラチノサイトが増殖しているわけではなく、メラノサイトが過活動(メラニンを過剰に生成している状態)であるため、レーザーなどで刺激を与えるとかえってメラニンが増えて悪化することがあります。肝斑治療はいかにメラノサイトの過活動を抑えるかが大切だといわれています。

ポテンツァはメラノサイトを極力刺激しない肝斑治療

これまでの肝斑治療では、内服薬を使用しつつ経過を見守る保存治療や、弱い出力で少しずつメラニン色素を排出するレーザートーニングがおこなわれてきました。しかし、レーザートーニングでもメラノサイトへの刺激が強すぎて肝斑が悪化するケースや白斑(皮膚の一部が白く抜ける症状)などの副作用がおこる懸念がありました。

ポテンツァには肝斑治療に適したチップがあり、メラノサイトへの刺激をなるべく抑えながらメラニン生成の抑制が見込めるため、肝斑の悪化や白斑などの副作用がおこりにくいといわれています。

肝斑の改善には、ポテンツァなどのマシンによる施術や保存治療にくわえて日常のケアが重要です。適切な紫外線ケアや普段のスキンケア指導が、新たな肝斑を作らない予防に繋がるといわれています。

赤ら顔(酒さ)を血管新生の抑制で改善

細胞に栄養を届ける役割をする毛細血管は、温度の変動や摩擦、ホルモンの影響など少しの刺激でも拡張します

毛細血管が広がったり血流が悪くなったりすることで血管が異常に拡張する「毛細血管拡張症」や血管が余分に増える「血管新生」がおこると、皮膚が薄い顔において、毛細血管が透けて顔が赤く見える「赤ら顔」がおこることがあります。

酒さは赤ら顔の症状にかゆみ、ほてり感、皮膚の知覚過敏などの症状がくわわったものです。

血管新生は、VEGF(血管内皮細胞増殖因子)が血管の内側にある血管内皮細胞に影響を及ぼすことで、細胞の分裂や細胞が別の位置へと移動する「遊走」などが促され、元からある血管から新たな血管が形成されることをいいます。

ポテンツァは、これまでのレーザー治療のように皮膚表面の余分な血管を焼くことにくわえて、血管新生を抑制することで赤ら顔、酒さの改善が期待できます。

ニキビ・汗管腫・すり鉢毛穴・いちご鼻を皮脂腺破壊で改善

ニキビは、肌が一定の周期で生まれ変わる新陳代謝である「ターンオーバー」の乱れや皮脂の過剰な分泌で毛穴が詰まり、ニキビの原因菌であるアクネ菌の増殖で炎症を起こし生じるといわれています。

ニキビは繰り返し起こることが多いため、今あるニキビの治療と合わせてニキビの再発を防ぎニキビ跡を作らないことが大切です。

単針でニキビ(アクネ)の皮脂腺を焼く

ポテンツァは、ニキビ治療に適した単針のニードルを用いて、ニキビに直接高周波を照射し皮脂腺を焼くことが可能です。

皮脂を過剰に分泌する皮脂腺を単針でねらって焼くことにより、同じ箇所に頻繁に発生しがちなニキビの根本治療が期待できます。

ニキビは症状の重度により大きく四段階にわけられます。毛穴に皮脂が詰まった初期段階のニキビ(白ニキビ)から、かなり症状が進行し炎症が真皮層にまで達したニキビ(黄色ニキビ)まで、ポテンツァはどの段階のニキビにも効果が見込めます。

すり鉢毛穴・いちご鼻の過剰な皮脂分泌を改善

すり鉢毛穴(本来の毛穴よりも開口部が大きくなりすり鉢状にへこんだ状態)やいちご鼻(皮脂や古い角質などが酸化し角栓が黒ずんで見える状態)の主な原因も過剰な皮脂分泌だといわれています。ポテンツァはすり鉢毛穴やいちご鼻の黒ずみ改善にも繋がります。

汗管腫の増殖したエリクソン汗腺を焼失

汗管腫(かんかんしゅ)は、汗を分泌する管であるエリクソン汗腺が増殖することでできる小さなできものです。

これまでは、炭酸ガスレーザーで汗管腫を削る治療が一般的でしたが、傷跡が残る心配がありました。ポテンツァは増殖しすぎたエリクソン汗腺を高周波で焼くことで汗管腫の改善が見込めます。

ニキビ跡・妊娠線を皮膚再生と熱収縮で改善

ポテンツァは、針の刺激と高周波の熱エネルギーによる皮膚再生と熱収縮でニキビ跡や妊娠線を改善に導きます。

ポテンツァにはドラッグデリバリーシステムが搭載されており、マックームを代表とするコラーゲンやエラスチンの生成を促す薬剤を併用することで、皮膚再生力がより促され高い改善効果が期待できます。

ニキビ跡は凸凹も赤みも改善が見込める

ニキビ跡は、ニキビが原因で肌に起こった炎症のダメージが残ったもので、大きくわけて3種類あるといわれています。陥没して凹む萎縮性瘢痕、皮膚が盛り上がる肥厚性瘢痕・ケロイド、赤みが皮膚表面に見られる炎症後色素沈着・炎症後紅斑です。

針を刺し高周波を照射することによって線維芽細胞が活性化し、コラーゲンの増生が促されるため、陥没した皮膚の深さを浅くする効果が期待できます。

高周波の熱エネルギーには、緩んだり盛り上がったりしている瘢痕(傷跡)周辺の皮膚を引き締め平らにする効果が見込めます。針の刺激で引き起こされる皮膚再生によって肌は本来の健やかな状態に近づこうとするため、赤みの改善も期待できます。

妊娠線を皮膚再生の活発化で改善

妊娠線は急な体重の変化によって生じる肉割れ線の一種です。妊娠線は皮膚が断裂し伸びてしまっているので、できると自然に消えることはむずかしいといわれていますが、ポテンツァで皮膚再生を活発にすることで妊娠線の改善が見込めます。

小ジワ・ほうれい線・たるみ毛穴を2つの電極の同時使用で引き締め

ポテンツァの多数あるチップの中で、ダイヤモンドチップは唯一バイポーラとモノポーラ2つの電極がワンショットで使用できます

ダイヤモンドチップはニードル針のない高周波の照射に特化したチップで、熱エネルギーを皮下組織まで届けることができるため、さらに強い引き締め効果が期待できます。

たるみの引き締めにはダイヤモンドチップを使用

ポテンツァは、高周波による熱エネルギーで皮膚を引き締めるとともに、真皮層の線維芽細胞を刺激することでコラーゲンやエラスチンといった肌の弾力成分が増加しハリが生まれるので、たるみの改善が見込めます。

ダイヤモンドチップを使用すると、真皮層へ熱エネルギーが届くので肌にハリがでて、たるみ毛穴や小ジワ、首のシワが目立ちにくくなることが期待できます。

くわえて皮下組織にも熱エネルギーが届くため、頬の肉が持ち上げられず肌がたるんで生まれるほうれい線の改善も見込めます。

速効性と持続性があるポテンツァの効果

ポテンツァは「皮膚の再生」・「皮膚の引き締め」・「ドラッグデリバリーシステム」の3つの働きを持っていて、高周波の熱凝固による皮膚の引き締め効果には速効性があります。熱凝固により即座に引き締まるので、肌のたるみや毛穴などの引き締め効果は1回の施術でも効果が実感しやすいといわれています。

一方で、針・高周波による皮膚の再生や薬剤による効果は、真皮層の線維芽細胞に働きかけコラーゲン・エラスチンが増加するなど、段階を踏むため期間を経てじわじわと現れます。 期間を経てじわじわと現れますが、肌の新陳代謝が促進されるため1~3カ月はコラーゲン・エラスチンが作られやすくなります

施術回数・施術間隔は治療内容によって異なり、1週間に1回~1カ月間に1回の間隔でおこないます。肌の状態によっても推奨される施術回数・施術間隔は異なりますので、医療機関で受ける診察・カウンセリングにてドクターにご相談ください。

ポテンツァのダウンタイムと注意点

ポテンツァは痛みが少なくダウンタイムも短い

ポテンツァは、一般的に痛みが少ないといわれる施術です。針を使用しないダイヤモンドチップなど、施術内容によっては麻酔なしで施術が可能なほどです。

施術後赤みが出ることがありますが、数時間でおさまるといわれています。まれに内出血が生じることがありますが7日~10日ほどで消失することがほとんどです。

細かいかさぶたや皮むけで肌がざらつくことがあるかもしれませんが、1週間~10日ほどで自然にはがれるため、 こすったり無理にはがしたりしないことが大切です。

針跡が3日~1週間程度残る人もいますが、メイクで隠れる程度のものです。施術後は炎症や腫れによって毛穴がふさがり、一時的にニキビができることがあります。

副作用やリスクが起こりにくい施術ですが、炎症後色素沈着がごくまれに起こることがあります。その際は長期化を回避するために、施術後は可能な限り 紫外線対策を徹底して、刺激を与えないようにする必要があります。

ポテンツァを受ける前後の注意点

注入部位に高周波を照射すると効果が半減することがあるため、ヒアルロン酸を注入している方は、施術前のカウンセリング時にドクターに相談が必要です。

施術日当日のシャワー、洗顔は可能ですが こすらないよう注意が必要です。 激しい運動やサウナ、飲酒は控えてください。

施術後の肌はとても敏感になっているので、レチノールやハイドロキノンなどの 刺激の強い成分が入った化粧水の使用は控えた方がよいといわれています。施術前後の1週間程度は、 スクラブ入りの洗顔フォームや、ピーリング製品などの使用は避けてください。

入浴やメイクは翌日から可能ですが、肝斑治療のみ施術後すぐのメイクが可能です。ニキビ跡の場合は数日メイクを控えた方がよいとする医療機関もありますので、詳しくは施術前のカウンセリング時に確認してください。

ポテンツァを受けるのがむずかしい方

  • 妊娠中・授乳中の方
  • 埋め込み型医療機器を使用中の方
  • 皮膚疾患のある方
  • 出血性疾患のある方
  • 金属アレルギーの方
  • ケロイド体質の方
  • 金の糸やプレートが入っている方
  • インプラントが入っている方
  • ヘルペスの方

ポテンツァは未承認機器

ポテンツァは厚生労働省未承認機器です。施術前に、リスクや副作用をしっかり確認してください。

ポテンツァは厚生労働省未承認機器です。
医療機器の入手経路:入手経路は各医療機関のドクターによるメーカーからの個人輸入です。
個人輸入において注意すべき医薬品等について(厚生労働省のページ)
日本国内での承認の有無:ポテンツァと同一の性能・作用があり、日本国内で承認を受けている医療機器はありません。
諸外国における安全性等に関する情報:ポテンツァは、以下の認証を取得しています。
FDA承認:K201685(2021.01)
CE承認:215677-2017-CE-KOR-NA-PS Rev. 6.0(2020.05)
MFDS承認:제허19-78호(2019.01)
ANVISA承認:80117580891(2020.06)
当該承認におけるリスク・副作用:ニードル治療中の軽度の痛み、一過性の紅斑、チクチクした痛み、治療後に熱感と出血、紅斑、腫れが生じることがあります。

ポテンツァの施術金額の相場

ポテンツァは、未承認機器による施術です。保険適用外の自由診療のため、各医療機関によって料金が異なります。

施術内容・目的によっても金額は異なりますが、例えばシワ・美肌治療が目的の場合は全顔で44,000円から180,000円ほどです。

医療機関によっては麻酔代が別途かかる場合があります。また、組み合わせて受けられる別の施術とのセット料金となっている場合や、1回あたりの料金が安価になる複数回のセット料金、初回限定で安価な料金が設定されている場合などもあるため、詳細は各医療機関に確認してください。

ポテンツァの施術の流れ

ポテンツァは、麻酔と施術後のクールダウンも含めて20分~1時間程度かかります

(1)カウンセリング・診察

施術に対する質問や不安点はここで解消するようにします。

(2)クレンジング・洗顔

クレンジングでメイクを落とし、洗顔で肌を清潔な状態にします。

(3)施術

症状に合わせたチップや薬剤を使用し、麻酔を塗布して施術を進めていきます。施術内容によっては、麻酔の塗布や薬剤の使用がない場合もあります。 ダイヤモンドチップでは麻酔を使用しません。

(4)クーリング

施術後、患部を冷やし沈静化させるクーリングをおこないます。医療機関や肌の状態ごとに異なり、施術内容によってはクーリングをおこなわないこともあります。

主な症状別に見るポテンツァと他の施術の違い

ポテンツァは、あらゆる症状の改善に効果が見込める施術です。

ポテンツァと比較されることの多い施術について、各施術で改善が期待できる主な症状ごとに記載しています。 施術金額の相場は使用する薬剤などによっても異なりますので、詳細は各医療機関に確認してください。

肝斑治療から見るポテンツァとシルファームX

  ポテンツァ シルファームX
施術方法 マイクロニードルRF
極細の針先から高周波を照射する
マイクロニードルRF
極細の針先から高周波を照射する
痛み 麻酔を使用し、痛みはほぼなし 麻酔を使用し、痛みは少ない
ダウンタイム 0日~2日 1日~2日
施術金額の相場 3万~6万 2.5万~6.5万
推奨施術回数 5回~10回 5回~10回

ポテンツァとシルファームXはマイクロニードルRF機器という点は同じです。

ポテンツァは14種類あるチップの中から針の長さ・数が肝斑治療に最も適したチップを選らんで施術が可能です。

シルファームXは、真皮から表皮へ栄養を受け渡す基底膜を正常化し肝斑の原因となっている過活動のメラノサイトを修復することで肝斑を改善に導くとされています。

基底膜を修復することで乱れたターンオーバーも整うため、肝斑の改善のほか、その他の肌の悩み(シミ、くすみ、ごわつき、肌荒れなど)の改善も目指すことができます。

ニキビ治療から見るポテンツァとアグネス

  ポテンツァ アグネス
施術方法 マイクロニードルRF
針先から高周波を照射する
マイクロニードルRF
針先から高周波を照射する
痛み 麻酔を使用し、痛みはほぼなし 麻酔を使用し、痛みを軽減
ダウンタイム 0日~2日 2日~3日
施術金額の相場 6万円前後 6万~10万
推奨施術回数 3回~5回 3回~5回

アグネスは、皮脂腺を高周波によって焼失させ、炎症性のニキビをはじめあらゆるニキビの治療に効果が見込めます。

背中、デコルテ、お尻といった部位のニキビに施術することも可能とされています。ニキビのほか、目元の小ジワやたるみ、汗管腫の改善も期待できます。

ニキビ跡治療から見るポテンツァと4つの施術

ニキビ跡治療から見るポテンツァとダーマペン

  ポテンツァ ダーマペン
施術方法 マイクロニードルRF
針先から高周波を照射する
マイクロニードル
極細の針で皮膚を傷つける
痛み 麻酔を使用し、痛みはほぼなし 麻酔を使用し、痛みを軽減
ダウンタイム 0日~2日 3日~5日
施術金額の相場 7万~20万 2万~5万
推奨施術回数 3回~10回 5回~8回
ダーマペン4(ダーマペンの最新版)は深いニキビ跡に重点的におこなえる

ポテンツァとダーマペンは、ニードル(針)による皮膚再生を利用し、薬剤を併用したドラッグデリバリーで相乗効果が見込める施術という点は同じです。

ポテンツァは皮膚に薬剤を均一かつ正確に浸透させることが可能な「ポンピングチップ」を使用することでドラッグデリバリーがより高まります。

ダーマペンの最新版であるダーマペン4には、クレーター状のニキビ跡や傷跡の治療を重点的におこなうことが可能な「スカートリートメントモード(STモード)」が搭載されています。ダーマペンは、ニキビ跡のほか、毛穴の開き・小ジワの改善、傷跡や妊娠線の改善も期待できます。

 
  イントラセル ピコフラクショナルレーザー サブシジョン
施術方法 マイクロニードルRF
針先から高周波を照射する
フラクショナルレーザー
密度の高いレーザー光線を照射する
針で皮膚に穴を開け、クレーターの下に広がる線維を切断する
痛み 麻酔を使用し、痛みを軽減 輪ゴムで弾かれる程度の痛み 麻酔を使用し、痛みを軽減
ダウンタイム 3日~4日 1週間程度 1日~3日
施術金額の相場 6.5万~17万 2万~4万 2cm四方で2万円程度
推奨施術回数 1回~3回 3回~6回 2、3回程度

イントラセルはポテンツァの前身機器

イントラセルは、ポテンツァと同じJeisys社が製造しており、ニキビ跡のほかに、赤ら顔や毛穴の開きにも効果が見込めます。ポテンツァはイントラセルの進化版のマシンで、痛みが抑えられ、ドラッグデリバリーシステムが追加されています。

ピコフラクショナルレーザーは毛穴の開きにも効果が見込める

ピコフラクショナルレーザーは、密度の高いレーザー光線で真皮層を刺激するためニキビ跡のほか、毛穴の開き、小ジワにも改善効果が期待できます。

サブシジョンは深いニキビ跡に特に適している

サブシジョンは、凹凸が目立つローリング型と呼ばれるニキビ跡に特に適しているといわれる施術です。 専用の特殊な針で固くなった皮膚の繊維を切り離し自然治癒力を促して正常な皮膚を再生させることで、深く凸凹したクレーター部分を改善に導きます。

赤ら顔治療から見るポテンツァと2つの機器

  ポテンツァ Vビームプリマ ジェネシスレーザー
施術方法 マイクロニードルRF
針先から高周波を照射する
パルス色素レーザー
赤血球内のヘモグロビンに反応するレーザーを照射する
ヤグレーザー
真皮層まで届くレーザーを照射する
痛み 麻酔を使用し、痛みはほぼなし 冷却ガスを使用し、痛みを軽減 ほぼなし
ダウンタイム 0日~2日 1週間程度 0日~3日
施術金額の相場 4万~7万 5.5万~8.5万 2.5万~4万
推奨施術回数 3回程度 3回~5回 5回程度

Vビームプリマはヘモグロビン反応による赤ら顔治療

Vビームプリマは、赤ら顔のほか、赤あざの改善、赤く色素沈着したニキビ跡や瘢痕を目立ちにくくする効果が見込めます。赤みの原因である血管中のヘモグロビンに反応し、余分な毛細血管を徐々に目立たなくさせるといわれています。

ジェネシスレーザーは低いレーザー温度で痛みを軽減

ジェネシスレーザーは、赤ら顔のほか、シワ・たるみ・毛穴の開きやニキビ跡の改善が期待できます。照射レーザーの温度が低く痛みを感じにくいとされています。

肌質改善治療から見るポテンツァと2つの機器

  ポテンツァ 水光注射 ルメッカ
施術方法 マイクロニードルRF
針先から高周波を照射する
ドラッグデリバリー専用のチップがある
注入機器
皮膚へ薬剤を直接注入する
手打ちとマシンがある
光治療(IPL)
複数の波長の電磁波を皮膚に照射する
痛み 麻酔を使用し、痛みはほぼなし 麻酔を使用し、痛みはほぼなし 麻酔が必要ない程度の痛み
ダウンタイム 0日~2日 3日~5日 2日~3日
施術金額の相場 6万~20万 5万~10万 3万円前後
推奨施術回数 1回以上 1回以上 2回~5回

水光注射は美容成分を皮膚に注入する

水光注射(すいこうちゅうしゃ)は、目的とする効果が見込める美容成分を皮膚に注入し、皮膚の内側から肌質改善を期待できる施術です。1回でも効果を実感する人が多いですが、初回の場合は日をあまりあけずに再度水光注射を受けたほうが効果が持続するといわれています。

ルメッカはあらゆるシミに効果が見込める

ルメッカは、肌全体に照射が可能なので顔全体のトーンアップが見込めます。 シミ治療にも大きな効果が期待でき、濃いシミだけでなく、薄いシミやなりかけのシミにも効果が見込めます。

ポテンツァと組み合わせることで効果が期待できる薬剤

ポテンツァは、PLLA製剤としてはマックームの使用を推奨していますが、その他にも様々な薬剤や施術との組み合わせで相乗効果が期待できます。

※表記について

◎:最適 〇:適している △:場合による

慢性炎症にはACRS(アクルス)

ACRS(アクルス) 適応
アトピー、ニキビ跡、小ジワ、たるみ、毛穴、ニキビ
赤ら顔、シミ、乾燥

ACRS(自己血サイトカインリッチ血清)は、アトピー、赤ら顔(酒さ)などの慢性炎症(炎症反応が常に起こっている状態)の改善が期待できる施術です。

たるみにはPRP(多血小板血漿)

PRP(多血小板血漿) 適応
ニキビ跡、小ジワ、たるみ、毛穴
乾燥

PRP(多血小板血漿)はシワやほうれい線、毛穴の開きなどの改善が見込める施術です。クレータータイプのニキビ跡など肌の凹凸を改善し滑らかにする効果も期待できます。

アトピーにはエクソソーム製剤

エクソソーム製剤 適応
アトピー
赤ら顔、ニキビ跡、ニキビ
小ジワ、たるみ、毛穴、シミ、乾燥

エクソソーム製剤はアトピー性皮膚炎、敏感肌、乾燥肌、繰り返すニキビなどさまざまな肌トラブルの改善が期待できます。 赤ら顔、肌荒れ、ニキビなどの炎症や炎症後に跡が残ってしまった炎症性色素沈着によるシミ・くすみ・色ムラなども改善に導きます。

ニキビ跡にはBENEV(ベネブ)

BENEV(ベネブ) 適応
ニキビ跡
小ジワ、たるみ、毛穴、ニキビ、乾燥<

多汗症にはボツリヌストキシン(ボトックス)

ボツリヌストキシン(ボトックス) 適応
多汗症
小ジワ
たるみ

ボツリヌストキシン(ボトックス)は、筋肉を緩ませることで表情ジワを改善する施術としてよく使用されますが、多汗症の改善にも効果が見込めます。

顔にボトックスを注入することで汗の分泌を抑え、過剰な皮脂の分泌が原因でメイクのノリが悪かったり崩れやすかったりといった症状を防ぐことができます。

小ジワにはスネコス(suneKOS)

スネコス(suneKOS) 適応
小ジワ、毛穴
たるみ、乾燥

スネコス(suneKOS)は、肌のうるおいを保つ役割のヒアルロン酸と6種のアミノ酸から成るアミノ酸製剤です。 コラーゲン・エラスチンの生成を促すことで、肌の弾力・ハリを回復し、小ジワを目立たなくする、化粧ノリをよくするなど健康的な肌に導きます。

毛穴の開きにはリジュラン

リジュラン 適応
ニキビ跡、小ジワ、毛穴
赤ら顔、たるみ、ニキビ
乾燥

リジュランは、サーモンDNA由来の成分を使用した製剤で、コラーゲンやエラスチンの生成を促します。肌のキメ・くすみの改善が期待でき、毛穴の開きやシワを目立ちにくくするといわれる製剤です。

ポテンツァと組み合わせることで効果が期待できるマシン

ポテンツァとハイフ(HIFU)でたるみ治療の効果が高まる

ポテンツァは、バイポーラとモノポーラの2つの電極を同時に使用するダイヤモンドチップを使用し、高周波を脂肪層まで届かせることでたるみの引き締め(タイトニング)効果が見込めます。

対してハイフ(HIFU)は、脂肪層の下にある筋膜(SMAS層)にまで超音波を照射することで、たるみの引き上げ(リフトアップ)効果を導きます。 メスで皮膚を切開し、ゆるんだSMAS層を引き上げるフェイスリフト手術以外でSMAS層にアプローチできる方法はハイフ以外にはありません。

同じたるみ治療でも部位や脂肪・たるみの状態によってポテンツァかハイフのどちらがより効果的な施術かは異なります。ポテンツァとハイフは同日の施術が可能なため、ハイフで引き上げをおこなった後にポテンツァで引き締めをおこなうことで照射エネルギーが深い層から浅い層まで届くようになり、タイトニングとリフトアップ、2つのたるみ治療の効果がより高まることが期待できます。

ポテンツァを受ける医療機関の選び方

ポテンツァは針の長さ・本数や照射する高周波(RF)の出力モードを組み合わせた細かい設定で一人ひとりの肌の状態や肌悩みに合わせた施術が可能とされているマシンです。

一方で、施術の選択肢の幅が広いので、自分にあった、より安全で効果の高い施術を受けるためには、施術ドクターの経験値や技術力に注目して医療機関選びをすることが大切だといえます。

ポテンツァの症例を多く持つドクターや実際の症例写真を見て、気になったいくつかの医療機関でカウンセリングを受けると安心です。悩みを真摯に聞いてくれて、おこりうるリスクや期待する効果に対して必要な施術回数・費用など、納得できる説明をしてくれるドクターを選ぶことが大切です。

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